OpsCenter構成プロパティ

opscenterd.confファイル内でOpsCenterプロパティを構成し、OpsCenterを再起動します。

opscenterd.conf

opscenterd.confファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。
  • パッケージ・インストール:/etc/opscenter/opscenterd.conf
  • tarボール・インストール:install_location/conf/opscenterd.conf

これらのプロパティは、opscenterd.conf で構成します。

注: このファイルのプロパティを変更したら、変更内容を適用するためにOpsCenterを再起動します。
[webserver] port
OpsCenter Webサーバーへのクライアント接続に使用されるHTTPポート。デフォルト・ポートは8888です。
任意指定のHTTPSサポート。有効にするには、sslというプレフィックスが付いたプロパティの前にあるコメント・マーカー(#)を opscenterd.conf ファイルから削除します。「HTTPSの構成」を参照してください。
[webserver] interface
Webサーバーがクライアント接続をリッスンするために使用するインターフェイス。インターフェイスは、外部からアクセス可能なIPアドレスまたはホスト名である必要があります。デフォルトのインターフェイスは127.0.0.1です。
[webserver] staticdir
OpsCenter Webサイトの静的コンテンツが存在するファイル・システム内の場所。デフォルトの場所は、パッケージ・インストールの場合は/usr/share/opscenter/content、tarボール・インストールの場合はinstall_location/contentです。
[webserver] ssl_keyfile
SSLキーファイルが存在する場所。このオプションを使用するにはssl_certfileを設定する必要があり、任意でssl_portも設定できます。
[webserver] ssl_certfile
SSL証明書が存在する場所。このオプションを使用するにはssl_keyfileを設定する必要があり、任意でssl_portも設定できます。
[webserver] ssl_port
SSLトラフィックを処理するポート。デフォルト・ポートは8443です。
[webserver] hsts_enabled
HTTP Strict Transport Securityを使用するかどうかを指定します。このオプションを有効にすると、OpsCenterはHTTPS経由のHTML応答でHSTSヘッダーを返すようになります。HTHSヘッダーは、サポートされているブラウザーに、暗号化されていないHTTP経由でのOpsCenterへの接続を拒否するよう指示することにより、HTTPS->HTTPダウングレード攻撃を困難にします。このオプションを有効にするには、ssl_certfileとssl_keyfileでもTLSを有効にする必要があります。hsts_max_ageも参照してください。デフォルト:False。
[webserver] hsts_max_age
サポートされているブラウザーがHSTSヘッダーを新しいと見なし、暗号化されていないHTTPを使用したOpsCenterへの接続を拒否する時間(秒)。hsts_enabledmも参照してください。デフォルト:31,536,000秒(1年)。
[webserver] sub_process_timeout
OpsCenterがサブプロセスの完了を待機する時間(秒)。この時間が経過するとタイムアウトになります。デフォルト値は600秒です。OpsCenterは、scpなど一部のタスクの実行時にサブプロセスを生成します。これらのタスクにはタイムアウトを構成できます。
[http_proxy_settings] proxy_url
OpsCenterが外部http/https接続に使用するプロキシ・サーバーのURL。現在は、posturlプラグインにのみ適用されます。例:http://127.0.0.1:8080
[http_proxy_settings] proxy_username
基本的なプロキシHTTP権限管理のプロキシ・ユーザー名。現在は、posturlプラグインにのみ適用されます。
[http_proxy_settings] proxy_password
基本的なプロキシHTTP権限管理のプロキシ・パスワード。現在は、posturlプラグインにのみ適用されます。
[security] config_encryption_active
OpsCenterが機密構成値の復号化を試行するかどうかを指定します。
[security] config_encryption_key_name
格納するパスワードを暗号化/復号化するために使用するシステム・キーの名前。
[security] config_encryption_key_path
暗号化キーのパス。空白にすると、opscenterd.confのディレクトリーが使用されます。
[logging] resource_usage_interval
OpsCenterがシステム・リソースの使用量をログに記録する間隔(秒)。デフォルト値は60です。
[definitions] use_ssl
定義ファイルの更新を取得するためにSSLを使用するかどうかを指定します。このオプションを使用するには、OpsCenterホストにOpenSSLが必要です。デフォルト値はTrueです。
[definitions] definitions_dir
定義ファイルを格納するファイル・システムの場所。デフォルトの場所は、パッケージ・インストールの場合は/var/lib/opscenter/definitions、tarボール・インストールの場合はinstall_location/definitionsです。
[definitions] auto_update
OpsCenterが定期的に定義ファイルを自動更新するかどうかを指定します。デフォルト値はTrueです。
[definitions] download_host
定義ファイルの更新要求の送信先のホスト。デフォルトのホストはopscenter.datastax.comです。
[definitions] download_port
定義ファイルの更新を要求するために使用するdownload_hostのポート。デフォルト・ポートは443です。
[definitions] download_filename
定義ファイルの更新が格納されているdownload_host上のtarファイルの名前。デフォルトの名前はdefinitions_files.tgzです。
[definitions] hash_filename
定義ファイルの更新が必要かどうかを確認するために使用するdownload_host上のハッシュ・ファイルの名前。デフォルト・ファイルはversion.md5です。
[definitions] sleep
定義ファイルの更新をチェックする間隔(秒)。デフォルト間隔は3,600秒(1時間)です。
[authentication] passwd_db
OpsCenterのパスワード認証を構成するためのファイルのフル・パス。このファイルが存在しない場合、OpsCenterはパスワードを確認しません。デフォルトの場所は、パッケージ・インストールの場合は/etc/opscenter/passwd.db、tarボール・インストールの場合はinstall_location/passwd.dbです。
[authentication] enabled
ユーザー認証を有効にするかどうかを構成します。デフォルトの設定値はFalseです。
[authentication] timeout
セッションのタイムアウトを秒単位で設定します。デフォルトでは、タイムアウトなしの(0)です。タイムアウトが必要な場合、設定できる最小値は60秒です。
[authentication] authentication_method
構成されている認証方法。オプションにはDatastaxEnterpriseAuthとLDAPを使用できます。Active Directoryは
AD over LDAPでのサポートのため、LDAPを指定してください。
[authentication] password_hash_type
ユーザー・パスワードを格納するときに使用する一方向パスワード・ハッシュ・アルゴリズム。オプションには、bcrypt+blake2b-512(デフォルト)、pbkdf2+blake2b-512、pbkdf2+sha512、pbkdf2+sha3-256、bcrypt+sha512を使用できます。
[authentication] sqlite_connection_timeout
SQLite接続を正常に受信するためにopscenterdが待機する秒数。この時間が経過すると、タイムアウトになります。デフォルト:5
[authentication] sqlite_max_active_connections
SQLiteデータベースへのアクティブな同時接続の最大数。デフォルト:200
[ldap] server_host
LDAPサーバー・ホスト。
[ldap] server_port
LDAPサーバー・ポート。
[ldap] uri_scheme
URIスキーム。ldap_security = Noneの場合はデフォルトでldapに設定され、ldap_security = SSLまたはTLSの場合はデフォルトでldapsに設定されます。
[ldap] search_dn
LDAPサーバーでのユーザー検索に使用されるユーザーのDN。このユーザーには、
検索を実行するために必要なパーミッションのみを付与してください。
存在しない場合は、匿名バインドが検索に使用されます。
例:cn=admin,dc=qaldap,dc=datastax,dc=lan
[ldap] search_password
検索ユーザーのパスワード。
[ldap] user_search_base
ユーザーを検索するために使用されるldap検索ベース。例:ou=users,dc=qaldap,dc=datastax,dc=lan
[ldap] user_search_filter
ユーザーを一意に識別するために使用されるldap検索フィルター。例:(uid={0})
[ldap] group_search_base
グループを検索するために使用されるldap検索ベース。例:ou=groups,dc=qaldap,dc=datastax,dc=lan
[ldap] group_search_filter
廃止予定。ユーザーのグループを検索するために使用されるldap検索フィルター。例:(member=cn={0},ou=users,dc=nodomain)
[ldap] group_search_filter_with_dn
ユーザーのグループを検索するために使用されるldap検索フィルター。ユーザー検索で得られたユーザーの完全なDNを使用します。group_search_filterをオーバーライドします。たとえば、(member={0})
[ldap] group_name_attribute
グループの名前を識別するために使用されるldapフィールド名。例:cn
[ldap] admin_group_name
管理者グループ名、または管理者グループ名のコンマ区切りリスト。例:admin, superusers
グループ名に「,」(コンマ)などの制限されたLDAP文字が含まれている場合は、それらをエスケープする必要があります。
たとえば、「foo , bar」と「baz」という2つの管理者グループを指定するには、「foo \, bar, baz」と入力します。
[ldap] ldap_security
LDAPで使用するセキュリティの種類:None、TLS、SSL、SSL_TLS。TLSまたはSSL_TLSに設定した場合、TLS開始を使用します。
[ldap] truststore
トラストストアのパス。
[ldap] truststore_type
トラストストアのタイプ。
[ldap] truststore_pass
トラストストア用のパスワード。
[ldap] user_memberof_attribute
グループ・メンバーシップ情報が含まれているユーザー・エントリーの属性に設定します。
[ldap] user_memberof_stores_dn
memberof属性の値がグループの識別名である場合はTrueに設定します。デフォルト:False
[ldap] group_search_type
group_search_typeは、ユーザーのグループ・メンバーシップの決定方法を定義します。これには、
以下のいずれかを使用できます。
directory_search:group_search_baseのサブツリー検索を行います。結果をフィルター処理するために、
group_search_filterを使用します。
memberof_search:ユーザーのmemberof属性からグループを取得します。memberofをサポートするために、
ディレクトリー・サーバーが必要です。
[ldap] follow_referrals
OpsCenter LDAPクライアントが参照に従う必要があるかどうかを設定します。ADでは一般的に参照に従いません。デフォルト:False。
[ldap] enforce_single_user_search_result
すべての参照(該当する場合)に従ったあとに、ユーザー検索から複数のエントリが返された場合、エラーを返します。user_search_baseが1つの特定のOUに格納されていない場合は、Falseに設定します。デフォルトはTrueです。
[ldap] connection_timeout
ldapサーバーがダウンしていると判定されるまでの待機時間(秒)。デフォルトで30秒に設定されます。
[agents] config_sleep
エージェント構成md5の更新間隔(秒)。デフォルト値は、420秒(7分)です。
[agents] ssh_port
エージェントとOpsCenter間の通信をリッスンするSecure Shell(SSH)ポート。デフォルト・ポートは22です。[agents]セクションが存在しない場合は、 opscenterd.confで設定します。このセクションに、ssh_portオプションとポート番号の値を追加します。
ssh_port = 2222
[agents] incoming_port
OpsCenterが着信stomp通信に使用するポート。デフォルト・ポートは61620です。
[agents] incoming_interface
OpsCenterがエージェントからの着信stompトラフィックに使用するインターフェイス。デフォルトのインターフェイスは0.0.0.0です。
[agents] use_ssl
OpsCenterとエージェント間のトラフィックにSSLを使用するかどうかを指定します。デフォルト値はFalseです。
[agents] agent_install_poll_period
エージェントのインストール中にOpsCenterがエージェントのインストール・ステータスを更新する頻度。
[agents] agent_install_mute_period
エージェントのインストール後、エージェントの既知の問題をチェックするまで待機する秒数。
[agents] agent_install_timeout_period
インストールが完了するまで待機する秒数。この時間が経過すると、インストールは自動的に終了します。
[agents] ssl_keyfile
OpsCenterとエージェント間のSSLトラフィックに使用されるSSLキー・ファイルの場所。デフォルトの場所は、パッケージ・インストールの場合は/var/lib/opscenter/ssl/opscenter.key、tarボール・インストールの場合はinstall_location/ssl/opscenter.keyです。
[agents] ssl_certfile
OpsCenterとエージェント間のSSLトラフィックに使用されるSSL証明書の場所。デフォルトの場所は、パッケージ・インストールの場合は/var/lib/opscenter/ssl/opscenter.der、tarボール・インストールの場合はinstall_location/ssl/opscenter.derです。
[agents] agent_keyfile
OpsCenterとエージェント間でSSL通信を使用するときにエージェントに送信するキーファイルの場所。デフォルトの場所は、パッケージ・インストールの場合は/var/lib/opscenter/ssl/agentKeyStore、tarボール・インストールの場合はinstall_location/ssl/agentKeyStoreです。
[agents] agent_keyfile_raw
agent_keyfileのJavaキー・ストアに格納されている生のキー。このキーは、OpsCenterと通信する必要がある非Javaクライアントで必要です。
[agents] agent_certfile
OpsCenterとエージェント間でSSL通信を使用するときにエージェントに送信するcertfileの場所。デフォルトの場所は、パッケージ・インストールの場合は/var/lib/opscenter/ssl/agentKeyStore.der、tarボール・インストールの場合はinstall_location/ssl/agentKeyStore.derです。
[agents] ssh_executable
ssh実行可能バイナリーの場所。デフォルトの場所は、/usr/bin/sshです。
[agents] scp_executable
scp実行可能バイナリーの場所。デフォルトの場所は、/usr/bin/scpです。
[agents] ssh_keygen_executable
ssh-keygen実行可能バイナリーの場所。デフォルトの場所は、/usr/bin/ssh-keygenです。
[agents] ssh_keyscan_executable
ssh-keyscan実行可能バイナリーの場所。デフォルトの場所は、/usr/bin/ssh-keyscanです。
[agents] ssh_user_known_hosts_file
SSH通信中にOpsCenterが使用するOpsCenterユーザーのknown_hostsファイルの場所。デフォルトの場所は、~/.ssh/known_hostsです。
[agents] ssh_sys_known_hosts_file
SSH通信中にOpsCenterが使用するシステム全体のknown_hostsファイルの場所。デフォルトの場所は、/etc/ssh/ssh_known_hostsです。
[agents] tmp_dir
DataStaxエージェントのインストールに使用されるOpsCenterマシンのtmpディレクトリーのパス。デフォルトの場所は、パッケージインストールの場合は/usr/share/opscenter/tmp/、tarボール・インストールの場合はinstall_location/tmpです。
[agents] agent_tmp_dir
バックカップ・サービスとリペア・サービス用のファイルを保持するDataStaxエージェントで使用されるtmpディレクトリーへのパスを設定します。
[agents] not_seen_threshold
stompなど、特定の接続に関するエージェント・ステータスが前回送信されてからの最大時間(秒)。この時間が経過すると、エージェント接続がダウンしていると見なされます。このしきい値は、ノードの健全性を不明とマークするまでOpsCenterが待機する時間にも影響します。デフォルト値:180秒。
[agents] call_agent_retry
エージェント要求で異なるアップ・ノードを試行する回数。
[agents] agent_aggregation_flush
集計され、定期的にバッチ処理された詳細なエージェント・メッセージをログ・フラッシュする間隔(秒)。デフォルト:600秒。
[agents] http_poll_period
エージェントのHTTP健全性のポーリングの試行間隔(秒)。デフォルト値:60秒。
[stat_reporter] initial_sleep
クラスター統計レポーターの実行を開始するまでの遅延時間(秒)。デフォルト値は、300(5分)です。
[stat_reporter] interval
DataStaxサポートに使用量メトリクスを報告する間隔(秒)。デフォルトでは、OpsCenterはクラスターに関する使用量メトリクスを毎日DataStaxサポートに送信します。

phone-home機能を無効にするには、次の行を opscenterd.conf ファイルに追加します。

interval = 0
この他の構成メトリクス収集プロパティについては、「メトリクス・コレクションのプロパティ」に記載されています。
[stat_reporter] ssl_key
phone-homeサービスのSSL通信に使用するSSLキー・ファイルの場所。デフォルトの場所は、パッケージ・インストールの場合は/var/lib/opscenter/ssl/stats.pem、tarボール・インストールの場合はinstall_location/ssl/stats.pemです。
[spark] base_master_proxy_port
SparkマスターのHTTPプロキシの設定に使用するベース・ポート。SparkマスターUIはポート7080で公開され、このポートから10000増大した17080までのポートはほとんど使用されません。
[nodesync] refresh_period
NodeSyncメトリクス・テーブルからのステータス・データを各NodeSync Service(NodeSyncサービス)が更新する間隔(単位は秒)。デフォルト:300(5分)。
[nodesync] max_request_tables
NodeSyncを有効または無効にする単一の要求として処理できるテーブルの最大数。複数のテーブルでNodeSyncを有効または無効にするときに、スキーマ一致エラーが発生した場合にのみ、デフォルト値を調整します。デフォルト:50。
[repair_service] persist_directory
現在のRepair Service(リペア・サービス)ステータスを含むファイルを格納する場所。デフォルトの場所は、パッケージ・インストールの場合は/var/lib/opscenter/repair_service、tarボール・インストールの場合はinstall_location/repair_serviceです。
[repair_service] restart_period
クラスターの安定性を確認してリペアを再開するまで、特定のイベントに応答してこのRepair Service(リペア・サービス)が一時停止している時間(秒)。デフォルト:300(5分)。
[repair_service] cluster_stabilization_period
リペアを行う前にRepair Service(リペア・サービス)がクラスターの安定性をチェックする間隔(秒)。このチェックは、このRepair Service(リペア・サービス)がアクティブ化されたとき(ユーザーがアクティブ化するか、OpsCenterの再起動後)に開始され、クラスターが安定するまで繰り返されます。デフォルト:30。
[repair_service] single_task_err_threshold
一時的にタスクをスキップして次のタスクに移行するまでリペア・タスクをリトライする最大回数。スキップされたタスクは、後でリトライするためにリペア・キューの最後に移動されます。リトライの最大回数に到達すると、アラートが発行されます。デフォルト:10。
[repair_service] max_parallel_repairs
サブ範囲リペアを並列処理で実行する最大数。指定していない場合、または0に設定している場合、Repair Service(リペア・サービス)は、並列処理で実行する適切な最大リペア数を計算します。デフォルト:0。
[repair_service] max_pending_repairs
ノードで一度に実行できる保留中のリペアの最大数。デフォルト:5。
[repair_service] single_repair_timeout
リペアが完了するまでの最大時間(秒)。デフォルト:3600(1時間)。
[repair_service] min_repair_time
リペアが完了するまでの最小時間(秒)。この時間より早くリペアが終了すると、残りの時間はスリープ状態になります。デフォルト:5。
[repair_service] prioritization_page_size
次に実行する、影響の少ないリペアを選択するときにRepair Service(リペア・サービス)が評価する残りのサブ範囲リペア・タスクの最大数。デフォルト:512。このパラメーターは、サブ範囲リペアにのみ適用されます。
[repair_service] offline_splits
ノードがエージェントと通信して最適な分割数を取得できず、オフライン分割に戻ったときに、ノードがキースペースごとに持つサブ範囲の最小分割数。デフォルト:256。このパラメーターは、サブ範囲リペアにのみ適用されます。
[repair_service] min_throughput
パラレル・リペア数を計算するために必要な最小スループット(バイト)。num_recent_throughputsも参照してください。デフォルト:512。このパラメーターは、サブ範囲リペアとインクリメンタル・リペアにのみ適用され、分散サブ範囲リペアには適用されません。
[repair_service] num_recent_throughputs
最近完了したリペア・スループット。平均リペア・スループットを計算するために使用されます。平均リペア・スループットは、必要なパラレル・リペアの数を決定するために使用されます。min_throughputも参照してください。デフォルト:500。このパラメーターは、サブ範囲リペアとインクリメンタル・リペアにのみ適用され、分散サブ範囲リペアには適用されません。
[repair_service] error_logging_window
time_to_completionを超過した後、エラーをログに記録してアラートをトリガーする頻度(秒)。デフォルト:86,400(1日)
[repair_service] snapshot_override
デフォルトのスナップショット・リペア動作をオーバーライドするかどうかを指定します。このオプションをTrueに指定すると、検証コンパクションは並列処理ではなく、シーケンシャルに実行されます。デフォルト:False。
[repair_service] ignore_keyspaces
システム・キースペースの他にサブ範囲リペア時または分散サブ範囲リペア時に無視するキースペースのリスト。
[repair_service] ignore_tables
サブ範囲リペア時に除外するキースペースとテーブルのリスト。分散サブ範囲リペアには適用されません。例:keyspace1.standard1, keyspace1.standard2。
[repair_service] incremental_repair_tables
インクリメンタル・リペアに含めるキースペースとテーブルのリスト。OpsCenter.settingsテーブルとOpsCenter.backup_reportsテーブルはデフォルトで含まれています。例:keyspace1.standard1, keyspace1.standard2。
[repair_service] incremental_repair_datacenters
データ・センターまたはラックごとにインクリメンタル・リペアを制限します。このオプションを設定すると、リペア要求がデータ・センター内と指定されたラック内のレプリカのみに制限され、パフォーマンスが向上します。例:dc1,dc2:rack1,dc2:rack2.デフォルトの動作では、すべてのレプリカに関して、すべてのデータ・センターとラックにリペア要求が送信されます。
[repair_service] incremental_sleep
クラスターのすべてのインクリメンタル・リペアが完了した後、一時停止する秒数。デフォルト:3600(1時間)。
[repair_service] incremental_threshold
テーブルのインクリメンタル・リペアを検討するために必要な最小バイト数。デフォルト値の1バイトに設定すると、テーブルに未リペアのデータがある場合、Repair Service(リペア・サービス)はインクリメンタル・リペアを実行します。大きな値を設定する際は十分注意してください。gc_grace_seconds期間内にしきい値を超えて書き込まれるデータが不足すると、削除が失われる可能性があります。デフォルト:1.
[repair_service] incremental_err_alert_threshold
インクリメンタル・リペア時に無視するエラー数のしきい値。この値を超えると、インクリメンタル・リペアの失敗が許容される回数を超えている可能性があるというアラートが表示されます。デフォルト:20。
[repair_service] time_to_completion_target_percentage
クラスターの過負荷を避けるために、必要に応じて並列処理を遅らせたり減らしたりすることを含め、Repair Service(リペア・サービス)が目標とする完了までの時間の割合(%)。デフォルト:65。このパラメーターは、サブ範囲リペアとインクリメンタル・リペアにのみ適用され、分散サブ範囲リペアには適用されません。
[repair_service] tokenranges_http_timeout
ノード・トークン範囲の分割数を取得するためにエージェントに対して行うHTTP呼び出しのタイムアウト(秒)。デフォルト値(30)は、clustername.confのエージェントhttp_timeoutのデフォルト値(10)よりも意図的に大きく設定されています。デフォルト:30。このパラメーターは、サブ範囲リペアにのみ適用され、またはインクリメンタル・リペアまたは分散サブ範囲リペアには適用されません。
[repair_service] persist_period
Repair Service(リペア・サービス)が永続ファイルをディスクに書き込む間隔の最小秒数。デフォルト:3600(1時間)。このパラメーターは、サブ範囲リペアとインクリメンタル・リペアにのみ適用され、分散サブ範囲リペアには適用されません。
[repair_service] tokenranges_partitions
サブ範囲リペア内の各範囲のパーティションの目標数。この値は、Repair Service(リペア・サービス)がリペア・タスクを作成するために使用され、デフォルトでDSE Merkleツリーの最大深さに設定されます。デフォルト:1048576。
[repair_service] max_down_node_retry
レプリカを含むノードがダウンしたときにリペア・タスクをリトライする最大試行回数。デフォルトのリトライ回数は1,080回です。リトライは10秒ごとに行われます。デフォルトの1,080回のリトライは、10,800秒(3時間)後に終了します。これは、デフォルトのCassandraヒンテッド・ハンドオフの有効期限に対応しています。たとえば、ダウンしているノードまたはレプリカのリペア試行時間を6時間に倍増するには、リトライ回数を2,160に設定します。デフォルト:1,080。
[repair_service] enable_distributed_subrange_repair
Repair Serviceで、非常に膨大な量の個別のサブ範囲リペアを必要とする大規模で高密度のクラスターに合わせてより適切に拡大されるように設計された、分散サブ範囲リペアのジョブ・タイプを有効にするかどうかを指定します。デフォルト:False。
[repair_service] parallel_tasks_update_interval
Repair Serviceに使用される平行タスクを再計算する間隔(単位は秒)。デフォルト:120(2分)。このパラメーターは、サブ範囲リペアとインクリメンタル・リペアにのみ適用され、分散サブ範囲リペアには適用されません。
[ui] default_api_timeout
OpsCenter UIからOpsCenter APIへのAPI呼び出しのデフォルトのタイムアウト値(秒)。デフォルト値は10です。一部のAPI呼び出しではタイムアウトまでの時間を10秒より長くする必要があります。そのような場合、API呼び出しのタイムアウトはdefault_api_timeoutを基準にして延長されます(たとえば、6 * default_api_timeout)。default_api_timeoutを変更すると、これらのタイムアウトはそれに応じて変化します。
[ui] max_metrics_requests
OpsCenter UIからopscenterdへの最大同時メトリクス要求数。デフォルト値は16です。
[ui] node_detail_refresh_delay
ノードの詳細を更新するポーリング呼び出しの間隔(秒)。デフォルト値は5です。
[ui] storagemap_ttl
OpsCenter UIでストレージ容量グラフのデータを更新する頻度(秒)。デフォルトでは300秒(5分)に設定されているため、個々のノードのストレージ容量の変更が最大で5分間、UIに反映されない場合があります。
[request_tracker] queue_size
追跡可能な要求の最大数。デフォルト値は10,000です。
[clusters] add_cluster_timeout
クラスターを追加するときにOpsCenterが待機する時間(秒)。この時間が経過すると、エラーが報告されます。デフォルト値は300秒です。クラスターの追加には、DSEへの接続、トポロジー情報の取得、およびOpsCenterスキーマの作成が含まれます。vnodeを有効にして非常に大きなクラスターを実行する場合、この値を大きくする必要があります。
[clusters] startup_sleep
起動時にクラスターに接続するまでにOpsCenterが待機する時間(秒)。デフォルト値は、0(待機しない)です。
[clusters] max_schema_agreement_wait
スキーマ変更クエリーの実行後、スキーマの一致を待機する最大時間(秒)。デフォルト値:30秒。opscenterdログにスキーマ作成エラーまたはスキーマ変更エラーがある場合は、値を大きくしてください。
[failover] heartbeat_period
OpsCenterがバックアップにハートビートする頻度。デフォルト:10秒。
[failover] heartbeat_reply_period
OpsCenterバックアップ・インスタンスがOpsCenterプライマリ・インスタンスにハートビートする頻度。デフォルト:300秒。
[failover] heartbeat_fail_window
ハートビートの欠如によりフェイルオーバーがトリガーされるまでの時間。デフォルト:60秒。
[failover] failover_configuration_directory
フェイルオーバー固有の構成が格納されているディレクトリー。フェイルオーバーをサポートするようにOpsCenterを構成する場合は、このディレクトリーをOpsCenterのインストール全体にミラーリング/レプリケートしないでください。デフォルトの場所は、パッケージ・インストールの場合は/var/lib/opscenter/failover/、tarボール・インストールの場合はinstall_location/opscenterd/failover/です。
[failover] override_primary_redirect_url
設定すると、フェイルオーバー時に自動的に生成されたOpsCenterプライマリURLがオーバーライドされます。例:https://opscenter:80
[lifecycle_manager] db_location
Lifecycle Manager情報を格納するために使用されるlcm.dbデータベースの場所。デフォルト:/var/lib/opscenter/lcm.db
[lifecycle_manager] cacerts_directory
プロビジョニング・タスク時に自動的に生成されるSSL関連ファイルを格納するときに使用するディレクトリー。デフォルト:/var/lib/opscenter/ssl/lcm
[lifecycle_manager] cacerts_truststore_location
証明書に署名するためのルートCA証明書が含まれているトラストストアの場所。デフォルト:/var/lib/opscenter/ssl/lcm/lcm-auto-generated.truststore
[lifecycle_manager] cacerts_truststore_password
cacertsトラストストアを開くためのパスワード。
[lifecycle_manager] crypto_key_file
Lifecycle Manager情報を格納するためにデータベース内の機密データの暗号化に使用するキー。暗号化キーが存在しない場合は、自動的に生成されます。デフォルト:/etc/opscenter/lcm.key
[lifecycle_manager] job_manager_polling_interval
Lifecycle Managerタスクを実行するときのポーリング頻度(秒)。デフォルト:5秒。
[lifecycle_manager] node_install_idle_timeout
インストール・ジョブをアイドル状態とマークするまでの非アクティブである時間(秒)。デフォルト:900秒。
[lifecycle_manager] node_restart_idle_timeout
ノード再起動ジョブをアイドル状態とマークするまでの非アクティブである時間(秒)。デフォルト:120秒。
[lifecycle_manager] node_configure_idle_timeout
ノード構成ジョブをアイドル状態とマークするまでの非アクティブである時間(秒)。デフォルト:120秒。
[lifecycle_manager] node_cluster_import_idle_timeout
クラスター・インポート・ジョブをアイドル状態とマークするまでの非アクティブである時間(秒)。デフォルト:120秒。
[lifecycle_manager] node_install_agent_idle_timeout
エージェント・インストール・ジョブをアイドル状態とマークするまでの非アクティブである時間(秒)。デフォルト:120秒。
[lifecycle_manager] cassandra_connection_timeout
DataStax Enterpriseクラスターのプロビジョニング時にDataStax Enterpriseに接続できる時間(秒)。デフォルト:20秒。
[lifecycle_manager] ssh_connect_timeout_in_seconds
LCMジョブ中にターゲット・ノード上のSSHサーバーが接続試行に応答するまで待機する秒数。デフォルト:30秒。
[lifecycle_manager] ssh_max_attempts
LCMジョブ中に指定されたターゲットへのSSH接続を試行する最大回数。デフォルト:3。
[lifecycle_manager] ssh_retry_delay_in_seconds
LCMジョブ中に次のSSH接続のリトライまで待機する秒数。デフォルト:10秒。
[lifecycle_manager] disable_platform_check
プラットフォーム・チェックにより、DSEの互換性とサポートが保証されます。無効にする場合は、自己責任で行ってください。デフォルト:False。
[lifecycle_manager] dse_healthcheck_startup_timeout
DSEが起動するまでMeldが待機する最大分数。
[lifecycle_manager] meld_upload_method
meld_upload_methodは、Meldがノードにアップロードされる方法を定義します。以下のいずれかを使用できます。
sftp - Meldをノードに転送するときにSFTPを使用します。
scp - Meldをノードに転送するときにscpを使用します。
sftp_with_scp_fallback - Meldをノードに転送し、失敗した場合にscpでフォールバックするときにsftpを使用します。これはデフォルト値です。
[lifecycle_manager] enable_local_query_health_check
各ノードでローカル・クエリの健全性チェックを実施するための機能フラグ。デフォルト:False。
[backup_service] auto_sync_retry_attempts
障害が発生した場合に、デスティネーション先へのバックアップ送信を自動的にリトライする回数。デフォルト:3。
[backup_service] auto_sync_retry_delay
リトライする間隔(分)。デフォルト:60。
[backup_service] destination_validation_timeout
デスティネーションの検証時にエージェントが応答するまで待機する時間(秒)。デフォルト:30。
[backup_service] s3_proxy_host
AWS S3への接続用のオプションのプロキシ・ホスト。
[backup_service] s3_proxy_port
AWS S3への接続用のオプションのプロキシ・ポート。
[agents] path_to_sudowrap
古いRed Hatインストールのsudo_with_pass.pyラッパーの場所。デフォルトの場所は、パッケージ・インストールの場合は/usr/share/opscenter/bin/sudo_with_pass.py、tarボール・インストールの場合はinstall_location/bin/sudo_with_pass.pyです。
[agents] path_to_deb
廃止予定。代わりに、[lifecycle_manager] opscenterd_agent_package_directoryを使用してください。
[agents] path_to_rpm
廃止予定。代わりに、[lifecycle_manager] opscenterd_agent_package_directoryを使用してください。
[agents] reported_interface
opscenterdと通信するターゲット・ノードを自動的に設定するときに使用するインターフェイス。この値は、フェイルオーバー時にDataStaxエージェントをOpsCenter経由で自動的にインストールする際に使用され、中央のopscenterdプロセスにステータスを送信するためLifecycle Manager(LCM)によってデプロイされるリモート・スクリプトでも使用されます。この値は、stomp_interfaceプロパティとしてaddress.yamlに書き込まれます。明示的に設定されていない場合、この値は、ほとんどの場合に自動的に動作するアルゴリズムによって決定されます。reported_interfaceプロパティは、そのアルゴリズムがエージェント接続に使用されるIPを正しく決定できない場合(address.yamlstomp_interfaceの構成が間違っている場合、またはリモートLCMスクリプトが報告に失敗した場合)に設定する必要があります。
[agents] runs_sudo
sudoを使用してDataStaxエージェントを実行するかどうかを設定します。デフォルト値はTrueです。このオプションをFalseに設定すると、エージェントでsudoは使用されず、エージェント・ユーザーは昇格した権限を使用して実行されません。このオプションをTrueに設定すると、エージェントはsudoと昇格した権限を使用して実行されます。