フェイルオーバー構成オプションのリファレンス

フェイルオーバーで使用可能な構成オプションのリファレンス。

opscenterd.conf

opscenterd.confファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。
  • パッケージ・インストール:/etc/opscenter/opscenterd.conf
  • tarボール・インストール:install_location/conf/opscenterd.conf

OpsCenterフェイルオーバーにopscenterd.conf で使用可能な構成オプションのリファレンス。

[failover] heartbeat_period
OpsCenterがバックアップにハートビートする頻度。デフォルト:10秒。
[failover] heartbeat_reply_period
OpsCenterバックアップ・インスタンスがOpsCenterプライマリ・インスタンスにハートビートする頻度。デフォルト:300秒。
[failover] heartbeat_fail_window
ハートビートの欠如によりフェイルオーバーがトリガーされるまでの時間。デフォルト:60秒。
[failover] failover_configuration_directory
フェイルオーバー固有の構成が格納されているディレクトリー。フェイルオーバーをサポートするようにOpsCenterを構成する場合は、このディレクトリーをOpsCenterのインストール全体にミラーリング/レプリケートしないでください。デフォルトの場所は、パッケージ・インストールの場合は/var/lib/opscenter/failover/、tarボール・インストールの場合はinstall_location/opscenterd/failover/です。
[failover] override_primary_redirect_url
設定すると、フェイルオーバー時に自動的に生成されたOpsCenterプライマリURLがオーバーライドされます。例:https://opscenter:80

デフォルトでない設定の例

フェイルオーバー構成のデフォルト値は、環境の要件に合わせて調整することができます。編集するopscenterd.confを開いて、[failover]セクションを追加します。

[failover]
heartbeat_period = 20
heartbeat_reply_period = 360
heartbeat_fail_window = 120
failover_configuration_directory = /myrsyncdir/opscenter/failover/
override_primary_redirect_url = https://opscenter:9999
この例では、デフォルト値を増加し、フェイルオーバー構成(パッケージ・インストール)のカスタム・ディレクトリの場所を設定して、標準ではないポートでプライマリ・リダイレクトURLをオーバーライドします。

構成の変更を行ったら、OpsCenterを再起動します。