edgeLabel

エッジ・ラベルの作成方法。

構文

schema.edgeLabel('edgeLabel').
  [ single() | multiple() ].
  [ properties(property[, property]).[ add() | drop() ] ].
  [ connection( outVertex, inVertex) ].
  [ ttl ].
  [ ifNotExists() ].
  [ create() | add() | drop() | describe() | exists() ]

説明

エッジ・ラベルは、DSE Graphに格納できるエッジのタイプを指定します。エッジ・ラベルはカーディナリティを指定できるほか(デフォルトはmultiple)、エッジによって定義されたプロパティ、2つのタイプの頂点間で定義される接続、およびエッジのライフサイクルを特定するためのTime To Live(TTL)を含むことができます。スキーマ文に追加されるオプションの順序は、カーディナリティ、エッジ・ラベルに関連付けられているプロパティ、そして接続に関係します。

edgeLabel createdを作成します。
schema.edgeLabel('created').create()
注: ほぼ制限なくUnicodeを使用できるようにするために使用する命名規則。現在使用できる文字は、a~z、A~Z、0~9、アンダースコア、ハイフン、およびピリオドのみです。
エッジ・ラベルがまだ存在しない場合は、edgeLabel includedInを作成します。
schema.edgeLabel('includedIn').ifNotExists().create()
カーディナリティが複数あるedgeLabelを作成します。
schema.edgeLabel('reviewed').multiple().create()
プロパティをedgeLabelに追加します。
schema.edgeLabel('reviewed').properties('rating','last_date').add()
プロパティと接続の両方を使用してedgeLabelを作成します。
schema.edgeLabel('reviewed').properties('rating').connection('recipe', 'reviewer').create()
60秒のTime To Live(TTL)をedgeLabelに対して作成します。TTLを設定すると、設定したTTL値でedgeLabelを使用して挿入されたすべてのエッジが期限切れになります。
schema.edgeLabel('createDate').ttl(60).create()
注: DSE Graphでは、TTLの設定方法はDSEデータベースとは異なります。DSEデータベースでは、TTLはミューテーション(挿入または更新)ごとに設定されるか、テーブル・スキーマからデフォルト値を継承することができます。DSE Graphでは、TTLが頂点ラベルまたはエッジ・ラベルごとに設定され、すべての頂点またはエッジがTTL設定による影響を受けます。DSE Graphでは、TTLを各頂点またはエッジに対して設定することはできません。
edgeLabelが存在するかどうか確認します。
schema.edgeLabel('reviewed').exists()
describe()コマンドを使用してedgeLabelのスキーマ作成コマンドを取得します。
schema.edgeLabel('createDate').describe()
drop()コマンドで、エッジ・ラベルを削除します。
schema.edgeLabel('reviewed').drop()
エッジ・ラベルから、プロパティratingを削除します。
schema.edgeLabel('reviewed').properties('rating').drop()