dse add-node

DSE Multi-Instance（DSEマルチインスタンス）の場合、このコマンドにより、ホスト・マシン上ノードの追加との構成が簡略化されます。

DSE Multi-Instance（DSEマルチインスタンス）の場合、ホスト・マシン上ノードの追加との構成が簡略化されます。オプションのパラメーターが存在しない場合、デフォルト値が変更なしで維持されます。

重要: コマンドを実行するユーザーには、DSEを使用するディレクトリーに書き込むためのパーミッションが必要です。または、sudoを使用する必要があります。

制約事項: DSE Multi-Instance（DSEマルチインスタンス）のコマンドは、パッケージ・インストールでのみサポートされています。

構文

dse add-node -n nodeId
[--advrep-directory advrepdirectory
[--analytics]
[--cdc-directory=cdcdirectory]
[--cluster=clustername]
[--commit-directory=commitdirectory]
[--cpus=number_of_cpus]
[--dc=datacenter_placement] 
[--data-directory=datadirectory]
[--dsefs] [--dsefs-directory=dsefsdatadirectory]
[--graph]
[--hadoop-logs=hadooplogsdirectory]
[help]
[--hints-directory=hintsdirectory]
[--jmxport=jmx_port]
[--listen-address=listen_IP_address]
[--logs-directory=alllogsdirectory]
[--max-heap-size=heapsize]
[--native-transport-address=native_transport_IP_address
[--num-tokens=number_of_tokens]
[--pig-logs=piglogdirectory]
[--rack=rack_placement]
[--rpc-address=rpc_IP_address]
[--saved-caches-directory=savedcachesdirectory]
[--search]
[--seeds=IP_address1,IP_address2,...]
[--spark-local-directory=sparklocaldirectory]
[--spark-log-directory=sparklogdirectory]
[--spark-worker-cores=number_of_cores]
[--spark-worker-directory=sparkworkerdirectory]
[--spark-worker-memory=memory]
[--tomcat-logs=tomcatlogsdirectory]
[--unix-group=groupname]
[--unix-username=username]

表 1. 凡例
構文規則	説明
大文字	リテラル・キーワード。
小文字	リテラル以外。
`Italics`	変数値。有効なオプションまたはユーザー定義値と置き換えます。
`[ ]`	任意。角かっこ（ `[]` ）で任意のコマンド引数を囲みます。角かっこは入力しないでください。
`( )`	グループ。丸かっこ（`( )`）は、選択肢を含むグループを示します。丸かっこは入力しないでください。
`\|`	または。縦棒（`\|`）で代替要素を区切ります。要素のいずれかを入力してください。縦棒は入力しないでください。
`...`	繰り返し可能。省略記号（`...`）は、構文要素を必要な回数だけ繰り返すことができることを示します。
`'Literal string'`	単一引用符（ `'` ）でCQL文内のリテラル文字を囲みます。大文字を維持するには、単一引用符を使用します。
`{ key:value }`	マップ・コレクション。中かっこ（ `{ }` ）でマップ・コレクションまたはキーと値のペアを囲みます。コロンでキーと値を区切ります。
`<datatype1,datatype2>`	セット、リスト、マップ、またはタプル。山かっこ（`< >`）で、セット、リスト、マップまたはタプル内のデータ型を囲みます。データ型をカンマで区切ります。
`cql_statement;`	CQL文の終了。セミコロン（ `;` ）ですべてのCQL文を終了します。
`[ -- ]`	コマンドライン・オプションとコマンド引数は、2つのハイフン（`--`）で区切ります。この構文は、引数がコマンドライン・オプションと間違われる可能性がある場合に役立ちます。
`' <schema> ...</schema> '`	検索CQLのみ：単一引用符（ `'` ）でXMLスキーマ宣言全体を囲みます。
`@xml_entity='xml_entity_type'`	検索CQLのみ：スキーマ・ファイルおよびsolrconfigファイル内のXML要素を上書きする実体とリテラル値を示します。

新しいノード構成オプション：

-n=nodeId、--node-id=nodeId: 必須。DSE Multi-Instance（DSEマルチインスタンス）の場合、新しいノードに対する英数字のノード名。指定されたノード名の前に、自動的にdse-が付けられます。したがって、結果のノードIDはdse-nodeIdとなります。たとえば、node1を指定した場合、結果のノード名はdse-node1です。
--advrep-directory=advrepdirectory: 任意。DSE Advanced Replication（DSE拡張レプリケーション）データ・ディレクトリー。
デフォルト： /var/lib/dse-nodeId/advrep
--analytics: DSE Analyticsを有効にします。
--cdc-directory=cdcdirectory: 任意。CDC生データ・ディレクトリー。
デフォルト： /var/lib/dse-nodeId/cdc_raw
--cluster=clustername: 任意。新しいノードが属するDataStax Enterpriseクラスターの名前。空白文字でない値のみがサポートされています。
--cpus=number_of_cpus: 任意。任意。
--commit-directory=commitdirectory: 任意。コミット・ログ・ディレクトリー。
デフォルト：/var/lib/dse-nodeId/commitlog
--dc=datacenter_placement: 任意。データ・センターの配置。
--data-directory=datadirectory: 任意。データを格納するためのルート・ディレクトリー。
デフォルト：/var/lib/dse-nodeId/data
--dsefs: 任意。DSEFSを有効にします。
--dsefs-directory=dsefsdatadirectory: 任意。DSEFSデータ・ディレクトリー。
デフォルト： /var/lib/dse-nodeId/dsefs
--graph: 任意。DSE Graphを有効にします。
--hadoop-logs=hadooplogsdirectory: 任意。Hadoopログに対するログ・ディレクトリー。
デフォルト： logs-directory/hadoop
--help: 任意。dse add-nodeオプションの説明を標準の出力に送信します。
--hints-directory=hintsdirectory: 任意。ヒント・ディレクトリー。
デフォルト：/var/lib/dse-nodeId/hints
--jmxport=jmx_port: 任意。DSE JMXメトリクス監視ポート。
--listen-address=listen_IP_address: 任意。DSEが他のノードに接続するためにバインドするIPアドレスまたはホスト名。
--logs-directory=alllogsdirectory: 任意。すべてのログのルート・ディレクトリー。
デフォルト：/var/log/dse-nodeId
--max-heap-size=heapsize: 任意。Javaヒープ・サイズ。MBを省略すると、サイズはメガバイトとして解釈されます。
--num-tokens=number_of_tokens: 任意。トークン数。
--pig-logs=piglogdirectory: Pigログに対するログ・ディレクトリー。
デフォルト： logs-directory/pig
--rack=rack_placement: 任意。ラックの配置。
--rpc-address=rpc_IP_address: 任意。RPC要求に対してDSEがバインドするIPアドレスまたはホスト名。
--saved-caches-directory=savedcachesdirectory: 任意。保存されたキャッシュのディレクトリー。
デフォルト：/var/lib/dse-nodeId/saved_caches
--search: 任意。DSE Searchを有効にします。
--seeds=IP_address1,IP_address2,...: 任意。シード・ノードとして使用されるノードのIPアドレスのコンマ区切りリスト。
--spark-local-directory=sparklocaldirectory: 任意。Sparkワーカーのローカル・ディレクトリー。
デフォルト：/var/lib/dse-nodeId/spark/rdd
--spark-log-directory=sparklogdirectory: 任意。Sparkワーカーのログ・ディレクトリー。
デフォルト：/var/log/dse-nodeId/spark/worker
--spark-worker-cores=number_of_cores: 任意。Sparkエグゼキューターで使用される最大コア数。
--spark-worker-directory=sparkworkerdirectory: 任意。Sparkワーカーのデータ・ディレクトリー。
デフォルト：/var/lib/dse-nodeId/spark/worker
--spark-worker-memory=memory: 任意。Sparkエグゼキューターで使用される最大メモリー量。k（キロバイト）、m（メガバイト）、g（ギガバイト）で測定単位を指定します。
--tomcat-logs=tomcatlogsdirectory: 任意。tomcatログに対するログ・ディレクトリー。
デフォルト： logs-directory/tomcat
--unix-group=groupname: 任意。ノード構成を所有するUNIXグループ。
デフォルト：cassandra
--unix-username=username: 任意。ノード構成を所有するUNIXユーザー。
デフォルト：cassandra

例

node1を追加する

dse add-node node1

dse-node1がローカル・マシンに作成されます。

起動時にクラスターpayrollに参加するノードを追加する

dse add-node payrollnode --cluster payroll --listen-address 192.168.0.0 
--rpc-address 192.168.0.1 --seeds 192.168.0.2

指定された構成オプションでpayrollノードが作成されます。