Multi-InstanceノードのDataStaxエージェントの構成

Multi-Instance(高密度)ノードのDataStaxエージェントを構成します。

DSE Multi-Instance(DSEマルチインスタンス)(高密度)ノードのDataStaxエージェントを構成します。

address.yaml

address.yamlファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。
  • パッケージ・インストール:/var/lib/datastax-agent/conf/address.yaml
  • tarボール・インストール:install_location/conf/address.yaml

始める前に

DataStaxエージェントのMulti-Instanceの要件:

  • DSE Multi-Instanceでは、マシン上のDSEインスタンスごとに1つのエージェント・プロセスが実行されている必要があります。
  • DataStaxエージェントでは、Multi-Instance用に手動でtarボール・エージェントをインストールする必要があります。
  • DataStaxエージェントでは、以下の手順に従い、Multi-Instance用にaddress.yamlで手動で構成する必要があります。

手順

  1. 編集する address.yaml を開きます。
  2. エージェントごとに次のバックアップ・オプションを設定します。
    tmp_dir
    復元時に一時的にファイルをステージ化するために使用されるディレクトリ。デフォルトの場所は/var/lib/datastax-agent/tmpです。例:tmp_dir: /var/lib/datastax-agent/tmp/
    backup_staging_dir
    DSEからディスクに書き込まれた後に、commitlogsがコピーされるディレクトリ。DataStaxエージェントは、このディレクトリを監視し、commitlogsを構成されたデスティネーションに移動します。すべてのデスティネーションが関連するコミット・ログを受け取ったら、ログはbackup_storage_dirに移動されます。commitlogsをステージ化できない場合、ログが蓄積されないため、このディレクトリは、ディレクトリのサイズ以上でなければなりません。デフォルトの場所は/var/lib/datastax-agent/commitlogs/です。例:backup_staging_dir: /var/lib/datastax-agent/commitlogs/
  3. opscenterd(OpsCenterデーモン)が要求をエージェントに送信できるように、次のオプションを構成します。
    agent_rpc_interface
    エージェントのHTTPサーバーがリッスンするIP。複数リージョンのデプロイでは通常、これはプライベートIPになります。デフォルト:cassandra.yamlのrpc_interfaceに一致します。例:agent_rpc_interface: 172.10.0.2
    注: agent_rpc_interfaceは、エージェントごとに一意である必要があります。
  4. JMXを介してCassandraインスタンスに接続するには、次のオプションを構成します。JMXポートは、常にDSE Multi-Instance用に構成されている必要があります。
    jmx_port
    ローカルのJMXサーバーに接続する際に使用されるポート。デフォルト設定は7199です。この情報は便宜上opscenterdから送信されますが、必要に応じてローカルに構成することも可能です。例:jmx_port: 7199
    注: JMXポートは、DSEのインスタンスごとに一意である必要があります。
  5. お使いの環境の構成に応じて、OpsCenterに接続するため次のオプションを構成します。
    stomp_interface
    opscenterdマシンで到達可能なIPアドレス。接続はstomp_portで行われます。例:stomp_interface: 127.0.0.1
  6. DataStaxエージェントを再起動します