クラスター操作に関する保留タスク・メトリクス

クラスター操作に関する保留タスク・メトリクスは、ノードの整合性の維持、システム・スキーマ、障害検知、ノード間通信など、クラスター操作プロセスのバックアップ情報を示します。

クラスター操作に関する保留タスク・メトリクスは、ノードの整合性の維持、システム・スキーマ、障害検知、ノード間通信など、クラスター操作プロセスのバックアップ情報を示します。リペア、ブートストラップ、使用廃止など、リソース使用量の多い操作で保留中のタスクがあることは正常であり、その操作の進行中には予想される状態ですが、正常なクラスターでは保留中のタスクは一定の速度で減少していきます。

TP: Manual Repair Tasks Pending
検証コンパクションの後のMerkleツリー転送の処理など、保留中のリペア・タスク。
TP: Gossip Tasks Pending
キューに登録され、送受信の処理待ちの状態にあるゴシップ・メッセージと確認応答の数。
Hinted handoff pending
クラスター内のあるノードがオフラインのとき、そのノードを使用できない間に更新された行に関するヒントはクラスター内の他のノードに保存されます。ノードがオンラインに復帰すると、対応するレプリカは欠落している書き込みをそのノードにストリーミングすることで遅れを取り戻します。Hinted handoff pendingメトリクスは、キューに登録され、障害が発生したノードがオンラインに復帰して配信されるまで待機しているヒントの数を追跡します。しばらくダウンしていたノードがオンラインに復帰すると、保留中のヒントの数が多くなることがよくあります。このメトリクスを表示すると、ノードが復旧して再び整合性が確保された時点を特定するのに役立ちます。ヒンテッド・ハンドオフはCassandraの任意指定の機能です。ヒントは、構成された期間(デフォルトでは1時間)保存された後、削除されます。これにより、長時間にわたるノードの機能停止によってヒントが大量に累積されるのを防ぎます。
TP: Migrations Pending
スキーマを変更したシステム・メソッドの保留中のタスクの数。
TP: Misc.Tasks Pending
スナップショットの取得、完了したレプリケーションの通知の処理など、実行頻度が低い操作の保留中のタスクの数。
Streams Pending
送信側のノードからデータ行がストリーミングされている進行状況。ブートストラップや使用廃止などの操作時に、あるノードから別のノードに大量の行が送信されると、ノード間でデータのストリーミングが発生します。