構成ジョブの実行
クラスター、データ・センター、ノードのレベルで構成プロファイルの更新をプッシュする構成ジョブを実行します。
管理対象のクラスター、データ・センター、またはノードを同期すると、構成プロファイルまたは構成プロファイルの更新が指定したターゲットにプッシュされます。Lifecycle Managerがそのバージョンの構成をプッシュすると、Lifecycle Manager以外で行われた構成の変更は上書きされます。構成ジョブを実行すると、構成が再調整されて統一されます。
Lifecycle Managerでは、さまざまなクラスターのジョブが同時に実行されます。ただし、同じクラスターのジョブはシーケンシャルに実行され、他のインストール・ジョブや構成ジョブの実行中は「保留中」状態になります。
Lifecycle Managerは、一度に1つのノードに構成ジョブをプッシュし、そのノードでDataStax Enterpriseを再起動します。新しく追加したクラスターの場合、最初のインストール・ジョブだけが複数のノードで同時に実行されます。同時に実行することで最初のインストール・プロセスにかかる時間が短縮され、さらに新しいクラスターは最初にインストールされるまでクライアントにサービスを提供できないので安全です。その後、インストール・ジョブと構成ジョブは一度に1つのノードで実行され、クラスターが使用できるようになります。ジョブは、現在のノードが正常に再起動するまで(つまり、ノードがnative_transport_port
で応答するまで)次のノードに進みません。デフォルトでは、ジョブはあるノードで失敗すると途中で停止します。ノードで既に実行されているジョブは最後まで実行されますが、そのジョブの残りのノードでの実行は継続されません。この動作により、潜在的な構成の問題が複数のノードやクラスター全体に影響するのを防いでいます。必要に応じて、このデフォルトの動作を[Continue on error]オプションでオーバーライドしてください。これにより、失敗してもすべてのノードでジョブが実行されます。
始める前に
- Lifecycle Managerでインストール・ジョブを実行する前に、すべての認証情報(SSHとリポジトリ)が作成され、構成プロファイルが定義され、クラスター・トポロジー・モデルが構築またはインポートされている必要があります。
- 最初のインストールのインストール・ジョブを実行します。
手順
- Lifecycle Managerのナビゲーション・メニューで[Clusters]をクリックします。
- 構成を実行するクラスター、データ・センター、またはノードを選択します。
-
ドロップ・メニューで[Configure]をクリックします。
[Run Configuration Job]ダイアログが表示されます。
- 特定のノードでエラーが発生すると、その他のノードでもジョブの実行が中止されます。既に実行中のノードは完了するまで続行されます。このデフォルトの動作をオーバーライドするには、[Continue on error]を選択します。これにより、すべてのジョブが終了するまで、後続のノードのジョブが続行されます。
- オプション: ジョブの説明を入力します。
- Cassandraユーザーのデフォルト・パスワードと置き換えるパスワードを、[New DSE password]ボックスに入力します。
-
[Submit]をクリックします。
ジョブが送信されます。ジョブが実行キューに登録されたことを示すダイアログが表示されます。
- [Jobs]ページにすぐに移動してジョブの進行状況を監視するには、[View Job Summary]をクリックします。ジョブをすぐ監視せず、[Clusters]ワークスペースにとどまる場合は、[Close]をクリックします。