nodetool rebuild
他のノードからのストリーミングによってデータを再構築します。
他のノードからのストリーミングによってデータを再構築します。
このコマンドは、クラスター内の複数のノードに対して動作し、トークン範囲を再構築する際に、単一のソース・レプリカからのみデータをストリーミングします。既存のクラスターに新しいデータ・センターを追加するには、このコマンドを使用します。
注: nodetool rebuildが完了する前に中断された場合は、このコマンドを再入力して再開します。プロセスは中断された時点から再開します。
構文
nodetool [connection_options] rebuild [-c num_connections] [-dc src_dc_names] [-ks keyspace_name] [-m mode] [-s source_ip_address] [-ts (start_token_1,end_token_1],(start_token_2,end_token_2], ...] [-x exclude_source_IPs] [-xdc exclude_dc_names] [--] src-dc-name
| 構文規則 | 説明 |
|---|---|
| 大文字 | リテラル・キーワード。 |
| 小文字 | リテラル以外。 |
Italics |
変数値。有効なオプションまたはユーザー定義値と置き換えます。 |
[ ] |
任意。角かっこ（ [] ）で任意のコマンド引数を囲みます。角かっこは入力しないでください。 |
( ) |
グループ。丸かっこ（( )）は、選択肢を含むグループを示します。丸かっこは入力しないでください。 |
| |
または。縦棒（|）で代替要素を区切ります。要素のいずれかを入力してください。縦棒は入力しないでください。 |
... |
繰り返し可能。省略記号（...）は、構文要素を必要な回数だけ繰り返すことができることを示します。 |
'Literal string' |
単一引用符（ ' ）でCQL文内のリテラル文字を囲みます。大文字を維持するには、単一引用符を使用します。 |
{ key:value } |
マップ・コレクション。中かっこ（ { } ）でマップ・コレクションまたはキーと値のペアを囲みます。コロンでキーと値を区切ります。 |
<datatype1,datatype2> |
セット、リスト、マップ、またはタプル。山かっこ（< >）で、セット、リスト、マップまたはタプル内のデータ型を囲みます。データ型をカンマで区切ります。 |
cql_statement; |
CQL文の終了。セミコロン（ ; ）ですべてのCQL文を終了します。 |
[ -- ] |
コマンドライン・オプションとコマンド引数は、2つのハイフン（--）で区切ります。この構文は、引数がコマンドライン・オプションと間違われる可能性がある場合に役立ちます。 |
' <schema> ...</schema> ' |
検索CQLのみ：単一引用符（ ' ）でXMLスキーマ宣言全体を囲みます。 |
@xml_entity='xml_entity_type' |
検索CQLのみ：スキーマ・ファイルおよびsolrconfigファイル内のXML要素を上書きする実体とリテラル値を示します。 |
定義
短い形式と長い形式のパラメーターはカンマで区切られています。
接続オプション
- -h, --host hostname
- リモート・ノードのホスト名またはIPアドレス。省略した場合、デフォルトはローカル・マシンです。
- -p, --port jmx_port
- JMXポート番号。
- -pw, --password jmxpassword
- セキュアなJMXで認証するためのJMXパスワード。パスワードを入力しないと、入力するように求められます。
- -pwf, --password-file jmx_password_filepath
- JMX認証用の資格情報を格納するファイルへのファイルパス。
- -u, --username jmx_username
- セキュアなJMXで認証するためのユーザー名。
コマンド引数
--- オプションと間違えられる可能性のある引数とオプションを区切ります。
- -c, --connections-per-host num_connections
- ストリーミング用ホストあたりの最大接続数。cassandra.yamlのstreaming_connections_per_hostの値をオーバーライドします。
- -dc src_dc_names, --dcs src_dc_names
- ストリーム元データ・センターのカンマ区切りのリスト。データ・センターの名前は、大文字と小文字が区別されます。たとえば、
dc-a,dc-b。ラック名を含めるには、データ・センターとラック名をコロン（:）で区切ります。たとえば、dc-a:rack1,dc-a:rack2。 - -ks, --keyspace keyspace_name, ...
- 1つまたは複数のキースペースのカンマ区切りのリスト。再構築に含めるキースペースのみを一覧表示します。 ヒント: データ・センター間でレプリケートされないキースペース（dsefsキースペース、ローカル戦略を使用したキースペースなど）は含めないでください。
- -m, --m mode
- normal - 通常の動作。まだローカルで使用できない範囲のみをストリーミングします。
- refetch - ローカルで使用できる範囲をリセットします。すべての範囲をストリーミングしますが、現在のデータはそのままにします。
- reset - ローカルで使用できる範囲をリセットします。ローカルで存在しているデータ（TRUNCATEなど）をすべて削除し、すべての範囲をストリーミングします。
- reset-no-snapshot - resetのように、ローカルで使用できる範囲をリセットし、ローカルで存在しているデータ（TRUNCATEなど）をすべて削除し、すべての範囲をストリーミングしますが、auto_snapshotが有効になっていてもスナップショットは回避します。
- -s, --sources source_ip_address
- ストリーミング元IPアドレスのカンマ区切りリスト。
- src-dc-name
-
- datacenter - ストリーミングのソースを選択するデータ・センターの名前。
- 設定していないと、デフォルトですべてのデータ・センターが選択されます。
- -ts, --tokens (start_token_1,end_token_1], (start_token_2,end_token_2], ...
- トークン範囲のカンマ区切りのリスト。
(start_token_1,end_token_1],(start_token_2,end_token_2],(start_token_n,end_token_n]の形式 - -x, --exclude-sources exclude_source_IPs
- ストリーミングから除外するIPアドレスのカンマ区切りのリスト。
- -xdc, --exclude-dcs exclude_dc_name
- ストリーミングから除外するデータ・センターのカンマ区切りのリスト。たとえば、
dc-a,dc-b。リストにラック名を含めるには、データ・センターとラック名をコロン（:）で区切ります。たとえば、dc-a:rack1,dc-a:rack2。
例
DC2を再構築します
nodetool rebuild DC2