バックアップを復元するための十分なディスク領域の監視
バックアップ用のディスク領域を監視し、ダッシュボード・ウィジェットとアラートを使用して復元します。ディスク領域要件を予測するため、バックアップの現在のデータ・サイズとストレージ容量を示すダッシュボード・ウィジェットを確認します。ディスク使用量などのメトリクスに基づいて容量を予測するには、Capacity Service(キャパシティ・サービス)を利用します。ディスク領域が不足すると通知が送信されるように、空きディスク領域または使用中のディスク領域のアラートを追加します。
OpsCenter Monitoring(OpsCenterモニタリング)は、ディスク領域の問題を事前に防ぐために、複数の機能を備えています。バックアップを正常に復元するには、十分なディスク領域が必要です。
復元に使用するスナップショットをデスティネーションからダウンロードする前に、OpsCenter(バージョン6.0.9以降)は、ダウンロードに必要なディスク領域が各ノードに十分にあるかどうかを確認します。ディスク領域チェックでは、エージェントtmp_dirのパーティションを調べて、そのパーティションに十分な領域が確保されていることを確認します。必要に応じて、address.yamlのtmp_dirを使用して、エージェントのダウンロード・ディレクトリーを変更します。十分なディスク領域がない場所に復元しようとすると失敗します。復元レポートには、十分な領域がないノードと、復元を正常に行うために各ノードに必要な領域が表示されます。

address.yaml
address.yamlファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。
- パッケージ・インストール:/var/lib/datastax-agent/conf/address.yaml
- tarボール・インストール:install_location/conf/address.yaml
[Storage Capacity]ウィジェット
tmp_dirがバックアップ・データと同じパーティションに存在すると想定しています。| 空きディスク領域が十分にある | 空きディスク領域が少ない |
|---|---|
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空きディスク領域と使用中のディスク領域のアラート
空きディスク領域が環境で許容されるしきい値を下回ると通知を受け取るように、空きディスク領域のアラートを追加します。[Notify me when]メニューでをクリックします。使用中のディスク領域(GB)のアラートを設定することもできます。
tmp_dirがバックアップ・データと同じパーティションに存在すると想定しています。

![空き領域が十分にある[Storage Capacity]ダッシュボード・ウィジェット](../../images/screenshots/notUsedUp.png)
![空き領域が少ない[Storage Capacity]ウィジェット](../../images/screenshots/usedUp.png)