OpsCenterポートのリファレンス
OpsCenter、Lifecycle Manager、およびDataStaxエージェントで使用されるデフォルトのポート番号。
ファイアウォール・ルールを設定するためのOpsCenterポートのリファレンス
ファイアウォール・ルールを構成する場合に、ガイダンスとしてOpsCenterポートのリファレンスを使用してください。ポートのリファレンスでは、OpsCenter、Lifecycle Manager、およびDataStaxエージェントで使用されるデフォルトのポート番号の詳細を説明します。ポートはデフォルトに設定されます。ポートのデフォルトをオーバーライドするための構成オプション、構成ファイル、UIの場所を以下の表の説明欄に示します。
ポート/プロトコル | ソース | デスティネーション | 説明 |
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8888/TCP | 管理ワークステーション | OpsCenterサーバー | OpsCenter Webベースのユーザー・インターフェイス。opscenterd デーモンは、ブラウザーから直接送られるHTTP要求をこのポートでリッスンします。opscenterd.confの[webserver] portオプションを使用して構成します。 |
DSEノード | OpsCenterサーバー | LCM Meld構成およびジョブ・イベント。Opscenterd デーモンは、エージェント・プロセスのプロビジョニングおよびインストール時にDSEノードから送られる構成要求とジョブ・イベントをこのポートでリッスンします。opscenterd.confの[webserver] portオプションを使用して構成します。 |
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7199/TCP | DataStaxエージェント | DSE | JMXモニタリング・ポート。各エージェントは、ローカル・ノード(DataStax Enterpriseプロセスがこのポートでリッスンする)へのJMX接続を開きます。JMXプロトコルは、最初のハンドシェイク後に、ランダムに選択されたポート(1024+)に再接続するようクライアントに要求します。 注: ファイアウォールの目的で、このローカル・ポートを設定する必要はありません。 cluster_name.confまたはaddress.yaml(必要な場合)の[jmx] portオプションを使用して構成します。 |
8443/TCP | 管理ワークステーション | OpsCenterサーバー | SSL。SSLトラフィックを処理するポート。opscenterd デーモンは、ポート8888からリダイレクトされるHTTP要求をこのポートでリッスンします。SSLポートは、SSLが有効な場合の代替UI/APIポートです。SSLがオンのとき、8888は8443にリダイレクトし、コンテンツは提供しません。opscenterd.confの[webserver] ssl_portを使用して構成します。 |
DSEノード | OpsCenterサーバー | LCM Meld構成およびジョブ・イベント。Opscenterd デーモンは、エージェント・プロセスのプロビジョニングおよびインストール時にDSEノードから送られる構成要求とジョブ・イベントをこのポートでリッスンします。opscenterd.confの[webserver] ssl_portを使用して構成します。 |
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25/TCP(SSLなし)465(SSL) | OpsCenterサーバー | SMTPサーバー | 電子メール・アラート用のSMTP。「SMTP電子メール・アラートの有効化」を参照してください。 1つ以上の固有の名前のconfig_location/event-plugins/email.confファイルで構成します。 |
9042/TCP | OpsCenterサーバー | DSE | ネイティブ・トランスポート: cassandra.yamlのnative_transport_port で構成されるクラスターのネイティブ・トランスポート・ポート。ポート9042は、OpsCenterサーバーからすべてのDSEノードに対して開いている必要があります。cluster_name.confの cql_port オプションを使用して構成します。 |
DataStaxエージェント | DSE | エージェントとopscenterd は、native_transport_port に接続できなければなりません。注: ファイアウォールの目的で、このローカル・ポートを設定する必要はありません。 |
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61619/TCP | OpsCenterサーバー | OpsCenterサーバー | OpsCenter stompポート。StompサービスでOpsCenterサーバーの内部通信に使用されるポートです。 注: ファイアウォールの目的で、このローカル・ポートを設定する必要はありません。 opscenterd.confの[agents] incoming_portを使用して構成します。 |
61620/TCP | DataStaxエージェント | OpsCenterサーバー | Stompを介したエージェントの通信。opscenterdデーモンは、エージェントから送られるTCPトラフィックをこのポートでリッスンします。 address.yamlのstomp_portオプションを使用して構成します。 |
61621/TCP | OpsCenterサーバー | DataStaxエージェント | DataStaxエージェントのhttp/httpsサービスのDataStaxエージェント・ポート。エージェントは、OpsCenterが開始したTCPトラフィックをこのポートでリッスンします。OpsCenterとエージェントの構成に応じて、トラフィックはhttpプロトコルまたはhttpsプロトコルのいずれかになります。 cluster_name.confまたはaddress.yamlの[agents] api_portを使用して構成します。 |
22/TCP | OpsCenterサーバー | LCMデプロイ・ターゲットとエージェント・インストール・デプロイ・ターゲット | SSH。標準SSH(セキュア・シェル)ポート。Lifecycle Managerとエージェントのインストール・プロセスは、SSHを介してターゲット・ノードにログインします。 opscenterd.confの[agents] ssh_portを使用して構成されます。 |
443/TCP | OpsCenterサーバー | OpsCenterダウンロード・ホストopscenter.datastax.com | OpsCenter定義。OpsCenter定義ファイルを使用すると、DSEバージョンのサポートを更新できます。OpsCenter自体の更新バージョンにアップグレードする必要はありません。「定義ファイル・プロパティの更新と構成」を参照してください。 opscenterd.confの[definitions] download_portを使用して構成します。 |
389/TCPおよびUDP | OpsCenterサーバー | LDAPまたはADサーバー | LDAPまたはAD。SSLを使用しないLDAPおよびADのデフォルト・ポートです。 opscenterd.confの[ldap] server_portオプションを使用して構成します。 |
636/TCPおよびUDP | OpsCenterサーバー | LDAPまたはADサーバー | LDAPまたはAD SSL。LDAPおよびADへのSSLトラフィックのデフォルト・ポートです。 opscenterd.confの[ldap] server_portオプションを使用して構成します。 |
7080/TCP | OpsCenterサーバー | DSE | SparkジョブUI。SparkジョブUIが公開されるポートです。OpsCenterの[Node Details]ダイアログからSparkコンソール・アクセスでSparkマスター・ノードを表示するようにポートを構成します。 cluster_name.confの[spark] master_http_portオプションを使用して構成します。 SparkワークロードのOpsCenter LCMでデータ・センターを定義する方法については、「データ・センターの追加」を参照してください。DataStax EnterpriseプラットフォームでSparkを使用する方法については、「Sparkを使用したデータの分析」を参照してください。 |
7081/TCP | 管理ワークステーション | OpsCenterサーバー | SparkジョブUI。OpsCenterがSparkジョブUIをプロキシ化します。 opscenterd.confの[spark] base_master_proxy_portオプションを使用して構成します。 |
162/UDP | OpsCenterサーバー | SNMPマネージャー | SNMP。SNMPトラップを受信するSNMPマネージャーのリッスン・ポート。 1つ以上の固有の名前のconfig_location/event-plugins/snmp.confファイルで構成します。 |
2003/TCP | DataStaxエージェント | Graphiteサーバー | Graphite(OpsCenterのラボ機能)。OpsCenterがGraphiteメトリクスを送信するポートです。 cluster_name.confまたはaddress.yaml(必要な場合)の[labs] graphite_portオプションを使用して構成します。 |
3128/TCP | LCMターゲット | サードパーティ・プロキシ・サーバー | DSEインストールのLCMのパッケージ・プロキシ・ポート。DataStax Enterpriseのソフトウェア・インストール・パッケージとその依存関係(Javaなど)をダウンロードするためのLifecycle Managerパッケージ・プロキシのデフォルト・ポート。 Lifecycle Manager UIの[Config Profile]の[Package Proxy]セクションで構成します。 |
cassandra.yaml
cassandra.yamlファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。
- パッケージ・インストール:/etc/cassandra/cassandra.yaml
- tarボール・インストール:install_location/conf/cassandra.yaml
opscenterd.conf
opscenterd.confファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。
- パッケージ・インストール:/etc/opscenter/opscenterd.conf
- tarボール・インストール:install_location/conf/opscenterd.conf
address.yaml
address.yamlファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。
- パッケージ・インストール:/var/lib/datastax-agent/conf/address.yaml
- tarボール・インストール:install_location/conf/address.yaml
cluster_name.conf
cluster_name.confファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。
- パッケージ・インストール:/etc/opscenter/clusters/cluster_name.conf
- tarボール・インストール:install_location/conf/clusters/cluster_name.conf