DataStaxエージェントの構成
address.yamlファイルでオプションを使用してDataStaxエージェントを構成します。
address.yaml構成ファイル
address.yaml
address.yamlファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。- パッケージ・インストール:/var/lib/datastax-agent/conf/address.yaml
- tarボール・インストール:install_location/conf/address.yaml
cluster_name.conf
cluster_name.confファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。- パッケージ・インストール:/etc/opscenter/clusters/cluster_name.conf
- tarボール・インストール:install_location/conf/clusters/cluster_name.conf
この address.yaml ファイルには、DataStaxエージェントの構成オプションが含まれています。
これらのプロパティのほとんどは、opscenterdマシン上のcluster_name.conf の[agent_config]で設定でき、プロパティはすべてのエージェントに自動的に伝播されます。特定のプロパティや状況によっては、該当するエージェント上のaddress.yamlでプロパティを直接設定する必要がある場合もあります。エージェントを手動でインストールする場合、ほとんどの環境で明示的に構成する必要があるプロパティはstomp_interface
だけです。自動的にエージェントをインストールした場合、stomp_interface
は自動的に構成されます。
エージェントのステータスの表示とエージェントの問題のトラブルシューティングの詳細については、「エージェント・ビュー」を参照してください。
構成オプション
- use_ssl
- エージェントとopscenterdの間でSSL通信を使用するかどうかを指定します。STOMP接続とエージェントのHTTPサーバーの両方に影響します。opscenterd.confの[agents].use_sslに対応します。このオプションをtrueに設定すると、SSL接続がオンになります。例:
use_ssl: true
- stomp_port
- opscenterdで使用されるstomp_port。例:
stomp_port: 61620
- stomp_interface
- opscenterdマシンで到達可能なIPアドレス。接続はstomp_portで行われます。例:
stomp_interface: 127.0.0.1
- local_interface
- ノードの識別に使用されるIP。cassandra.yamlでbroadcast_addressが設定されている場合はその設定と同じになりますが、設定されていない場合は通常、cassandra.yamlのlisten_addressと同じになります。nodetool ringが出力するアドレスとこのアドレスが同じであることを確認してください。例:
local_interface: 172.10.0.2
- agent_rpc_interface
- エージェントのHTTPサーバーがリッスンするIP。複数リージョンのデプロイでは通常、これはプライベートIPになります。デフォルト:cassandra.yamlのrpc_interfaceに一致します。例:
agent_rpc_interface: 172.10.0.2
- agent_rpc_broadcast_address
- 中央のOpsCenterプロセスがDataStaxエージェントに接続するために使用するIP。デフォルト:cassandra.yamlの解決可能なアドレスのうち、broadcast_rpc_address、rpc_address、listen_addressの順で最初に使用できるアドレス。例:
agent_rpc_broadcast_address: 172.10.0.2
- swagger_enabled
- エージェントAPIのSwagger UIを有効または無効にします。例:
swagger_enabled: true
- opscenter_ssl_keystore
- エージェントが実行されているターゲット・ノードで、エージェントがopscenterd変更の接続に使用するSSLキーストア・ファイルへのパス。例:
opscenter_ssl_keystore: /usr/share/opscenter/ssl/agentKeystore
- opscenter_ssl_keystore_password
- エージェントがopscenterdに接続するために使用するSSLキーストアのパスワード。例:
opscenter_ssl_keystore_password: keystore-pass
[このフィールドはセキュリティ強化のために暗号化される場合があります。] - opscenter_ssl_truststore
- エージェントがopscenterdに接続するために使用するトラストストア・ファイルのパス。例:
opscenter_ssl_truststore: /usr/share/opscenter/ssl/agentKeystore
- opscenter_ssl_truststore_password
- エージェントがopscenterdに接続するために使用するSSLトラストストアのパスワード。デフォルト:SSLトラストストアのパスワードが指定されていない場合は、キーストアのパスワードを使用します。例:
opscenter_ssl_truststore_password: trust-pass
[このフィールドはセキュリティ強化のために暗号化される場合があります。] - opscenter_ssl_strict_subject_validation
- 証明書の対象がサーバーのIPと一致しない場合、opscenterdからの証明書を拒否するようにエージェントに指示します。このオプションはデフォルトでfalseになっています。つまり、エージェントは最初に対象の検証を試みます。検証に失敗した場合、エージェントは警告をログに記録し、対象の検証なしで接続を再試行します。OpsCenter の最新バージョンでは、デフォルトがtrueになるように変更されます。例:
opscenter_ssl_strict_subject_validation: true
- poll_period
- メトリクスのポーリングの試行間隔(秒)。例:
poll_period: 60
- disk_usage_update_period
- 使用するディスクのポーリングの試行間隔(秒)。例:
disk_usage_update_period: 60
- rollup_rate
- [rollup_rate_unit]期間にCassandraに保存できるメトリクスの最大数。minDefault: 200(デフォルトのrollup_rate_unitで200/秒)ごとに少なくとも([#tables] * 40) + 200である必要があります。例:
rollup_rate: 200
- rollup_rate_unit
- rollup_rateの時間の単位。マイクロ秒、ミリ秒、秒、分、時間、日、月から選択します。デフォルトは秒です。例:
rollup_rate_unit: second
- bypass_dse_metrics_storage
- 監視対象のDSEクラスターまたは別のストレージDSEクラスターへのメトリクスの格納を有効または無効にします。デフォルトでは、メトリクスはDSEの監視対象のクラスターまたはストレージ・クラスターに格納されます。デフォルト:false。例:
bypass_dse_metrics_storage: true
- jmx_host
- ローカルのJMXサーバーに接続する際に使用されるホスト。デフォルト設定はlocalhostです。この情報は便宜上opscenterdから送信されますが、必要に応じてローカルに構成することも可能です。例:
jmx_host: 127.0.0.1
- jmx_port
- ローカルのJMXサーバーに接続する際に使用されるポート。デフォルト設定は7199です。この情報は便宜上opscenterdから送信されますが、必要に応じてローカルに構成することも可能です。例:
jmx_port: 7199
- jmx_user
- ローカルのJMXサーバーに接続する際に使用されるユーザー名。例:
jmx_user: jmx-username
- jmx_pass
- ローカルのJMXサーバーに接続する際に使用されるパスワード。例:
jmx_pass: jmx-password
[このフィールドはセキュリティ強化のために暗号化される場合があります。] - jmx_queue_poll_timeout
- JMX接続が使用可能になるまで待機する時間(秒)。この時間を経過するとタイムアウトします。デフォルト:10。例:
jmx_queue_poll_timeout: 10
- status_reporting_interval
- エージェントの健全性情報の送信間隔(秒)。例:
status_reporting_interval: 20
- disk_wait
- メトリクス収集時のディスク操作の待機時間(ミリ秒)。デフォルト:5000。例:
disk_wait: 5000
- ec2_metadata_api_host
- ec2上にある場合にこのノードに関する情報を判断するために使用されるec2メタデータのAPIホスト。例:
ec2_metadata_api_host: 169.254.169.254
- metrics_enabled
- ローカル・ノードのメトリクスを収集し、格納するかどうかを設定します。このオプションをfalseに設定すると、メトリクス収集がオフになります。デフォルト:true。例:
metrics_enabled: true
- jmx_metrics_threadpool_size
- JMXでメトリクスを収集する際に使用されるスレッド・プールのサイズ。例:
jmx_metrics_threadpool_size: 6
- metrics_ignored_keyspaces
- メトリクス収集時に無視されるキースペースのコンマ区切りリスト。例:
metrics_ignored_keyspaces: ks1, ks2, ks3
- metrics_ignored_column_families
- メトリクス収集時に無視されるテーブルのコンマ区切りリスト(旧名はカラム・ファミリー)。例:
metrics_ignored_column_families: ks1.cf1, ks1.cf2, ks2.cf1
- metrics_ignored_solr_cores
- メトリクス収集時に無視されるSolrコアのコンマ区切りリスト。例:
metrics_ignored_solr_cores: ks1.cf1, ks1.cf2, ks2.cf1
- hosts
- OpsCenterデータの格納を担当するDataStax Enterpriseノード。デフォルトではローカル・ノードですが、別のクラスターにデータを格納するように構成することもできます。hostsオプションは、ノードのIPアドレスを指定する一連の文字列を受け入れます。例:
["1.2.3.4"]
や["1.2.3.4", "1.2.3.5"]
などです。例:hosts: ["127.0.0.1"]
- cassandra_port
- ストレージのcassandraノードに接続する際に使用するポート。ネイティブ・トランスポート・ポート。例:
cassandra_port: 9042
- thrift_port
- ストレージのThriftサーバー接続する際に使用するポート。デフォルト設定は9160です。この情報は便宜上opscenterdから送信されますが、必要に応じてローカルに構成することも可能です。例:
thrift_port: 9160
- cassandra_user
- 認証が有効になっている場合に、ストレージのcassandraへの接続に使用するユーザー名。例:
cassandra_user: cassandra
- cassandra_pass
- 認証が有効になっている場合に、ストレージのcassandraへの接続に使用するパスワード。例:
cassandra_pass: cassandra
[このフィールドはセキュリティ強化のために暗号化される場合があります。] - max_reconnect_time
- cassandraの再接続試行時のエージェントの最大待機時間(ms)。例:
max_reconnect_time: 15000
- max_pending_repairs
- 保留になっている可能性があるリペアの最大数。この数を超えると、新たなリペアはブロックされます。例:
max_pending_repairs: 5
- ssl_keystore
- エージェントがCQLに接続するために使用するストレージ・クラスターのSSLキーストアの場所。例:
ssl_keystore: /etc/dse/conf/.keystore
- ssl_keystore_password
- エージェントがCQLに接続するために使用するストレージ・クラスターのSSLキーストアのパスワード。例:
ssl_keystore_password: keystore-pass
[このフィールドはセキュリティ強化のために暗号化される場合があります。] - ssl_truststore
- エージェントがCQLに接続するために使用するストレージ・クラスターのSSLトラスト・ストアの場所。例:
ssl_truststore: /etc/dse/conf/.truststore
- ssl_truststore_password
- エージェントがCQLに接続するために使用するストレージ・クラスターのSSLトラスト・ストアのパスワード。例:
ssl_truststore_password: truststore-pass
[このフィールドはセキュリティ強化のために暗号化される場合があります。] - monitored_cassandra_port
- 監視対象のcassandraノードに接続する際に使用するポート。ネイティブ・トランスポート・ポート。例:
monitored_cassandra_port: 9042
- monitored_thrift_port
- 監視対象のThriftサーバーに接続する際に使用するポート。デフォルト設定は9160です。この情報は便宜上opscenterdから送信されますが、必要に応じてローカルに構成することも可能です。例:
monitored_thrift_port: 9160
- monitored_cassandra_user
- 認証が有効になっている場合に、監視対象のcassandraへの接続に使用するユーザー名。例:
monitored_cassandra_user: cassandra
- monitored_cassandra_pass
- 認証が有効になっている場合に、監視対象のcassandraへの接続に使用するパスワード。例:
monitored_cassandra_pass: cassandra-pass
[このフィールドはセキュリティ強化のために暗号化される場合があります。] - monitored_ssl_keystore
- エージェントがCQLに接続するために使用する監視対象クラスターのSSLキーストアの場所。例:
monitored_ssl_keystore: /etc/dse/conf/.keystore
- monitored_ssl_keystore_password
- エージェントがCQLに接続するために使用する監視対象クラスターのSSLキーストアのパスワード。例:
monitored_ssl_keystore_password: keystore-pass
[このフィールドはセキュリティ強化のために暗号化される場合があります。] - monitored_ssl_truststore
- エージェントがCQLに接続するために使用する監視対象クラスターのSSLトラスト・ストアの場所。例:
monitored_ssl_truststore: /etc/dse/conf/.truststore
- monitored_ssl_truststore_password
- エージェントがCQLに接続するために使用する監視対象クラスターのSSLトラスト・ストアのパスワード。例:
monitored_ssl_truststore_password: truststore-pass
[このフィールドはセキュリティ強化のために暗号化される場合があります。] - kerberos_service
- DSEでKerberos認証を使用したときに使用するKerberosサービス名。例:
kerberos_service: cassandra-kerberos
- kerberos_keytab_location
- DSEでKerberos認証を使用したときのKerberosキータブの場所。例:
kerberos_keytab_location: /path/to/keytab.keytab
- kerberos_client_principal
- DSEでKerberos認証を使用したときに使用するKerberosクライアントのプリンシパル。例:
kerberos_client_principal: cassandra@hostname
- storage_keyspace
- エージェントがデータの格納に使用するキースペース。例:
storage_keyspace: OpsCenter
- alias
- ノードの詳細をOpsCenterに送信する際にエージェントが使用する別名を指定します。この別名は、エージェントがInetAddress.getLocalHost()からローカルホスト名を取得できない場合に便利です。例:
alias: MyNodeOne
- storage_dse_connection_timeout
- DSEクラスターへの接続試行時のエージェントの最大待機時間(秒)。デフォルト:30。例:
storage_dse_connection_timeout: 30
- storage_dse_host_read_timeout
- ノードが応答しないと見なされるまで、ストレージ・ノードによって読み取り要求から応答が返されるまでエージェントが待機する最長時間(ミリ秒)。cassandra.yamlのread_request_timeout_in_msより高い値に設定する必要があります。例:
storage_dse_host_read_timeout: 10000
- monitored_dse_connection_timeout
- DSEクラスターへの接続試行時のエージェントの最大待機時間(秒)。デフォルト:30。例:
monitored_dse_connection_timeout: 30
- monitored_dse_host_read_timeout
- ノードが応答しないと見なされるまで、ストレージ・ノードによって読み取り要求から応答が返されるまでエージェントが待機する最長時間(ミリ秒)。cassandra.yamlのread_request_timeout_in_msより高い値に設定する必要があります。例:
monitored_dse_host_read_timeout10000
- cassandra_install_location
- DataStax EnterpriseまたはCassandraがインストールされているベース・ディレクトリー。設定されていない場合、エージェントは場所の自動検出を試みますが、検出できない場合もあります。例:
cassandra_install_location: /usr/share/dse
- cassandra_log_location
- DSEログが存在するディレクトリー。これは診断用tarボールでのみ使用され、これらのログがデフォルト以外の場所にある場合にのみ設定する必要があります。例:
cassandra_log_location: /var/log/cassandra
- cassandra_binary_location
- Cassandraのバイナリー(cqlsh、nodetool、sstableloader)のディレクトリーの場所。設定されていない場合、エージェントは場所の自動検出を試みます。例:
cassandra_binary_location: /usr/bin
- cassandra_conf_location
- Cassandraの構成ファイル(cassandra.yaml、cassandra-env.sh)のディレクトリーの場所。設定されていない場合、エージェントは場所の自動検出を試みます。例:
cassandra_conf_location: /etc/dse/cassandra
- dse_env_location
- dse-env.shが保持されているディレクトリーの場所。設定されていない場合、エージェントは場所の自動検出を試みます。例:
dse_env_location: /etc/dse
- dse_binary_location
- dsetoolが保持されているディレクトリーの場所。設定されていない場合、エージェントは場所の自動検出を試みます。例:
dse_binary_location: /usr/bin
- dse_conf_location
- dse.yamlが保持されているディレクトリーの場所。設定されていない場合、エージェントは場所の自動検出を試みます。例:
dse_conf_location: /etc/dse
- spark_conf_location
- spark-env.shが保持されているディレクトリーの場所。設定されていない場合、エージェントは場所の自動検出を試みます。例:
spark_conf_location: /etc/dse/spark
- spark_log_location
- Sparkログが保持されているディレクトリーの場所。設定されていない場合、エージェントは場所の自動検出を試みます。例:
spark_log_location: /var/log/spark
- solr_log_location
- Solrログが保持されているディレクトリーの場所。設定されていない場合、エージェントは場所の自動検出を試みます。例:
solr_log_location: /var/log/cassandra
- cassandra_rpc_interface
- 指定しない場合、エージェントはcassandra.yamlのrpc_addressを読み取ってcassandraのrpc_addressを決定しようとします。指定した場合はエージェント検索はスキップされ、代わりに指定された値が使用されます。例:
cassandra_rpc_interface: 172.10.0.2
- api_port
- Http apiエンドポイントに使用するポート。例:
api_port: 61621
- runs_sudo
- sudoを使用してDataStaxエージェントを実行するかどうかを設定します。このオプションをfalseに設定すると、エージェントでsudoは使用されず、エージェント・ユーザーは昇格した権限を使用して実行されません。このオプションをtrueに設定すると、エージェントはsudoと昇格した権限を使用して実行されます。デフォルトはtrueです。例:
runs_sudo: true
- s3_proxy_host
- クライアントが接続に使用するオプションのプロキシ・ホスト。例:
s3_proxy_host: localhost
- s3_proxy_port
- クライアントが接続に使用するオプションのプロキシ・ポート。例:
s3_proxy_port: 80
- destination-transfer-pool-size
- デスティネーション・プロセス用に割り当てるスレッド・プールのサイズ。例:
destination-transfer-pool-size: 10
- destination-transfer-pool-keepalive
- シャットダウンする前に、デスティネーション・プロセスのスレッド・プールのスレッドがアイドル状態を維持できる分数。スレッド・プールに対する需要が高まると、シャットダウンするスレッドが再び作成されます。例:
destination-transfer-pool-keepalive: 2
- restore_req_update_period
- Backup Service(バックアップ・サービス)の復元操作中にopscenterdにステータス更新が送信される間隔(秒)。デフォルト:60。例:
restore_req_update_period: 60
- backup_staging_dir
- DSEからディスクに書き込まれた後に、commitlogsがコピーされるディレクトリ。DataStaxエージェントは、このディレクトリを監視し、commitlogsを構成されたデスティネーションに移動します。すべてのデスティネーションが関連するコミット・ログを受け取ったら、ログはbackup_storage_dirに移動されます。commitlogsをステージ化できない場合、ログが蓄積されないため、このディレクトリは、ディレクトリのサイズ以上でなければなりません。デフォルトの場所は/var/lib/datastax-agent/commitlogs/です。例:
backup_staging_dir: /var/lib/datastax-agent/commitlogs/
- backup_storage_dir
- すべての構成されたデスティネーションにコピーされた後の、commitlogバックアップが格納されるディレクトリ。保存先の場所「On Server」に対して構成された保持ポリシーに基づいて、ディレクトリがクリーンアップされます。ディレクトリには、保持ポリシーの期間の間commitlogsを保持するのに十分なスペースが確保されている必要があります。デフォルトの場所は/var/lib/datastax-agent/backups/です。例:
backup_storage_dir: /var/lib/datastax-agent/backups/
- tmp_dir
- 復元時に一時的にファイルをステージ化するために使用されるディレクトリ。デフォルトの場所は/var/lib/datastax-agent/tmpです。例:
tmp_dir: /var/lib/datastax-agent/tmp/
- remote_backup_retries
- 復元時にファイルのダウンロードが失敗したときの試行回数。デフォルト:3。例:
remote_backup_retries: 3
- remote_backup_timeout
- バックアップをリモート・デスティネーションにプッシュする際に使用する接続のタイムアウト(ミリ秒)。デフォルト:1000。例:
remote_backup_timeout: 1000
- use_s3_cli
- ラボ機能。バックアップをAmazon S3の場所に一括読み込みするときに、AWS SDKではなくAWS CLIの使用を有効にします。デフォルト:false。例:
use_s3_cli: true
- remote_verify_initial_delay
- バックアップ操作時にファイルが正常にアップロードされたかどうかを確認するため待機する初期遅延(ミリ秒)。この構成オプションは
remote_verify_max
オプションと併用して、SSTableをクリーンアップする際にバックアップが破損しているのか、または遅れているのかを区別することができます。remote_verify_initial_delay
の値は、この値がremote_verify_max
の値を超えるまで、ファイル転送検証が失敗するたびに倍増します。デフォルト:1000(1秒)。例:remote_verify_initial_delay: 1000
- remote_verify_max
- ファイルのアップロードは完了したが、リモート・デスティネーションから読み取ることができない場合の最大待機時間。この遅延時間を超えると、転送は失敗と見なされます。この構成オプションは、
remote_verify_initial_delay
オプションと併用して、SSTableをクリーンアップする際にバックアップが破損しているのか、または遅れているのかを区別することができます。デフォルト:30000(30秒)。例:remote_verify_max: 300000
- restore_on_transfer_failure
- trueに設定すると、リモート・デスティネーションからのファイル転送が失敗しても、復元プロセスは停止されません。以降の復元では、転送に成功したファイルが使用されます。デフォルト:false。例:
restore_on_transfer_failure: false
- remote_backup_region
- リモート・バックアップの転送に使用するAWSリージョン。デフォルト:us-west-1。例:
remote_backup_region: us-west-1
- max_file_transfer_attempts
- ファイルのアップロード、またはリモート・デスティネーションの作成の最大試行回数。デフォルト:3。例:
max_file_transfer_attempts: 30
- sstableloader_max_heap_size
- 復元操作中にsstableloaderで使用される最大ヒープ・サイズ。DSE 4.8.4以降でのみサポートされています。デフォルト:256M。例:
sstableloader_max_heap_size: 256M
- trace_delay
- Performance Service(パフォーマンス・サービス)の[Slow Queries]パネルでトレースするクエリーを発行してトレース・イベントをフェッチするまでの待機時間(ミリ秒)。デフォルト:300。例:
trace_delay: 300
- support_shell_timeout
- nodetoolなどのシェル・プロセスが実行されるまで待機する時間(秒)。この時間を経過するとタイムアウトします。この設定は、診断用tarボールの生成にのみ使用されます。デフォルト:30。例:
support_shell_timeout: 30
- graphite_host
- graphite_hostを設定すると、指定されたアドレスのGraphiteサーバーにメトリクスを転送できます。graphite_hostを空白にすると、Graphiteサーバーへのメトリクスの転送が無効になります。例:
graphite_host: graphite.myhost.com
- graphite_port
- Graphiteのプレーンテキスト・プロトコルのポート。例:
graphite_port: 2003
- graphite_prefix
- メトリクスを挿入するプレフィックス。例:
graphite_prefix: opscenter
- slow_query_past
- スロー・クエリーをどこまで遡って検索するかを指定します(ミリ秒)。デフォルト:3600000(1,000時間)。例:
slow_query_past: 3600000
- slow_query_refresh
- スロー・クエリーの更新間隔(秒)。デフォルト:5。例:
slow_query_refresh: 5
- slow_query_fetch_size
- スロー・クエリーをフェッチする数の上限。デフォルト:500。例:
slow_query_fetch_size: 500
- slow_query_ignore
- Performance Service(パフォーマンス・サービス)のスロー・クエリー・ログで無視されるキースペースのリスト。デフォルト:["OpsCenter" "dse_perf"] 例:
slow_query_ignore: ["OpsCenter" "dse_perf"]
- config_encryption_active
- OpsCenterが機密構成値の復号化を試行するかどうかを指定します。デフォルト:False
- config_encryption_key_name
- 暗号化キーに使用されるファイル名。カスタム名を指定しない場合、デフォルトでopsc_system_keyが使用されます。例:
config_encryption_key_name: opsc_system_key
- config_encryption_key_path
- 暗号化キーを配置する場所のパス。指定しない場合、デフォルトでaddress.yamlのディレクトリーが使用されます。例:
config_encryption_key_path: /var/lib/datastax-agent/conf/
- running-request-cache-size
- 実行中の要求のキャッシュのサイズ。例:
running-request-cache-size: 500
- finished-request-cache-size
- 終了した要求のキャッシュのサイズ。例:
finished-request-cache-size: 100
- tcp_response_timeout
- JMXで使用されるTCP応答タイムアウト(ミリ秒)。この値は、大量のデータを使用してノートで実行されるいくつかの操作が完了できるように、非常に高く設定する必要がある場合があります。タイムアウトなしにするには、0を設定します。デフォルト:240000 例:
tcp_response_timeout: 120000
- pong_timeout_ms
- stompを介したopscenterdからのpong応答の待機時間(ミリ秒)。この時間を経過するとpingがタイムアウトします。例:
pong_timeout_ms: 5000
- destination_pretest_timeout
- デスティネーションへの読み取りと書き込みが可能であることを確認するための最大時間(秒)。デフォルト:60。例:
destination_pretest_timeout: 60