RHELベースのシステムへのOracle JDKのインストール

RHELベースのシステムでOracle JDKをインストールするための手順。

Oracle Java Platform, Standard Edition 8の最新バージョンを使用できるようにオペレーティング・システムを構成します。

手順

  1. システムで使用しているJDKのバージョンを確認します。
    java -version

    Oracle Javaを使用している場合、結果は以下のようになります。

    java version "1.8.0_65"
    Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.8.0_65-b17)
    Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 25.65-b01, mixed mode)
  2. 必要に応じて、Oracle Java SE Downloadsにアクセスし、ライセンス契約に同意して、ディストリビューション用のインストーラーをダウンロードします。
    注: Oracle JDKをクラウド環境にインストールする場合は、ライセンス契約に同意し、ローカル・クライアントにインストーラーをダウンロードします。その後、scp(安全なコピー)を使用してファイルをクラウド・マシンに転送します。
  3. パッケージをダウンロードしたディレクトリーから、インストールを実行します。
    sudo rpm -ivh jdk-8uversion-linux-x64.rpm

    RPMはJDKを/usr/java/ディレクトリーにインストールします。

  4. Oracle JDKを使用するようにシステムを設定します。
    sudo alternatives --install /usr/bin/java java /usr/java/jdk1.8.0_version/bin/java 200000
  5. Oracle JDKに切り替えるには、alternativesコマンドを使用します。
    sudo alternatives --config jav
    注: 問題がある場合は、.bash_profileなどのプロファイルでJAVA_HOMEおよびPATHを設定することが必要となる可能性があります。
    次の例では、JDKが/usr/javaにあり、which java/usr/bin/javaが指定されているものと想定しています。
    • Shellまたはbash:
      export JAVA_HOME=/usr/java/latest
      export PATH=$JAVA_HOME/bin:$PATH
    • C shell (csh):
      setenv JAVA_HOME "/usr/java/latest"
      setenv PATH $JAVA_HOME/bin:$PATH
  6. システムが正しいJDKを使用していることを確認します。
    java -version
    java version "1.8.0_65"
    Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.8.0_65-b17)
    Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 25.65-b01, mixed mode)