OpsCenter logback.xml構成
OpsCenterで使用される、より一般的なログバック構成パラメーターの一部。
logback.xml
logback.xmlファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。- パッケージ・インストール:/etc/opscenter/logback.xml
- tarボール・インストール:install_location/conf/logback.xml
opscenterd.log
opscenterd.logファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。- パッケージ・インストール:/var/log/opscenter/opscenterd.log
- tarボール・インストール:install_location/log/opscenterd.log
OpsCenter 6.0以降、OpsCenterデーモン・プロセスはJavaログバック・ライブラリを使用します。すべてのロギング構成は、 logback.xmlファイルを編集します。このセクションでは、最も一般的な構成プロパティついて説明します。詳細については、ログバック構成ガイドを参照してください。
opscenterd_logアペンダー
OpsCenterでデフォルトで使用されるメインのログバック・アペンダーは、アプリケーション・ログ・ファイルへのログ・メッセージの追加を制御するopscenterd_log
アペンダーです。ベース・ログ<file>
名は、opscenterd.log内で定義された、DSEによって使用されるKerberosサービスのユーザー名に一致する必要があります。以下は、サンプルのデフォルト・ブロックです。
<appender name="opscenterd_log" class="ch.qos.logback.core.rolling.RollingFileAppender"> <file>./log/opscenterd.log</file> <encoder> <pattern>%date{ISO8601, UTC} [%X{cluster_id:-opscenterd}] %5level: %msg \(%thread\)%n%exception{20}</pattern> </encoder> <rollingPolicy class="ch.qos.logback.core.rolling.FixedWindowRollingPolicy"> <fileNamePattern>./log/opscenterd.%i.log</fileNamePattern> <minIndex>1</minIndex> <maxIndex>10</maxIndex> </rollingPolicy> <triggeringPolicy class="ch.qos.logback.core.rolling.SizeBasedTriggeringPolicy"> <maxFileSize>10MB</maxFileSize> </triggeringPolicy> </appender>
一般的な構成パラメーターには、次のものがあります。
<file>
- これは、現在のログ・メッセージが記録されるベース・ログ・ファイルの名前です。
<fileNamePattern>
- これは、ログ・ファイルをロール・オーバーするときのログバックのパターンです。デフォルトでは、
%i
パラメーターにより、ファイル名にログ・ファイル数が挿入されます。 <minIndex>
- これは、ログバックがログ・ファイルのカウントを開始するために使用する整数です。デフォルト値は1です。
<maxIndex>
- ログバックが、保持するログ・ファイルの最大数として使用する整数。新しいログが必要で、既にmaxIndexファイルが存在する場合、ログバックはminIndexログ・ファイルを削除し、残りのログ・ファイルをロールバックします。デフォルト値は10です。
<maxFileSize>
- ログバックでログ・ファイルのローテートを生じるログ・ファイルのサイズ。OpsCenterは、10 MBをデフォルトの上限として使用します。有効な値は、https://logback.qos.ch/manual/appenders.html#SizeBasedTriggeringPolicyで確認できます。
http_log
アペンダーと、Repair Service(リペア・サービス)ログの記録先であるrepair_log
アペンダーにも該当します。OpsCenterデーモンのロギング・レベルの変更
<root>
XMLのlevel
パラメーターを変更した場合、OpsCenterデーモンとクラスター・ロギングのロギング・レベルのみが変更されます。以下は、<root>
ブロックの例です。
<root level="INFO"> <appender-ref ref="opscenterd_log"/> <appender-ref ref="STDOUT"/> </root>
レベルの有効な値には、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、およびOFFがあります。デフォルトでは、OpsCenterはINFOレベルでログに記録するように構成されています。ロギング・レベルをDEBUGまたはTRACEに設定すると、トラブルシューティング用により詳細なログ・メッセージが記録されます。
また、<root>
ロギング・レベルの他に、<logger>
ディレクティブを使用して定義された一連の詳細なロギング・レベル構成もあります。
<logger name="com.datastax.driver" level="WARN" additivity="false"/> <logger name="com.datastax.driver.core.FrameCompressor" level="ERROR"/> <logger name="org.python" level="ERROR"/> <logger name="org.jboss.netty" level="ERROR"/> <logger name="org.apache.http" level="ERROR"/> <logger name="com.mchange" level="ERROR"/> <logger name="lcm" level="INFO"/> <logger name="lcm.database.migration" level="WARN"/>
DataStaxでは、これらのレベルのデフォルト設定を維持することを推奨しています。ログ・レベルをより詳細なレベルに設定すると、不要な出力が生成されてOpsCenterのパフォーマンスが低下する可能性があります。
コンソール・ログ・レベル、HTTP要求ログ・レベル、Repair Service(リペア・サービス)ログ・レベル、およびセキュリティ・ログ・レベルの変更
ログバック構成といくつかの制限事項により、HTTP要求ログまたはRepair Service(リペア・サービス)ログのログ・レベルを変更するためには、それぞれhttp_log
およびrepair_log
内のフィルターを変更する必要があります。
<filter class="ch.qos.logback.classic.filter.ThresholdFilter">
<level>INFO</level>
</filter>
このレベルの有効な値は、上記のセクションに示されている有効な値と同じです。