コミット・ログ・バックアップの構成
コミット・ログ・バックアップにより特定時点の復元が容易になります。コミット・ログ・バックアップの場所を、サーバー内、Amazon S3、またはローカル・ファイル・システムに構成します。
コミット・ログ・バックアップを使用すると、特定時点のバックアップ・データを簡単に復元できます。
コミット・ログ・バックアップは、DataStax Enterpriseバージョン4.6以降で使用できます。
クラスターでコミット・ログ・アーカイブが有効になっている場合、Lifecycle Managerを使用してクラスターに新しいノードを追加しても、OpsCenterでは新しいノードでコミット・ログ・アーカイブが自動的に有効になりません。Best Practice Service(ベスト・プラクティス・サービス)の「コミット・ログ・アーカイブ設定有効化の整合性」ルールは、クラスター内のすべてのノードでコミット・ログ・アーカイブが有効になっているかどうかをチェックします。
archive_commitlog.sh
が作成されます。ノードをクラスターに追加してコミット・ログ・アーカイブを有効にする場合は、DataStax Enterpriseを起動する前にcommitlog_archiving.propertiesおよびarchive_commitlog.sh
を新しいノードに手動でコピーするか、コミット・ログ・アーカイブを再度有効にする必要があります。始める前に
- コミット・ログをバックアップするには、Java 7以降が必要です。
手順
- をクリックします。
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Backup Service(バックアップ・サービス)の[Details]リンクをクリックします。
[Activity]タブが表示されます。
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[Settings]タブをクリックします。
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コミット・ログ・バックアップ機能の[Configure]リンクをクリックします。
[Configure commit log backup]ダイアログが表示されます。
- スライダーを[On]に設定します。
- コミット・ログをローカル・ファイル・システムの場所またはAmazon S3などのクラウド・ストレージ・プロバイダーにバックアップする場合は、[Add Location]をクリックします。場所と保持ポリシーの詳細については、「バックアップの場所の追加」を参照してください。
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[Backup Directory]に各ノードのコミット・ログを保存する場所のパスを入力します。
[Backup Directory]の下に設定する場所は、DataStax Enterpriseを実行しているユーザーとエージェント・ユーザーのどちらも書き込み可能でなければなりません。DataStaxエージェント・ユーザーとDataStax Enterpriseユーザーは、デフォルトでは同じユーザーです。
バックアップ・ディレクトリーとエージェントのtmp_dirの間に復元時にハード・リンクを確立するには、これらを同じファイル・システム上に配置する必要があります。
重要: その場所のディスク領域を使い果たすと、バックアップは失敗します。アラートを使用して空きディスク領域を監視してください。使用可能な空き領域が十分にない場合はバックアップが開始されないように空きディスク領域のしきい値を構成します。コミット・ログ・ファイルにはクラスター内のデータのあらゆるミューテーションが記録されるため、時間とともに非常に大きくなる可能性があります。書き込みが多いユース・ケースではディスク書き込み速度がボトルネックになり、復元操作では読み取りパフォーマンスがボトルネックになる可能性が高いため、コミット・ログ・バックアップの場所のディスク・パフォーマンスは極めて重要です。 - [Save]をクリックします。
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コミット・ログ・バックアップを有効(または無効)にすると、クラスターのローリング再起動を確認するよう求めるプロンプトが表示されます。
[Status]カラムに、コミット・ログ・バックアップ機能のステータスがオンと表示されます。
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[View Archive Times]をクリックすると、アーカイブされたコミット・ログの日時をいつでも確認できます。
[Commit log backups]ダイアログには、各ノードで最後にアーカイブした日時が表示されます。特定時点のバックアップを復元する場合、クラスター内のすべてのノードで目的の時間のコミット・ログ・バックアップが必要です。