OpsCenter構成プロパティ
opscenterd.confファイル内でOpsCenterプロパティを構成し、OpsCenterを再起動します。
opscenterd.conf
opscenterd.confファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。- パッケージ・インストール:/etc/opscenter/opscenterd.conf
- tarボール・インストール:install_location/conf/opscenterd.conf
これらのプロパティは、opscenterd.conf で構成します。
注: このファイルのプロパティを変更したら、変更内容を適用するためにOpsCenterを再起動します。
- [webserver] port
- OpsCenter Webサーバーへのクライアント接続に使用されるHTTPポート。デフォルト・ポートは8888です。
- [webserver] interface
- Webサーバーがクライアント接続をリッスンするために使用するインターフェイス。インターフェイスは、外部からアクセス可能なIPアドレスまたはホスト名である必要があります。デフォルトのインターフェイスは127.0.0.1です。
- [webserver] staticdir
- OpsCenter Webサイトの静的コンテンツが存在するファイル・システム内の場所。デフォルトの場所は、パッケージ・インストールの場合は/usr/share/opscenter/content、tarボール・インストールの場合はinstall_location/contentです。
- [webserver] ssl_keyfile
- SSLキーファイルが存在する場所。このオプションを使用するには
ssl_certfile
を設定する必要があり、任意でssl_port
も設定できます。 - [webserver] ssl_certfile
- SSL証明書が存在する場所。このオプションを使用するには
ssl_keyfile
を設定する必要があり、任意でssl_port
も設定できます。 - [webserver] ssl_port
- SSLトラフィックを処理するポート。デフォルト・ポートは8443です。
- [webserver] hsts_enabled
- HTTP Strict Transport Securityを使用するかどうかを指定します。このオプションを有効にすると、OpsCenterはHTTPS経由のHTML応答でHSTSヘッダーを返すようになります。HTHSヘッダーは、サポートされているブラウザーに、暗号化されていないHTTP経由でのOpsCenterへの接続を拒否するよう指示することにより、HTTPS->HTTPダウングレード攻撃を困難にします。このオプションを有効にするには、ssl_certfileとssl_keyfileでもTLSを有効にする必要があります。hsts_max_ageも参照してください。デフォルト:False。
- [webserver] hsts_max_age
- サポートされているブラウザーがHSTSヘッダーを新しいと見なし、暗号化されていないHTTPを使用したOpsCenterへの接続を拒否する時間(秒)。hsts_enabledmも参照してください。デフォルト:31,536,000秒(1年)。
- [webserver] sub_process_timeout
- OpsCenterがサブプロセスの完了を待機する時間(秒)。この時間が経過するとタイムアウトになります。デフォルト値は600秒です。OpsCenterは、scpなど一部のタスクの実行時にサブプロセスを生成します。これらのタスクにはタイムアウトを構成できます。
- [http_proxy_settings] proxy_url
- OpsCenterが外部http/https接続に使用するプロキシ・サーバーのURL。現在は、posturlプラグインにのみ適用されます。例:http://127.0.0.1:8080
- [http_proxy_settings] proxy_username
- 基本的なプロキシHTTP権限管理のプロキシ・ユーザー名。現在は、posturlプラグインにのみ適用されます。
- [http_proxy_settings] proxy_password
- 基本的なプロキシHTTP権限管理のプロキシ・パスワード。現在は、posturlプラグインにのみ適用されます。
- [security] config_encryption_active
- OpsCenterが機密構成値の復号化を試行するかどうかを指定します。
- [security] config_encryption_key_name
- 格納するパスワードを暗号化/復号化するために使用するシステム・キーの名前。
- [security] config_encryption_key_path
- 暗号化キーのパス。空白にすると、opscenterd.confのディレクトリーが使用されます。
- [logging] resource_usage_interval
- OpsCenterがシステム・リソースの使用量をログに記録する間隔(秒)。デフォルト値は60です。
- [definitions] use_ssl
- 定義ファイルの更新を取得するためにSSLを使用するかどうかを指定します。このオプションを使用するには、OpsCenterホストにOpenSSLが必要です。デフォルト値はTrueです。
- [definitions] definitions_dir
- 定義ファイルを格納するファイル・システムの場所。デフォルトの場所は、パッケージ・インストールの場合は/var/lib/opscenter/definitions、tarボール・インストールの場合はinstall_location/definitionsです。
- [definitions] auto_update
- OpsCenterが定期的に定義ファイルを自動更新するかどうかを指定します。デフォルト値はTrueです。
- [definitions] download_host
- 定義ファイルの更新要求の送信先のホスト。デフォルトのホストはopscenter.datastax.comです。
- [definitions] download_port
- 定義ファイルの更新を要求するために使用する
download_host
のポート。デフォルト・ポートは443です。 - [definitions] download_filename
- 定義ファイルの更新が格納されている
download_host
上のtarファイルの名前。デフォルトの名前はdefinitions_files.tgzです。 - [definitions] hash_filename
- 定義ファイルの更新が必要かどうかを確認するために使用する
download_host
上のハッシュ・ファイルの名前。デフォルト・ファイルはversion.md5です。 - [definitions] sleep
- 定義ファイルの更新をチェックする間隔(秒)。デフォルト間隔は3,600秒(1時間)です。
- [authentication] passwd_db
- OpsCenterのパスワード認証を構成するためのファイルのフル・パス。このファイルが存在しない場合、OpsCenterはパスワードを確認しません。デフォルトの場所は、パッケージ・インストールの場合は/etc/opscenter/passwd.db、tarボール・インストールの場合はinstall_location/passwd.dbです。
- [authentication] enabled
- ユーザー認証を有効にするかどうかを構成します。デフォルトの設定値はFalseです。
- [authentication] timeout
- セッションのタイムアウトを秒単位で設定します。デフォルトでは、タイムアウトなしの(0)です。タイムアウトが必要な場合、設定できる最小値は60秒です。
- [authentication] authentication_method
- 構成されている認証方法。オプションにはDatastaxEnterpriseAuthとLDAPを使用できます。Active Directoryは
- [authentication] password_hash_type
- ユーザー・パスワードを格納するときに使用する一方向パスワード・ハッシュ・アルゴリズム。オプションには、bcrypt+blake2b-512(デフォルト)、pbkdf2+blake2b-512、pbkdf2+sha512、pbkdf2+sha3-256、bcrypt+sha512を使用できます。
- [authentication] sqlite_connection_timeout
- SQLite接続を正常に受信するためにopscenterdが待機する秒数。この時間が経過すると、タイムアウトになります。デフォルト:5
- [authentication] sqlite_max_active_connections
- SQLiteデータベースへのアクティブな同時接続の最大数。デフォルト:200
- [ldap] server_host
- LDAPサーバー・ホスト。
- [ldap] server_port
- LDAPサーバー・ポート。
- [ldap] uri_scheme
- URIスキーム。ldap_security = Noneの場合はデフォルトでldapに設定され、ldap_security = SSLまたはTLSの場合はデフォルトでldapsに設定されます。
- [ldap] search_dn
- LDAPサーバーでのユーザー検索に使用されるユーザーのDN。このユーザーには、
- [ldap] search_password
- 検索ユーザーのパスワード。
- [ldap] user_search_base
- ユーザーを検索するために使用されるldap検索ベース。例:ou=users,dc=qaldap,dc=datastax,dc=lan
- [ldap] user_search_filter
- ユーザーを一意に識別するために使用されるldap検索フィルター。例:(uid={0})
- [ldap] group_search_base
- グループを検索するために使用されるldap検索ベース。例:ou=groups,dc=qaldap,dc=datastax,dc=lan
- [ldap] group_search_filter
- 廃止予定。ユーザーのグループを検索するために使用されるldap検索フィルター。例:(member=cn={0},ou=users,dc=nodomain)
- [ldap] group_search_filter_with_dn
- ユーザーのグループを検索するために使用されるldap検索フィルター。ユーザー検索で得られたユーザーの完全なDNを使用します。group_search_filterをオーバーライドします。たとえば、(member={0})
- [ldap] group_name_attribute
- グループの名前を識別するために使用されるldapフィールド名。例:cn
- [ldap] admin_group_name
- 管理者グループ名、または管理者グループ名のコンマ区切りリスト。例:admin, superusers
- [ldap] ldap_security
- LDAPで使用するセキュリティの種類:None、TLS、SSL、SSL_TLS。TLSまたはSSL_TLSに設定した場合、TLS開始を使用します。
- [ldap] truststore
- トラストストアのパス。
- [ldap] truststore_type
- トラストストアのタイプ。
- [ldap] truststore_pass
- トラストストア用のパスワード。
- [ldap] user_memberof_attribute
- グループ・メンバーシップ情報が含まれているユーザー・エントリーの属性に設定します。
- [ldap] user_memberof_stores_dn
- memberof属性の値がグループの識別名である場合はTrueに設定します。デフォルト:False
- [ldap] group_search_type
- group_search_typeは、ユーザーのグループ・メンバーシップの決定方法を定義します。これには、
- [ldap] follow_referrals
- OpsCenter LDAPクライアントが参照に従う必要があるかどうかを設定します。ADでは一般的に参照に従いません。デフォルト:False。
- [ldap] enforce_single_user_search_result
- すべての参照(該当する場合)に従ったあとに、ユーザー検索から複数のエントリが返された場合、エラーを返します。user_search_baseが1つの特定のOUに格納されていない場合は、Falseに設定します。デフォルトはTrueです。
- [ldap] connection_timeout
- ldapサーバーがダウンしていると判定されるまでの待機時間(秒)。デフォルトで30秒に設定されます。
- [agents] config_sleep
- エージェント構成md5の更新間隔(秒)。デフォルト値は、420秒(7分)です。
- [agents] ssh_port
- エージェントとOpsCenter間の通信をリッスンするSecure Shell(SSH)ポート。デフォルト・ポートは22です。[agents]セクションが存在しない場合は、 opscenterd.confで設定します。このセクションに、ssh_portオプションとポート番号の値を追加します。
ssh_port = 2222
- [agents] incoming_port
- OpsCenterが着信stomp通信に使用するポート。デフォルト・ポートは61620です。
- [agents] incoming_interface
- OpsCenterがエージェントからの着信stompトラフィックに使用するインターフェイス。デフォルトのインターフェイスは0.0.0.0です。
- [agents] use_ssl
- OpsCenterとエージェント間のトラフィックにSSLを使用するかどうかを指定します。デフォルト値はFalseです。
- [agents] agent_install_poll_period
- エージェントのインストール中にOpsCenterがエージェントのインストール・ステータスを更新する頻度。
- [agents] agent_install_mute_period
- エージェントのインストール後、エージェントの既知の問題をチェックするまで待機する秒数。
- [agents] agent_install_timeout_period
- インストールが完了するまで待機する秒数。この時間が経過すると、インストールは自動的に終了します。
- [agents] ssl_keyfile
- OpsCenterとエージェント間のSSLトラフィックに使用されるSSLキー・ファイルの場所。デフォルトの場所は、パッケージ・インストールの場合は/var/lib/opscenter/ssl/opscenter.key、tarボール・インストールの場合はinstall_location/ssl/opscenter.keyです。
- [agents] ssl_certfile
- OpsCenterとエージェント間のSSLトラフィックに使用されるSSL証明書の場所。デフォルトの場所は、パッケージ・インストールの場合は/var/lib/opscenter/ssl/opscenter.der、tarボール・インストールの場合はinstall_location/ssl/opscenter.derです。
- [agents] agent_keyfile
- OpsCenterとエージェント間でSSL通信を使用するときにエージェントに送信するキーファイルの場所。デフォルトの場所は、パッケージ・インストールの場合は/var/lib/opscenter/ssl/agentKeyStore、tarボール・インストールの場合はinstall_location/ssl/agentKeyStoreです。
- [agents] agent_keyfile_raw
- agent_keyfileのJavaキー・ストアに格納されている生のキー。このキーは、OpsCenterと通信する必要がある非Javaクライアントで必要です。
- [agents] agent_certfile
- OpsCenterとエージェント間でSSL通信を使用するときにエージェントに送信するcertfileの場所。デフォルトの場所は、パッケージ・インストールの場合は/var/lib/opscenter/ssl/agentKeyStore.der、tarボール・インストールの場合はinstall_location/ssl/agentKeyStore.derです。
- [agents] ssh_executable
- ssh実行可能バイナリーの場所。デフォルトの場所は、/usr/bin/sshです。
- [agents] scp_executable
- scp実行可能バイナリーの場所。デフォルトの場所は、/usr/bin/scpです。
- [agents] ssh_keygen_executable
- ssh-keygen実行可能バイナリーの場所。デフォルトの場所は、/usr/bin/ssh-keygenです。
- [agents] ssh_keyscan_executable
- ssh-keyscan実行可能バイナリーの場所。デフォルトの場所は、/usr/bin/ssh-keyscanです。
- [agents] ssh_user_known_hosts_file
- SSH通信中にOpsCenterが使用するOpsCenterユーザーのknown_hostsファイルの場所。デフォルトの場所は、~/.ssh/known_hostsです。
- [agents] ssh_sys_known_hosts_file
- SSH通信中にOpsCenterが使用するシステム全体のknown_hostsファイルの場所。デフォルトの場所は、/etc/ssh/ssh_known_hostsです。
- [agents] tmp_dir
- DataStaxエージェントのインストールに使用されるOpsCenterマシンのtmpディレクトリーのパス。デフォルトの場所は、パッケージインストールの場合は/usr/share/opscenter/tmp/、tarボール・インストールの場合はinstall_location/tmpです。
- [agents] agent_tmp_dir
- バックカップ・サービスとリペア・サービス用のファイルを保持するDataStaxエージェントで使用されるtmpディレクトリーへのパスを設定します。
- [agents] not_seen_threshold
- stompなど、特定の接続に関するエージェント・ステータスが前回送信されてからの最大時間(秒)。この時間が経過すると、エージェント接続がダウンしていると見なされます。このしきい値は、ノードの健全性を不明とマークするまでOpsCenterが待機する時間にも影響します。デフォルト値:180秒。
- [agents] call_agent_retry
- エージェント要求で異なるアップ・ノードを試行する回数。
- [agents] agent_aggregation_flush
- 集計され、定期的にバッチ処理された詳細なエージェント・メッセージをログ・フラッシュする間隔(秒)。デフォルト:600秒。
- [agents] http_poll_period
- エージェントのHTTP健全性のポーリングの試行間隔(秒)。デフォルト値:60秒。
- [stat_reporter] initial_sleep
- クラスター統計レポーターの実行を開始するまでの遅延時間(秒)。デフォルト値は、300(5分)です。
- [stat_reporter] interval
- DataStaxサポートに使用量メトリクスを報告する間隔(秒)。デフォルトでは、OpsCenterはクラスターに関する使用量メトリクスを毎日DataStaxサポートに送信します。
phone-home機能を無効にするには、次の行を opscenterd.conf ファイルに追加します。
interval = 0
この他の構成メトリクス収集プロパティについては、「メトリクス・コレクションのプロパティ」に記載されています。 - [stat_reporter] ssl_key
- phone-homeサービスのSSL通信に使用するSSLキー・ファイルの場所。デフォルトの場所は、パッケージ・インストールの場合は/var/lib/opscenter/ssl/stats.pem、tarボール・インストールの場合はinstall_location/ssl/stats.pemです。
- [spark] base_master_proxy_port
- SparkマスターのHTTPプロキシの設定に使用するベース・ポート。SparkマスターUIはポート7080で公開され、このポートから10000増大した17080までのポートはほとんど使用されません。
- [nodesync] refresh_period
- NodeSyncメトリクス・テーブルからのステータス・データを各NodeSync Service(NodeSyncサービス)が更新する間隔(単位は秒)。デフォルト:300(5分)。
- [nodesync] max_request_tables
- NodeSyncを有効または無効にする単一の要求として処理できるテーブルの最大数。複数のテーブルでNodeSyncを有効または無効にするときに、スキーマ一致エラーが発生した場合にのみ、デフォルト値を調整します。デフォルト:50。
- [repair_service] persist_directory
- 現在のRepair Service(リペア・サービス)ステータスを含むファイルを格納する場所。デフォルトの場所は、パッケージ・インストールの場合は/var/lib/opscenter/repair_service、tarボール・インストールの場合はinstall_location/repair_serviceです。
- [repair_service] restart_period
- クラスターの安定性を確認してリペアを再開するまで、特定のイベントに応答してこのRepair Service(リペア・サービス)が一時停止している時間(秒)。デフォルト:300(5分)。
- [repair_service] cluster_stabilization_period
- リペアを行う前にRepair Service(リペア・サービス)がクラスターの安定性をチェックする間隔(秒)。このチェックは、このRepair Service(リペア・サービス)がアクティブ化されたとき(ユーザーがアクティブ化するか、OpsCenterの再起動後)に開始され、クラスターが安定するまで繰り返されます。デフォルト:30。
- [repair_service] single_task_err_threshold
- 一時的にタスクをスキップして次のタスクに移行するまでリペア・タスクをリトライする最大回数。スキップされたタスクは、後でリトライするためにリペア・キューの最後に移動されます。リトライの最大回数に到達すると、アラートが発行されます。デフォルト:10。
- [repair_service] max_parallel_repairs
- サブ範囲リペアを並列処理で実行する最大数。指定していない場合、または0に設定している場合、Repair Service(リペア・サービス)は、並列処理で実行する適切な最大リペア数を計算します。デフォルト:0。
- [repair_service] max_pending_repairs
- ノードで一度に実行できる保留中のリペアの最大数。デフォルト:5。
- [repair_service] single_repair_timeout
- リペアが完了するまでの最大時間(秒)。デフォルト:3600(1時間)。
- [repair_service] min_repair_time
- リペアが完了するまでの最小時間(秒)。この時間より早くリペアが終了すると、残りの時間はスリープ状態になります。デフォルト:5。
- [repair_service] prioritization_page_size
- 次に実行する、影響の少ないリペアを選択するときにRepair Service(リペア・サービス)が評価する残りのサブ範囲リペア・タスクの最大数。デフォルト:512。このパラメーターは、サブ範囲リペアにのみ適用されます。
- [repair_service] offline_splits
- ノードがエージェントと通信して最適な分割数を取得できず、オフライン分割に戻ったときに、ノードがキースペースごとに持つサブ範囲の最小分割数。デフォルト:256。このパラメーターは、サブ範囲リペアにのみ適用されます。
- [repair_service] min_throughput
- パラレル・リペア数を計算するために必要な最小スループット(バイト)。num_recent_throughputsも参照してください。デフォルト:512。このパラメーターは、サブ範囲リペアとインクリメンタル・リペアにのみ適用され、分散サブ範囲リペアには適用されません。
- [repair_service] num_recent_throughputs
- 最近完了したリペア・スループット。平均リペア・スループットを計算するために使用されます。平均リペア・スループットは、必要なパラレル・リペアの数を決定するために使用されます。min_throughputも参照してください。デフォルト:500。このパラメーターは、サブ範囲リペアとインクリメンタル・リペアにのみ適用され、分散サブ範囲リペアには適用されません。
- [repair_service] error_logging_window
- time_to_completionを超過した後、エラーをログに記録してアラートをトリガーする頻度(秒)。デフォルト:86,400(1日)
- [repair_service] snapshot_override
- デフォルトのスナップショット・リペア動作をオーバーライドするかどうかを指定します。このオプションをTrueに指定すると、検証コンパクションは並列処理ではなく、シーケンシャルに実行されます。デフォルト:False。
- [repair_service] ignore_keyspaces
- システム・キースペースの他にサブ範囲リペア時または分散サブ範囲リペア時に無視するキースペースのリスト。
- [repair_service] ignore_tables
- サブ範囲リペア時に除外するキースペースとテーブルのリスト。分散サブ範囲リペアには適用されません。例:keyspace1.standard1, keyspace1.standard2。
- [repair_service] incremental_repair_tables
- インクリメンタル・リペアに含めるキースペースとテーブルのリスト。OpsCenter.settingsテーブルとOpsCenter.backup_reportsテーブルはデフォルトで含まれています。例:keyspace1.standard1, keyspace1.standard2。
- [repair_service] incremental_repair_datacenters
- データ・センターまたはラックごとにインクリメンタル・リペアを制限します。このオプションを設定すると、リペア要求がデータ・センター内と指定されたラック内のレプリカのみに制限され、パフォーマンスが向上します。例:dc1,dc2:rack1,dc2:rack2.デフォルトの動作では、すべてのレプリカに関して、すべてのデータ・センターとラックにリペア要求が送信されます。
- [repair_service] incremental_sleep
- クラスターのすべてのインクリメンタル・リペアが完了した後、一時停止する秒数。デフォルト:3600(1時間)。
- [repair_service] incremental_threshold
- テーブルのインクリメンタル・リペアを検討するために必要な最小バイト数。デフォルト値の1バイトに設定すると、テーブルに未リペアのデータがある場合、Repair Service(リペア・サービス)はインクリメンタル・リペアを実行します。大きな値を設定する際は十分注意してください。gc_grace_seconds期間内にしきい値を超えて書き込まれるデータが不足すると、削除が失われる可能性があります。デフォルト:1.
- [repair_service] incremental_err_alert_threshold
- インクリメンタル・リペア時に無視するエラー数のしきい値。この値を超えると、インクリメンタル・リペアの失敗が許容される回数を超えている可能性があるというアラートが表示されます。デフォルト:20。
- [repair_service] time_to_completion_target_percentage
- クラスターの過負荷を避けるために、必要に応じて並列処理を遅らせたり減らしたりすることを含め、Repair Service(リペア・サービス)が目標とする完了までの時間の割合(%)。デフォルト:65。このパラメーターは、サブ範囲リペアとインクリメンタル・リペアにのみ適用され、分散サブ範囲リペアには適用されません。
- [repair_service] tokenranges_http_timeout
- ノード・トークン範囲の分割数を取得するためにエージェントに対して行うHTTP呼び出しのタイムアウト(秒)。デフォルト値(30)は、clustername.confのエージェントhttp_timeoutのデフォルト値(10)よりも意図的に大きく設定されています。デフォルト:30。このパラメーターは、サブ範囲リペアにのみ適用され、またはインクリメンタル・リペアまたは分散サブ範囲リペアには適用されません。
- [repair_service] persist_period
- Repair Service(リペア・サービス)が永続ファイルをディスクに書き込む間隔の最小秒数。デフォルト:3600(1時間)。このパラメーターは、サブ範囲リペアとインクリメンタル・リペアにのみ適用され、分散サブ範囲リペアには適用されません。
- [repair_service] tokenranges_partitions
- サブ範囲リペア内の各範囲のパーティションの目標数。この値は、Repair Service(リペア・サービス)がリペア・タスクを作成するために使用され、デフォルトでDSE Merkleツリーの最大深さに設定されます。デフォルト:1048576。
- [repair_service] max_down_node_retry
- レプリカを含むノードがダウンしたときにリペア・タスクをリトライする最大試行回数。デフォルトのリトライ回数は1,080回です。リトライは10秒ごとに行われます。デフォルトの1,080回のリトライは、10,800秒(3時間)後に終了します。これは、デフォルトのCassandraヒンテッド・ハンドオフの有効期限に対応しています。たとえば、ダウンしているノードまたはレプリカのリペア試行時間を6時間に倍増するには、リトライ回数を2,160に設定します。デフォルト:1,080。
- [repair_service] enable_distributed_subrange_repair
- Repair Serviceで、非常に膨大な量の個別のサブ範囲リペアを必要とする大規模で高密度のクラスターに合わせてより適切に拡大されるように設計された、分散サブ範囲リペアのジョブ・タイプを有効にするかどうかを指定します。デフォルト:False。
- [repair_service] parallel_tasks_update_interval
- Repair Serviceに使用される平行タスクを再計算する間隔(単位は秒)。デフォルト:120(2分)。このパラメーターは、サブ範囲リペアとインクリメンタル・リペアにのみ適用され、分散サブ範囲リペアには適用されません。
- [ui] default_api_timeout
- OpsCenter UIからOpsCenter APIへのAPI呼び出しのデフォルトのタイムアウト値(秒)。デフォルト値は10です。一部のAPI呼び出しではタイムアウトまでの時間を10秒より長くする必要があります。そのような場合、API呼び出しのタイムアウトはdefault_api_timeoutを基準にして延長されます(たとえば、6 * default_api_timeout)。default_api_timeoutを変更すると、これらのタイムアウトはそれに応じて変化します。
- [ui] max_metrics_requests
- OpsCenter UIからopscenterdへの最大同時メトリクス要求数。デフォルト値は16です。
- [ui] node_detail_refresh_delay
- ノードの詳細を更新するポーリング呼び出しの間隔(秒)。デフォルト値は5です。
- [ui] storagemap_ttl
- OpsCenter UIでストレージ容量グラフのデータを更新する頻度(秒)。デフォルトでは300秒(5分)に設定されているため、個々のノードのストレージ容量の変更が最大で5分間、UIに反映されない場合があります。
- [request_tracker] queue_size
- 追跡可能な要求の最大数。デフォルト値は10,000です。
- [clusters] add_cluster_timeout
- クラスターを追加するときにOpsCenterが待機する時間(秒)。この時間が経過すると、エラーが報告されます。デフォルト値は300秒です。クラスターの追加には、DSEへの接続、トポロジー情報の取得、およびOpsCenterスキーマの作成が含まれます。vnodeを有効にして非常に大きなクラスターを実行する場合、この値を大きくする必要があります。
- [clusters] startup_sleep
- 起動時にクラスターに接続するまでにOpsCenterが待機する時間(秒)。デフォルト値は、0(待機しない)です。
- [clusters] max_schema_agreement_wait
- スキーマ変更クエリーの実行後、スキーマの一致を待機する最大時間(秒)。デフォルト値:30秒。opscenterdログにスキーマ作成エラーまたはスキーマ変更エラーがある場合は、値を大きくしてください。
- [failover] heartbeat_period
- OpsCenterがバックアップにハートビートする頻度。デフォルト:10秒。
- [failover] heartbeat_reply_period
- OpsCenterバックアップ・インスタンスがOpsCenterプライマリ・インスタンスにハートビートする頻度。デフォルト:300秒。
- [failover] heartbeat_fail_window
- ハートビートの欠如によりフェイルオーバーがトリガーされるまでの時間。デフォルト:60秒。
- [failover] failover_configuration_directory
- フェイルオーバー固有の構成が格納されているディレクトリー。フェイルオーバーをサポートするようにOpsCenterを構成する場合は、このディレクトリーをOpsCenterのインストール全体にミラーリング/レプリケートしないでください。デフォルトの場所は、パッケージ・インストールの場合は/var/lib/opscenter/failover/、tarボール・インストールの場合はinstall_location/opscenterd/failover/です。
- [failover] override_primary_redirect_url
- 設定すると、フェイルオーバー時に自動的に生成されたOpsCenterプライマリURLがオーバーライドされます。例:https://opscenter:80
- [lifecycle_manager] db_location
- Lifecycle Manager情報を格納するために使用されるlcm.dbデータベースの場所。デフォルト:/var/lib/opscenter/lcm.db
- [lifecycle_manager] cacerts_directory
- プロビジョニング・タスク時に自動的に生成されるSSL関連ファイルを格納するときに使用するディレクトリー。デフォルト:/var/lib/opscenter/ssl/lcm
- [lifecycle_manager] cacerts_truststore_location
- 証明書に署名するためのルートCA証明書が含まれているトラストストアの場所。デフォルト:/var/lib/opscenter/ssl/lcm/lcm-auto-generated.truststore
- [lifecycle_manager] cacerts_truststore_password
- cacertsトラストストアを開くためのパスワード。
- [lifecycle_manager] crypto_key_file
- Lifecycle Manager情報を格納するためにデータベース内の機密データの暗号化に使用するキー。暗号化キーが存在しない場合は、自動的に生成されます。デフォルト:/etc/opscenter/lcm.key
- [lifecycle_manager] job_manager_polling_interval
- Lifecycle Managerタスクを実行するときのポーリング頻度(秒)。デフォルト:5秒。
- [lifecycle_manager] node_install_idle_timeout
- インストール・ジョブをアイドル状態とマークするまでの非アクティブである時間(秒)。デフォルト:900秒。
- [lifecycle_manager] node_restart_idle_timeout
- ノード再起動ジョブをアイドル状態とマークするまでの非アクティブである時間(秒)。デフォルト:120秒。
- [lifecycle_manager] node_configure_idle_timeout
- ノード構成ジョブをアイドル状態とマークするまでの非アクティブである時間(秒)。デフォルト:120秒。
- [lifecycle_manager] node_cluster_import_idle_timeout
- クラスター・インポート・ジョブをアイドル状態とマークするまでの非アクティブである時間(秒)。デフォルト:120秒。
- [lifecycle_manager] node_install_agent_idle_timeout
- エージェント・インストール・ジョブをアイドル状態とマークするまでの非アクティブである時間(秒)。デフォルト:120秒。
- [lifecycle_manager] cassandra_connection_timeout
- DataStax Enterpriseクラスターのプロビジョニング時にDataStax Enterpriseに接続できる時間(秒)。デフォルト:20秒。
- [lifecycle_manager] ssh_connect_timeout_in_seconds
- LCMジョブ中にターゲット・ノード上のSSHサーバーが接続試行に応答するまで待機する秒数。デフォルト:30秒。
- [lifecycle_manager] ssh_max_attempts
- LCMジョブ中に指定されたターゲットへのSSH接続を試行する最大回数。デフォルト:3。
- [lifecycle_manager] ssh_retry_delay_in_seconds
- LCMジョブ中に次のSSH接続のリトライまで待機する秒数。デフォルト:10秒。
- [lifecycle_manager] disable_platform_check
- プラットフォーム・チェックにより、DSEの互換性とサポートが保証されます。無効にする場合は、自己責任で行ってください。デフォルト:False。
- [lifecycle_manager] dse_healthcheck_startup_timeout
- DSEが起動するまでMeldが待機する最大分数。
- [lifecycle_manager] meld_upload_method
- meld_upload_methodは、Meldがノードにアップロードされる方法を定義します。以下のいずれかを使用できます。
- [lifecycle_manager] enable_local_query_health_check
- 各ノードでローカル・クエリの健全性チェックを実施するための機能フラグ。デフォルト:False。
- [backup_service] auto_sync_retry_attempts
- 障害が発生した場合に、デスティネーション先へのバックアップ送信を自動的にリトライする回数。デフォルト:3。
- [backup_service] auto_sync_retry_delay
- リトライする間隔(分)。デフォルト:60。
- [backup_service] destination_validation_timeout
- デスティネーションの検証時にエージェントが応答するまで待機する時間(秒)。デフォルト:30。
- [backup_service] s3_proxy_host
- AWS S3への接続用のオプションのプロキシ・ホスト。
- [backup_service] s3_proxy_port
- AWS S3への接続用のオプションのプロキシ・ポート。
- [agents] path_to_sudowrap
- 古いRed Hatインストールのsudo_with_pass.pyラッパーの場所。デフォルトの場所は、パッケージ・インストールの場合は/usr/share/opscenter/bin/sudo_with_pass.py、tarボール・インストールの場合はinstall_location/bin/sudo_with_pass.pyです。
- [agents] path_to_deb
- 廃止予定。代わりに、[lifecycle_manager] opscenterd_agent_package_directoryを使用してください。
- [agents] path_to_rpm
- 廃止予定。代わりに、[lifecycle_manager] opscenterd_agent_package_directoryを使用してください。
- [agents] reported_interface
- opscenterdと通信するターゲット・ノードを自動的に設定するときに使用するインターフェイス。この値は、フェイルオーバー時にDataStaxエージェントをOpsCenter経由で自動的にインストールする際に使用され、中央のopscenterdプロセスにステータスを送信するためLifecycle Manager(LCM)によってデプロイされるリモート・スクリプトでも使用されます。この値は、
stomp_interface
プロパティとしてaddress.yamlに書き込まれます。明示的に設定されていない場合、この値は、ほとんどの場合に自動的に動作するアルゴリズムによって決定されます。reported_interface
プロパティは、そのアルゴリズムがエージェント接続に使用されるIPを正しく決定できない場合(address.yamlのstomp_interface
の構成が間違っている場合、またはリモートLCMスクリプトが報告に失敗した場合)に設定する必要があります。 - [agents] runs_sudo
- sudoを使用してDataStaxエージェントを実行するかどうかを設定します。デフォルト値はTrueです。このオプションをFalseに設定すると、エージェントでsudoは使用されず、エージェント・ユーザーは昇格した権限を使用して実行されません。このオプションをTrueに設定すると、エージェントはsudoと昇格した権限を使用して実行されます。