Lifecycle Manager構成の既知の問題点と制限事項

以下の項目は、Lifecycle Manager(LCM)でDataStax Enterpriseクラスターを構成する際に発生する可能性のある既知の一般的な問題点です。可能な限り、回避策も記載されています。

DSE構成値の暗号化

現在、Lifecycle ManagerはDSE 透過的なデータ暗号化と互換性がありません。データ暗号化がDSEクラスターで有効になっている場合は、LCMにクラスター・トポロジーをインポートする前に無効にしておく必要があります。「構成ファイルのプロパティの暗号化」を参照してください。同様に、構成プロファイルの機密フィールドは格納時に暗号化されず、API応答で構成プロファイルの読み取りパーミッションのあるクライアントに返されます。構成プロファイルに関するこの動作は、暗号化され、APIクライアントに返されない機密フィールドに含まれているSSH認証情報、リポジトリ、クラスターなど、他のモデルで格納されている機密フィールドとは対象的です。

認証スキームの制限事項

内部認証が認証のプライマリ・スキームでなければなりません。詳細については、「LCMにおけるネイティブ・トランスポート認証スキームと制限事項」を参照してください。

DSE Graphのプロパティ

dse.yamlのDSE Graph構成はLCM構成プロファイルを使用して構成できます。dse.yaml内のすべてのGraphプロパティは、gremlin_server.serializersgremlin_server.scriptEnginesを除き、LCM UIで管理できます。LCMを使用している場合にこれらのプロパティをカスタマイズするには、LCM APIを利用して変更してください。その後でLCM UIを使用して構成プロファイルを変更しても、APIで設定したプロパティが維持されます。