OpsCenterリリース・ノート
OpsCenterリリース・ノートには、新機能と改良された機能、既知の問題点と解決済みの問題点、およびバグの修正内容が記載されています。
リリースの影響
アップグレードの影響、DSEバージョンとの互換性、および既知の問題について理解します。
リリースノートを読む前に、アップグレードの影響、DataStax Enterprise(DSE)バージョンとの互換性、お使いのバージョンのOpsCenterの既知の問題について理解するために、次の情報を確認してください。
アップグレード情報
互換性
OpsCenter 6.xでサポートされているDataStax Enterprise(DSE)のバージョンについては、DSE OpsCenterとDSEの互換性を参照してください。
既知の問題点
OpsCenter 6.7.1リリース・ノート
OpsCenterおよびLifecycle Manager6.7バージョン6.7.1リリースのリリース・ノートです。
opscenterd.conf
opscenterd.confファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。- パッケージ・インストール:/etc/opscenter/opscenterd.conf
- tarボール・インストール:install_location/conf/opscenterd.conf
cluster_name.conf
cluster_name.confファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。- パッケージ・インストール:/etc/opscenter/clusters/cluster_name.conf
- tarボール・インストール:install_location/conf/clusters/cluster_name.conf
2019年3月4日
ハイライト
Core
- opscenterdのロールオーバー・ログ・ファイルおよびその他の構成されたロールオーバー・ログ・ファイルは、診断tarボールに含まれるようになりました。(OPSC-12141)
- Twisted Webサーバーの既知のバージョンの脆弱性を解消するために、セキュリティ上の理由からopscenterd Webサーバーの応答から常にサーバー応答ヘッダーを削除するように変更しました。(OPSC-14866)
- OpsCenterは、XSS攻撃を防ぐために、ログイン・セッションCookieに
HttpOnly
フラグを追加しました。(OPSC-14868) - トラブルシューティングとサポートに役立つように、パッケージの次のファイルに追加のビルド情報を含めるようにしました。ds_branch.txt、ds_version.txt、およびds_timestamp.txt。これらのファイルには、ブランチ、コミット、バージョン、およびタイムスタンプの情報を含めるようにしました。(OPSC-15201)
Backup Service(バックアップ・サービス)
- Amazon S3ロケーションへのバックアップで、Amazon S3 Transfer Accelerationがサポートされるようになりました。(OPSC-10271)
- Amazon S3バックアップのオプションとして、KMS Managed Encryption(SSE-KMS)を追加しました。(OPSC-15170)
- ローカル・ファイル・システム上のバックアップ先へのバックアップ速度が向上しました。(OPSC-15530)
- バックアップ先から復元する時に必要なディスク容量を減らすために、SSTableloaderをバイパスする復元操作でファイルをコピーする代わりにハードリンクを使用するように変更しました(可能な場合)。(OPSC-14894)
- ローカル・ファイル・システムへのバックアップの速度を上げ、ローカル・ファイル・システムへのスロットル速度に関するバグを修正しました。(OPSC-14876)
- マテリアライズド・ビューを復元するときに問題が発生する可能性があったバグを修正しました。(OPSC-14727)
Lifecycle Manager(LCM)
- サポートされている監視ツールにDSE Metrics Collectorから収集したメトリックをエクスポートできるようにLCMに設定ファイルを追加しました。(OPSC-15094)
- LCMは、ジョブがそのノードで成功したと見なされる前にローカル・クエリーを実行することによって、ジョブ内の各ノードに対してクライアント側の健全性チェックを実行するようになりました。(OPSC-14848)
- LCMジョブを中止したときに終了できない問題を修正しました。(OPSC-14410)
6.7.1での変更点
このリリースには、以下の変更が含まれています。
- クラスタ内のOpsCenterとすべてのDataStaxエージェントのロギング・レベルをcurlコマンドで設定できるようになりました。(OPSC-7105)
- DataStaxエージェントは、リモートJMXでTransport Layer Security(TLS)をサポートするようになりました。(OPSC-8375)
- クラスター構成ファイルがすでに削除されている場合でも、クラスターの接続解除が失敗しなくなりました。(OPSC-11318)
- OpsCenter UIが、APIから返すすべてのJSON応答を正しくエスケープするようになりました。(OPSC-11508)
- フェイルオーバー中にフェイルオーバーOpsCenterインスタンスがDataStaxエージェントに接続できない問題を修正しました。(OPSC-11742)
- 電子メールで複数の受信者にアラートを送信するときの問題を修正しました。(OPSC-12131)
- opscenterdのロールオーバー・ログ・ファイルおよびその他の構成されたロールオーバー・ログ・ファイルは、診断tarボールに含まれるようになりました。(OPSC-12141)
- LDAP認証用のマルチロール・サポートを追加しました。ユーザーが属するすべてのロールを取得するために、
/users
および/users/\{username\}
GETレスポンスに追加のroles
フィールドを追加しました。(OPSC-12740) /logout
APIに関するドキュメントを追加しました。(OPSC-13147)- OpsCenterからダウンロードした診断tarボールに
DESCRIBE FULL SCHEMA
の出力を含めるように変更しました。(OPSC-13290) - POST操作が成功してときでPOST URLイベント・プラグインがログにエラー・メッセージを記録していた問題を修正しました。(OPSC-13643)
- いくつかのWebブラウザーでのfavicon表示を改良しました。(OPSC-13788)
- RollupReporterの再起動から非確定性を削除しました。(OPSC-13798)
- 構成の検証時にDNS名の解決は行われなくなりました。(OPSC-14181)
- 複数データセンター環境でのレプリケーションにSimpleStrategyを使用してOpsCenterキースペースに関する通知からリンクを選択したときに、OpsCenterでOpsCenterキースペース・レプリケーション・ストラテジの変更が失敗したと示される問題を修正しました。(OPSC-14406)
- OpsCenterは、構成されたOpsCenterキースペース内のすべてのテーブルからコンパクト・ストレージ・オプションを削除するようになりました。(OPSC-14442)
- グループ名にUnicode文字が含まれている場合にLDAPからの例外を正しく記録するようにOpsCenterの機能を拡張しました。(OPSC-14452)
- opscenterd.conf構成ファイルの
[agents]
セクションにあるtmp_dir
設定 opscenterd.conf がDataStaxエージェントに送信されていなかった問題を修正しました。(OPSC-14722) - Twisted Webサーバーの既知のバージョンの脆弱性を解消するために、セキュリティ上の理由からopscenterd Webサーバーの応答から常にサーバー応答ヘッダーを削除するように変更しました。(OPSC-14866)
- OpsCenterは、XSS攻撃を防ぐために、ログイン・セッションCookieに
HttpOnly
フラグを追加しました。(OPSC-14868) - opscenterdの起動時に問題のない警告メッセージが記録される問題を修正しました。(OPSC-14912)
- DataStaxエージェントに要求が出されるときのopscenterdのメモリー使用量を減少させました。(OPSC-15037)
- トラブルシューティングとサポートに役立つように、パッケージの次のファイルに追加のビルド情報を含めるようにしました。ds_branch.txt、ds_version.txt、およびds_timestamp.txt。これらのファイルには、ブランチ、コミット、バージョン、およびタイムスタンプの情報を含めるようにしました。(OPSC-15201)
- DataStaxエージェントのキー生成でDSAの代わりにRSAを使用するように更新し、ドキュメントを更新しました。(OPSC-15123)
LANG=C.UTF-8
変数を使用するプラットフォームでSTOMPが表示されない問題を修正しました。(OPSC-15251)- Dojoをバージョン1.14にアップグレードしました。このDojoリリースでは、セキュリティ脆弱性が解決されてます。詳しくは、NISTのWebサイトを参照してください。OpsCenterはこの脆弱性のある機能を使用しません。以前のバージョンのOpsCenterは、この影響を受けません。(OPSC-15327)
- STOMPが再接続しようとして、OpsCenterがハングする問題を修正しました。(OPSC-15357)
- OpsCenterが多数の非同期CQLクエリを生成することにより
NoHostAvailableException
が発生する問題を修正しました。(OPSC-15461) - 認証が有効になっていると、ログイン・ページにリダイレクトされる代わりに、OpsCenterがエラーページを返す問題を修正しました。(OPSC-15630)
- S3のバックアップと復元にプロキシ・サーバーのサポートを追加しました。(OPSC-6978)
- Amazon S3バックアップにシステム・デフォルトの認証情報を使用するためのサポートを追加しました。(OPSC-5161)
- Amazon S3ロケーションへのバックアップで、Amazon S3 Transfer Accelerationがサポートされるようになりました。(OPSC-10271)
- DSEクラスターでの復元で構成の暗号化とクライアントからノードの間での暗号化を使用するサポートを有効にしました。(OPSC-12312)
- バックアップスクリプトを実行する前後に時折発生する障害に関する例外処理を改善しました。(OPSC-12405)
- 多数のイベントが同じ時間を共有しているとバックアップ履歴のページネーションが失敗する問題を修正しました。(OPSC-12836)
system_key
以外の暗号化キーのバックアップのサポート、および複数のキーのバックアップのサポートが追加されました。(OPSC-12914)- テーブルから列を削除した直後にバックアップを取った場合に復元が失敗する問題を修正しました。(OPSC-13029)
backup_storage_dir
はDataStaxエージェントTMP_DIR
と同じパーティション上になければならないという要件を除外しました。(OPSC-13108)- 検証チェック中に、1つ以上のSASIインデックスを含むスナップショットが、無効なSSTable名例外が原因で復元できなかった問題を修正しました。(OPSC-13314)
- DataStaxエージェントの起動時のコミット・ログのアーカイブ処理を、各ファイルを個別に処理するのではなく、すべてのコミット・ログをバッチとして処理するように変更しました。(OPSC-13782)
- スナップショットのバックアップ時にコミット・ログをアーカイブできるようになりました。コミットログ保存ポリシーの実行がリファクタリングされ、より一貫性のあるものになりました。(OPSC-14126)
- [Restore from Backup:][Other Location]フォームでのレンダリングの問題を修正しました。(OPSC-14226)
- [Create Backup]ダイアログでキースペースを選択するときにユーザーがプラス(+)ボタンをダブルクリックする必要があるというバグを修正しました。(OPSC-14228)
- Java AWS SDKをバージョン1.11.328にアップグレードしました。(OPSC-14454)
- 事前チェックが失敗した場合にバックアップ全体を失敗させるようにデスティネーション事前チェックを修正しました。(OPSC-14508)
- Backup Service(バックアップ・サービス)の場所としてマルチレベル・プレフィックス・パスを使用するときの問題を修正しました。(OPSC-14687)
- バックアップの場所のダイアログ内に、ユーザーが提供した認証情報にAWSキーとシークレットが必要であることを示すマーカーを復元しました。(OPSC-14702)
- スケジュールされたジョブを削除するかどうかを確認するプロンプトが表示されて、[Cancel]をクリックすると表示されるエラーを修正しました。(OPSC-14715)
- マテリアライズド・ビューを復元するときに問題が発生する可能性があったバグを修正しました。(OPSC-14727)
- ローカル・ファイル・システムへのバックアップの速度を上げ、ローカル・ファイル・システムへのスロットル速度に関するバグを修正しました。(OPSC-14876)
- クラスター構成ファイルで
remote_backup_region
値として指定されたAWSリージョンがバケットのデフォルトとして使用されない問題を修正しました。(OPSC-14775) - バックアップ先から復元する時に必要なディスク容量を減らすために、SSTableloaderをバイパスする復元操作でファイルをコピーする代わりにハードリンクを使用するように変更しました(可能な場合)。(OPSC-14894)
- バックアップ中にスキーマ・ファイルがデスティネーションに繰り返し送信される問題を修正しました。(OPSC-15009)
- Backup Service(バックアップ・サービス)がスナップショットを取るときに必要なメモリを削減しました。(OPSC-15046)
- 定義されているデスティネーションが「On Server」のみである場合の特定時点の復元に関する問題を修正しました。(OPSC-15052)
- 選択リストのキースペースをソートするための修正を追加しました。(OPSC-15114)
- デスティネーション検証エラー・メッセージにノードIPを追加しました。(OPSC-15166)
- Amazon S3バックアップのオプションとして、KMS Managed Encryption(SSE-KMS)を追加しました。(OPSC-15170)
- 関連付けられたテーブルが存在しないためにSolrコアを作成できないことを示すエラーが生成されるバグを修正しました。このエラーは、復元を実行する前にSolrコアによってバックアップされたテーブルを削除したが、キースペースを削除しなかった場合に発生していました。(OPSC-15187)
- バックアップ時にシステム・テーブルのschema.cqlが存在しないというエラーを防止しました(OPSC-15198)
- デスティネーションUIが見つからない問題を、バックアップの実行時にデスティネーションのUIキャッシュをサーバーと同期させることで修正しました。(OPSC-15206)
- [Delete Backup Data]を選択したときに、選択したバックアップ・デスティネーションを削除するためのパラメータにボタン・ラベルのテキスト値が渡されていたバグを修正しました。(OPSC-15215)
- ユーザー定義型(UTD)を含むキースペースを復元するときに復元が失敗する問題を修正しました。(OPSC-15308)
- 復元の一部としてテーブルを選択しても、OpsCenterキースペース内のテーブルは切り捨てられなくなりました。(OPSC-15310)
- 診断tarボールがファイルの読み取りパーミッションのみを要求するようにパーミッションを変更しました。(OPSC-15382)
- Amazon AWS CLIを使用して、デスティネーションに指定されているリージョンを使用したときのリージョン選択に関するバグを修正しました。(OPSC-15435)
- Backup Service(バックアップ・サービス)とSSTableに関連付けられたセカンダリ・インデックスに関する問題を修正しました。(OPSC-15489)
- ローカル・ファイル・システム上のバックアップ先へのバックアップ速度が向上しました。(OPSC-15530)
- 存在しないAmazon S3バケットにバックアップしようとしたときの例外処理を改善しました。(OPSC-15544)
- 特定時点まで復元するために新しい場所を追加するときに[Location]フォームが閉じないバグを修正しました。(OPSC-15573)
- バックアップにMicrosoft Azureを使用するときのaz-cliの依存関係を削除しました。(OPSC-15602)
- セキュリティを強化するために、AzCopyからコマンドを実行したときのログ・ファイルからストレージキーを削除しました。(OPSC-15672)
- キースペースおよびテーブル内のセカンダリ・インデックスが多すぎるという情報ではなく、ノードのリストが表示されるセカンダリ・インデックス・カーディナリティ・ベスト・プラクティス規則のエラーを修正しました。(OPSC-15209)
- DSE 5.0.12で追加された新しいコーディネーション読み取りおよびヒント・メトリクス(読み取り要求 - ローカル・ノード非レプリカ、読み取り要求 - 優先その他のレプリカ、ディスク上のヒント、ヒント・リプレイ成功率、ヒント・リプレイ・エラー率、ヒント・リプレイ・タイムアウト率、ヒント・リプレイ受信率)のサポートを追加しました。(OPSC-12230)
- OpsCenterのノード・ステータスの配色を改善しました。(OPSC-12618)
- 凡例を展開したときにグラフのズーム・ボタンが機能しない問題を修正しました。(OPSC-13413)
- Total Compactions Completedメトリクスとして無効なデータが生成される問題を修正しました。修正は、既存のすべてのOpsCenter 6.7.xインストール用のライブ定義ファイルの更新として公開されます。修正プログラムを展開する前に収集されたメトリクス・データは無効なままになります。(OPSC-13657)
- ノードが実際に稼働している(UP)ときに、OpsCenterでノードが誤って「DOWN」と表示されることがある問題を修正しました。(OPSC-14299)
- データセンターの名前にハイフンが含まれているデータセンターが存在するクラスターからメトリクスを取得するときに処理できない例外が発生することを修正しました。(OPSC-14747)
/alerts/fired
ルートで返されるデータにcurrent_value_timestamp
を追加しました。(OPSC-14762)- Solrコアの平均時間および平均要求のデータが、古いSolr MBeanではなくQueryMetrics MBeanから取得されるように変更しました。(OPSC-14845)
- ノードを使用廃止にすると、OpsCenterで「
Tried to cancel an already-cancelled event
」(すでにキャンセルされたイベントをキャンセルしようとした)というエラーが発生することがある問題を修正しました。(OPSC-14016)
- NodeSyncステータス・ページのリンクのスタイル設定が強化され、クリック可能なエンティティが明確かつ識別しやすくなりました。(OPSC-15514)
- cluster_name.confの
[agent_config]
セクションのいくつかの構成パラメータをcluster_name.conf DataStaxエージェントが解析できなかった問題を解決しませした。(OPSC-12258) - アプリケーションのパフォーマンスを向上させるためにブロッキングcqlクエリーを削除しました。(OPSC-15574)
- LCMの
key_provider
編集ダイアログで列名が重なる問題を修正しました。(OPSC-10990) - クラスター・ワークスペース・ツールヒントにアップグレード・ジョブに関する情報を追加しました。(OPSC-13107)
- opscenterdがクラスターと完全に通信していないときは、LCMクラスター・インポートを許可しません。(OPSC-13367)
- SSHキーを入力するときの読みやすさを向上させるためにLCMの
ssh-key
フィールドを拡大しました。(OPSC-13509) - データセンターまたはノード固有の設定オプションがある場合のLCMクラスター・インポートのバグを修正しました。(OPSC-13546)
- LCM UIフォームダイアログで編集中に値が元の状態にリセットされるバグを修正しました。(OPSC-14025)
- デフォルトのCQLパスワードを変更するときに
native_transport_port_ssl
設定が無視される問題を修正しました。(OPSC-14030) - カスタムURLでのポイント先としてLCMが必要とするものの例を示すために、いくつかのカスタムURLにツールヒントを追加しました。(OPSC-14060)
- 遅い接続でフォーム値を読み込んでいる間、LCM UIフォームダイアログで読み込みアニメーションが表示されるようにしました。読み込んでいる間、フォーム入力はグレー表示されます。(OPSC-14123)
- SSH管理ポートを決定するときにLCMがクラスター・モデルを探索するために使用する場所を変更しました。(OPSC-14258)
- LCMジョブを中止したときに終了できない問題を修正しました。(OPSC-14410)
- ユーザー名またはエンティティ名に無効な文字が送信されたときのLCMエラー・メッセージを改善しました。(OPSC-14411)
- LCMが
cassandra
CQLアカウントのデフォルトの管理者パスワードを更新しようと試みたときに、LCMクラスター・モデル上で新しいパスワードが指定されていない場合のエラー・メッセージを改善しました。(OPSC-14586) dse-demos
がインストールされているときにyumベースのシステムでマイナー・アップグレードを実行しても、DSEは利用可能な最新バージョンにアップグレードされなくなりました。(OPSC-14608)- LCMは、ジョブがそのノードで成功したと見なされる前にローカル・クエリーを実行することによって、ジョブ内の各ノードに対してクライアント側の健全性チェックを実行するようになりました。(OPSC-14848)
- サポートされている監視ツールにDSE Metrics Collectorから収集したメトリックをエクスポートできるようにLCMに設定ファイルを追加しました。(OPSC-15094)
- LCMで
node_install_idle_timeout
が尊重されないというバグを修正しました。(OPSC-15376) - Amazon Linux 2用のLCMプラットフォーム検出コードのバグを修正しました。(OPSC-15637)
error_logging_window
で設定された期間(秒)が経過する前に最初のRepair Service進捗アラートがトリガーされてしまわないように修正しました。(OPSC-13166)- 分散サブ範囲リペアが一時停止しても、現在のタスク・ファイルはDataStaxエージェント・ファイル・システムから削除されません。(OPSC-14612)
- サブ範囲リペア中の
int
オーバーフローによるクラッシュを回避するために、DataStaxエージェント・トークン範囲のJSONサイズ値をint
ではなく、Javalong
として解析しました。(OPSC-15182) - リペア・タスクがSQLiteに保持されているときにJava
long
オーバーフローが原因でリペア・サービスがクラッシュすることを防止します。(OPSC-15225) - Java整数オーバーフローによるリペア・サービスのクラッシュを防止するために、計算にJava
long
プリミティブを使用するように変更しました。(OPSC-15255)
OpsCenter 6.7.0リリース・ノート
OpsCenterおよびLifecycle Manager6.7バージョン6.7.0リリースのリリース・ノートです。
2018年12月5日
ハイライト
- DSE 6.7をフル・サポートする新しいDataStax Enterprise Javaドライバーにアップグレードされました。
- バックアップおよび復元操作用のAzure Blob StorageおよびAmazon S3互換ストレージのサポートを追加しました。
- 復元を実行するとき、OpsCenterはSSTableloaderをバイパスしてパフォーマンスを大幅に向上させる新しいデフォルトの復元メカニズムを使用するようになりました。
- DSEノードに構成変更をデプロイするLifecycle Managerのリモート実行コンポーネントであるMeldは、Pythonランタイムに依存しなくなりました。
- LCMが管理するJavaインストールで、Oracle Javaの代わりにOpenJDKが使用されるようになりました。
最新の追加機能を確認したり、バージョン間で機能を比較するには、OpsCenterの新機能の一覧をご覧ください。
6.7.0での変更点
このリリースには、以下の変更が含まれています。
- 組織単位(OU)を指定せずにユーザーのLDAP検索をサポートするようにOpsCenterを強化しました。LDAP リファーラルに従う機能も追加しました。(OPSC-13384)
- Oracle Javaポリシーの変更に関するバナー通知(却下可能)を追加しました。(OPSC-14672)
- DSE 6.7をフル・サポートする新しいDataStax Enterprise Javaドライバーにアップグレードされました。(OPSC-15060)
- バックアップおよび復元操作用のAzure Blob Storageのサポートを追加しました。(OPSC-4777)
- バックアップおよび復元操作用のAmazon S3互換ストレージのサポートを追加しました。(OPSC-4994)
- backup_storage_dirはDataStaxエージェントTMP_DIRと同じパーティション上になければならないという要件を除外しました。(OPSC-13108)
- マテリアライズド・ビューの復元をデータの復元後に行うように変更しました。(OPSC-14574)
- AWS S3のデスティネーション検証をOpsCenterからDataStaxエージェントに移動しました。(OPSC-14611)
- AWS Credentials Provider ChainがIAMロールに関して尊重されていなかった問題を修正しました。(OPSC-14939)
- 再起動後にS3デスティネーションを編集すると、OpsCenterでEnable S3 server-side encryptionとEnable S3 transfer accelerationが有効になっていないのに有効になっていると表示される問題を修正しました。(OPSC-14982)
- 復元ステータスが最初に100%と表示されてから0%にリセットされる問題を修正しました。(OPSC-14995)
- キースペースとグラフのリストを入力するときに、[Configure and Restore]画面に読み込みの標識を追加しました。(OPSC-14999)
- Backup Service(バックアップ・サービス)ジョブ実行キャッシュのメモリー・リークを修正しました。(OPSC-15015)
- 復元を実行するとき、ユーザーはSSTableloaderをバイパスできるようになりました。(OPSC-15038)
- 定義されているデスティネーションが「On Server」のみである場合の特定時点の復元に関する問題を修正しました。(OPSC-15052)
- Solr復元処理で大文字と小文字が区別されるように修正しました。(OPSC-15117)
- 関連付けられたテーブルが存在しないためにSolrコアを作成できないことを示すエラーが生成されるバグを修正しました。このエラーは、復元を実行する前にSolrコアによってバックアップされたテーブルを削除したが、キースペースを削除しなかった場合に発生していました。(OPSC-15187)
- 基となるテーブルが再作成された場合にマテリアライズド・ビューが復元されるように、復元ロジックを更新しました。(OPSC-15188)
- [Use sstableloader]を選択しないでDSE Graphをバックアップする場合、すべてのデータを使用できるように、DSEを再起動する必要があるという注記と警告を追加しました。(OPSC-15283)
- Oracle JREダウンロード・エラーに関するLCMエラーメッセージを改善しました。(OPSC-13846)
- DSEノードに構成変更をデプロイするLifecycle Managerのリモート実行コンポーネントであるMeldは、Pythonランタイムに依存しなくなりました。(OPSC-14076)
- さまざまなエラーメッセージと文字列でOpscenterdをOpsCenterに変更しました。APIクライアントまたはログ・パーサーがその文字列に基づいて重要な動作をする場合は、それらを更新する必要があります。(OPSC-14191)
- LCMのサードパーティ依存関係を更新しました。(OPSC-14495)
- LCMがMeldをターゲット・ノードにアップロードできない場合のエラー・メッセージを改善しました。(OPSC-14517)
- LCMが管理するJavaインストールで、Oracle Javaの代わりにOpenJDKが使用されるようになりました。何もしなければ、次のインストール/アップグレード・ジョブで既存のインストールがOpenJDKに移行されます。詳細については、アップグレード・ガイドを参照してください。(OPSC-14674)
- manage-javaが選択されている場合にのみJCEオプションを表示するようにJavaセットアップ・ページを更新しました。(OPSC-14897)
- ターゲット・ノードでOracle JREのダウンロードがタイムアウトしたときのLCMエラー・メッセージを改善しました。(OPSC-14844)
- LCMがDSEの起動を待つ時間をDSE健全性チェック・タイムアウト(dse_healthcheck_startup_timeout)で設定可能になりました。(OPSC-15014)
- LCM設定プロファイルのフィールドの説明がデフォルトで表示されるようになりました。(OPSC-15036)
- サービス・スクリプトでサービスが実行されていないと表示された場合、LCM健全性チェックはDSEの起動を再試行するようになりました。サービス開始時の早い段階で状況が不正確になる可能性があることが観察されました。(OPSC-15043)
- LCMはすべてのノードに対して、デフォルトで
auto_bootstrap
をtrueに設定するようになりました。この変更によりインストール・ジョブの堅牢性が向上しますが、最初のノード起動は一度に1つずつ実行する必要があります。自動(デフォルト)以外の同時ポリシーはお勧めできません。(OPSC-15189) - LCMのデフォルトのジョブ同時実行ポリシーが単一インストール・ポリシーと同じように動作するようになりました。このデフォルト設定により、ジョブの実行速度が遅くなる代わりにインストール・ジョブの堅牢性が向上します。(OPSC-15192)
- 指定された値に関係なく1の値のままであったmax_parallel_repairsプロパティを尊重していたサブ範囲リペア(DSR)のバグを修正しました。(OPSC-14947)
OpsCenter 6.xの既知の問題点と解決済みの問題点
OpsCenterとLifecycle Managerの6.0以降のバージョンの既知の問題点、回避策、および解決済みの問題点。
以下は、OpsCenter 6.xバージョンに存在する既知の問題点です。各項目の回避策がある場合は、その詳細情報へのリンクが含まれています。これらの問題点は可能な限り、今後のリリースで対処される予定です。ご不明な点がある場合は、DataStaxサポートにご連絡ください。
- バックアップから復元するとき、復元が失敗した場合でも成功したとOpsCenterで報告される可能性があります。この動作は、新しいデータ・ディレクトリーにSSTableをコピーし、その後に
nodetool refresh
を実行する場合に発生する可能性があります。復元が失敗したかどうかを判断するには、DataStax エージェント・ログで、"Error copying sstables to data dir:"
を示す文字列を検索します。この問題に関係あるのは、OpsCenter 6.7.0のみです。 - ステージング・ディレクトリーに既存のコミット・ログが多数存在する場合、/pit-cleanupへの要求に関する多くのログ・メッセージが表示される場合があります。(OPSC-8349)
- ステージング・ディレクトリーへのパーミッションが不十分な場合、時間の経過に伴いエージェントがシステムのinotify監視対象を使い果たす可能性があります。(OPSC-10732)
- 既に存在しないUI/APIからクラスターにアクセスすると、opscenterd.logに不適切なエラーとスタック・トレースが記録されます。エラー・メッセージは「ERROR: Unhandled error in Deferred: There are no clusters with name or ID...」という内容です。このエラー・メッセージは無害です。(OPSC-8819)
- SNMPアラートを有効にすると、一部の低速の環境では起動時にopscenterdがハングする場合があります。(OPSC-9314:詳細を参照)
- Ubuntu 16.04にOpsCenter 6.0をインストールする前にOracle Java SE Runtime Environment 8(JREまたはJDK)をインストールする必要前提条件の指示に従わないと、OpenJDK 9がインストールされますが、これは現時点でサポートされていません。(OPSC-10778)
- 5.0.7より前のDSEバージョンでは、エージェントはJMX統計のみを使用してリペア対象のノードまたはキースペースごとのパーティションのサイズと数を推定します。DSEバージョン5.0.7以降では、エージェントはシステム
size_estimates
テーブルにクエリーを実行して、範囲ごとのパーティションのサイズと数をより正確に推定できます。(OPSC-11417、OPSC-11590) - DSEバージョン5.0以降では、オブジェクト・パーミッションは現在OpsCenterバックアップで保持されないため、バックアップが復元されたときに再適用されません。その結果、OpsCenterを使用して外部から手動でオブジェクト・パーミッションを管理する必要があります。詳細については(現時点で有効な回避策はありません)、ナレッジ・ベース・サポート記事を参照してください。(OPSC-11015)
- OpsCenter Monitoring UIのsolr-index-size([Search: Core Size]と表示される)メトリクスは、DSEバージョン5.1.0~5.1.3では使用できません。(OPSC-12267)
- (OpsCenterバージョン6.1以降のみに該当)DSEバージョン5.1以降では、スロー・クエリー・データは、DataStaxエージェントを再起動しないと使用できません。(OPSC-11702)
- (OpsCenterバージョン6.1以降のみに該当)約75以上のキースペースが存在する場合、DataStaxエージェント
/tokenranges
API呼び出しによって、デフォルトのヒープ・サイズのメモリーが使い果たされます。一時的な回避策として、エージェントのヒープ・サイズを調整してください。(OPSC-11975) - (OpsCenterバージョン6.1以降のみに該当)OpsCenterを使用して複数のSASIインデックスを含んでいるバックアップを復元する場合、これらのインデックスの一部またはすべてが正確に復元されない場合があります。インデックスはテーブル・スキーマに表示されますが、正しく機能しない可能性があります。復元時にインデックスを検証し、エラーが見つかった場合はリビルドする必要があります。詳細については、「CREATE CUSTOM INDEX (SASI)」を参照してください。(OPSC-11746)注: SASIインデックスは、DSEでは試験段階です。DataStaxは、実稼働環境ではSASIインデックスをサポートしていません。
- (OpsCenterバージョン6.0.x、6.1.x、および6.5.0に適用)OpsCenter 6.5.0にアップグレードするとき、OpsCenterはそのキースペースから自動的にコンパクト・ストレージを削除しません。重要な詳細については、「コンパクト・ストレージのサポート終了」を参照してください。(OPSC-14442)
- Lifecycle Manager(LCM)
- 現在、Lifecycle ManagerはDSE 透過的なデータ暗号化と互換性がありません。詳細については、「DSE構成値の暗号化」を参照してください。(OPSC-7529)
- OPSC-8851により、6.0.2では、クラスター内のOpsCenterデーモンとノード間で高レイテンシーが存在する状況において、Lifecycle Managerの回復性が改善されました。このリリースでは問題が改善されていますが、高レイテンシーにおける既知の問題点は依然として存在し、これらは今後のリリースで対処される予定です。(OPSC-9853)
- DSE Graphプロパティ(DSE 5.0.1以降のみ):LCMの[Config Profile]で構成可能なdse.yamlのDSE Graph構成。dse.yaml内のすべてのGraphプロパティは、
gremlin_server.serializers
とgremlin_server.scriptEngines
を除き、LCM UIで管理できます。LCMを使用している場合にこれらのプロパティをカスタマイズするには、LCM APIを利用して変更してください。その後でLCM UIを使用して構成プロファイルを変更しても、APIで設定したプロパティが維持されます。 - 認証情報をリポジトリで構成するとき、#や$などの特殊文字はサポートされていますが、非ASCII Unicode文字はサポートされていません。(OPSC-8921)
- (OpsCenter 6.5のみに適用)LCMジョブを実行中に、進行中のジョブを中止または終了しようとすると、中止要求が最初のノードが完了する前に発行されない限り、終了要求によりジョブを停止することができません。最初のノードの実行が終了した後に終了または中止コマンドを発行しても効果はありません。ジョブは、終了コマンドが発行されなかった場合と同様、完了まで実行を続行します。(OPSC-14410)
- Kerberos:エージェントのアドレス構成でkerberos_keytab_locationとkerberos_client_principalを設定すると、エージェントが適切に起動しなくなります。詳細と、6.0.8より前のバージョンのOpsCenterの回避策については、ナレッジ・ベース・サポート記事を参照してください(OPSC-10860)
- (OPSC-10860)
- Lifecycle Managerで既存のクラスターの構成プロファイルを変更すると、構成ジョブの実行後にOpsCenterのクラスターの接続設定が自動的に更新されるようになりました。(OPSC-8544)
- SSLがOpsCenterとエージェントの間で有効な場合、OpsCenterがエージェントから診断tarボールを取得できない問題が修正されました。(OPSC-10701)
- 認証情報に特殊文字が含まれている場合(ほとんどのDataStax Academyユーザー名が該当する)のLCMリポジトリの認証のバグが修正されました。(OPSC-10817)
- Opscenter 6.0(および6.0.3の修正前)以降で生成される暗号化された構成値を再度暗号化する必要があります。(OPSC-10244)
- DSE 4.7または4.8でキースペース名が32文字を超えている場合、バックアップ/復元が機能しません。(OPSC-9563)
- ノードの使用廃止後、Repair Service(リペア・サービス)が自動再起動に失敗します。この問題は、Repair Service(リペア・サービス)を手動で起動することで解決します。(OPSC-9244)
- Lifecycle Manager UIの一部の項目は、APIディレクトリーや別のUIセッションなど現在のUIセッションの外で変更された場合、自動的に更新されない場合があります。複数のユーザーが同じクラスターを同時に変更する可能性がある場合は、変更する前にUIを更新するようにしてください。(OPSC-9306)
- cassandra-env.shのg1-gc-optsは、デフォルトのG1ガーベージ・コレクションを使用すると直ちに編集できません。この問題を回避するには、ガーベージ・コレクターをG1以外に変更してから作業を行います。(OPSC-9556)
- cassandra-env.shの最大ヒープサイズを、LCM UIを使用して編集できません。この問題を回避するには、[Config Properties]ページのcassandra-env.shセクションでadditional-jvm-optsを使用して-Xmxおよび-Xms JVMプロパティを直接設定します。(OPSC-9546)
- 現在、電子メール・アラートの
use_tls
設定が予想どおりに機能しません。ただし、use_ssl=1
およびuse_tls=0
を設定して、TLSが有効なサーバーで機能するように電子メール・アラートを構成できます。問題がある場合は、DataStaxサポートにご連絡ください。(OPSC-9451) - DSEの新しいバージョンで、自動定義ファイルの更新が動的に再読み込みされません。UIに「DSEのバージョンがサポートされていないか、無効なバージョンです」というエラーが表示されたら、opscenterdの再起動を試してください。(OPSC-9468)
- 断続的なジョブ障害が発生し、IncompleteReadエラーが表示される場合があります。(OPSC-8851:詳細を参照)
- Safariの古いバージョン(8以前)を使用するとLCM UIでレンダリングの問題がいくつか発生します。回避策として、Safariの新しいバージョンを使用するか、別のサポートされているブラウザーを使用してください。(OPSC-9123)
- opscenterdでJavaへの相対パスのsymlinkを適切に解決できません。(OPSC-9344:詳細を参照)
- エージェントを初めてノードにインストールする場合、address.yamlはルート・ユーザーによって所有されます。OpsCenterの機能のうち、自動フェイルオーバーのみがこの影響を直接受けて、所有権またはパーミッションが更新されるまで機能しません。エージェントがノードに事前にインストールされている場合、所有権は影響を受けません。(OPSC-9336:詳細を参照)
- DSE 5.0の新しいマテリアライズド・ビュー機能を使用するキースペースで、S3およびローカル・ファイル・システムのバックアップが失敗します。サーバー内バックアップは影響を受けません。(OPSC-9328:詳細を参照)
- 復元を実行する前に、DSE 5.0の新しいユーザー定義集計機能とユーザー定義関数機能を使用しているテーブルがあるかどうかを確認する必要があります。OpsCenterは、これらのテーブルを自動的に再作成できませんが、データを既存のテーブルに正常に復元できます。(OPSC-9261:詳細を参照)