dsetool insights_config

DSE Metrics Collectorの有効化と無効化、およびレポート頻度とストレージのオプションの構成を行います。

DSE Metrics Collectorの有効化と無効化、およびレポート頻度とストレージのオプションの構成を行います。

構文

dsetool insights_config
--show_config | --mode [DISABLED|ENABLED_NO_STORAGE|ENABLED_WITH_LOCAL_STORAGE]
--metric_sampling_interval_in_seconds seconds
--config_refresh_interval_in_seconds seconds
--data_dir_max_size_in_mb dir_size
--node_system_info_report_period ISO-8601_duration_string
1. 凡例
構文規則 説明
大文字 リテラル・キーワード。
小文字 リテラル以外。
Italics 変数値。有効なオプションまたはユーザー定義値と置き換えます。
[ ] 任意。角かっこ( [] )で任意のコマンド引数を囲みます。角かっこは入力しないでください。
( ) グループ。丸かっこ(( ))は、選択肢を含むグループを示します。丸かっこは入力しないでください。
| または。縦棒(|)で代替要素を区切ります。要素のいずれかを入力してください。縦棒は入力しないでください。
... 繰り返し可能。省略記号(...)は、構文要素を必要な回数だけ繰り返すことができることを示します。
'Literal string' 単一引用符( ' )でCQL文内のリテラル文字を囲みます。大文字を維持するには、単一引用符を使用します。
{ key:value } マップ・コレクション。中かっこ( { } )でマップ・コレクションまたはキーと値のペアを囲みます。コロンでキーと値を区切ります。
<datatype1,datatype2> セット、リスト、マップ、またはタプル。山かっこ(< >)で、セット、リスト、マップまたはタプル内のデータ型を囲みます。データ型をカンマで区切ります。
cql_statement; CQL文の終了。セミコロン( ; )ですべてのCQL文を終了します。
[ -- ] コマンドライン・オプションとコマンド引数は、2つのハイフン(--)で区切ります。この構文は、引数がコマンドライン・オプションと間違われる可能性がある場合に役立ちます。
' <schema> ...</schema> ' 検索CQLのみ:単一引用符( ' )でXMLスキーマ宣言全体を囲みます。
@xml_entity='xml_entity_type' 検索CQLのみ:スキーマ・ファイルおよびsolrconfigファイル内のXML要素を上書きする実体とリテラル値を示します。
--config_refresh_interval_in_seconds seconds
DSE Metrics Collector構成の変化する頻度がクラスターのすべてのノードにプッシュされます。変更時にノードがダウンしていると、その変更はノードが回復してから伝播されます。

デフォルト:30

--data_dir_max_size_in_mb mb
ローカル・ストレージが有効な場合、DSE Metrics Collectorデータをディスクに保存できる量を示す限界値。データ・ディレクトリーの最大サイズは2 GBを超えないようにしてください。

デフォルト:1024(1 GB)

--metric_sampling_interval_in_seconds seconds
メトリクスがDSE Metrics Collectorにレポートされる頻度。

デフォルト:30

--mode
DSE Metrics Collectorを有効または無効にし、ストレージ・オプションを構成します。
  • DISABLED - メトリクスの収集は無効です。
  • ENABLED_NO_STORAGE - メトリクスの収集は有効になり、メトリクスのレポートを開始します。通常は、collectdを構成してリアルタイムの監視システムにレポートする場合に使用します。
  • ENABLED_WITH_LOCAL_STORAGE - メトリクスの収集と、ディスク上のローカル・ストレージによるレポートが有効になります。デフォルト。
--node_system_info_report_period期間
ノードについての診断情報を収集するためのISO-8601形式の繰り返し時間間隔。たとえば、PT1Hは1時間、PT5Mは5分、PTM200Sは200秒です。

デフォルト:PT1H(1時間)

--show_config
DSE Metrics Collectorの現在の構成を出力します。

現在のDSE Metrics Collectorの構成を表示するには

dsetool insights_config --show_config
デフォルト構成の結果:
{
  "mode" : "DISABLED",
  "config_refresh_interval_in_seconds" : 30,
  "metric_sampling_interval_in_seconds" : 30,
  "data_dir_max_size_in_mb" : 1024,
  "node_system_info_report_period" : "PT1H"
}

リアルタイム監視システムにレポートするためにcollectdが構成されている場合にメトリクス収集を有効にするには

dsetool insights_config --mode ENABLED_NO_STORAGE

ローカル・ストレージを使用したメトリクス収集を有効にするには

dsetool insights_config --mode ENABLED_WITH_LOCAL_STORAGE

DSE Metrics Collectorのローカル・データ・ディレクトリーに1,500 MBを構成するには

dsetool insights_config --data_dir_max_size_in_mb 1500
注: ローカル・データ・ディレクトリーの最大サイズは2 GBを超えないようにしてください。

ノード・システムのレポート期間を1週間に変更するには

ISO-8601持続時間文字列を使用します。

dsetool insights_config --node_system_info_report_period P1W

メトリクス収集を無効にするには

dsetool insights_config --mode DISABLED

メトリクス・サンプリング間隔を60秒を構成するには

dsetool insights_config --metric_sampling_interval_in_seconds 60

構成の更新間隔に120秒を構成するには

クラスターのすべてのノードに構成変更を2分ごとにプッシュします。

dsetool insights_config --config_refresh_interval_in_seconds 120