SNMPアラートの有効化
event-pluginsディレクトリーにあるsnmp.confファイルでSNMPアラートを有効にして構成します。
config_location/event-plugins/snmp.confファイルでSNMPアラートを有効にして構成します。
snmp.conf
ファイルのインスタンスが複数あると、イベント・プラグインのインスタンスも複数になります。SNMP構成ファイルには任意の名前を付けることができます。ただし、.confファイル拡張子を持ち、有効なイベント・プラグイン識別子[snmp]
を含み、event-pluginsディレクトリーの場所にある必要があります。構成ファイルはすべて読み込まれるため、snmp1.conf、snmp2.confのようにファイル名を区別してください。プラグイン・インスタンスが複数あると、開発および実稼働クラスターのSNMPターゲットに対してアラートを柔軟に設定できます。すべてのOpsCenterイベント・プラグインで、複数の構成ファイルと、その結果の複数のプラグイン・インスタンスがサポートされます。
始める前に
手順
- ターミナルで、編集するsnmp.confを開きます。
-
トラップを送信するためにSNMPプラグインを有効にします。
[snmp] enabled=1
- オプション:
デフォルトでは、SNMPエンジンを一意に識別するエンジンIDはコメントアウトされています。デフォルトで
engine_id
が設定されていない場合は、OpsCenterにより、ローカルIDアドレスに基づいてローカル・エンジンIDが作成されます。engine_id
を手動で設定する場合は、engine_id
のコメントを解除します。engine_id
文字列の末尾の4オクテット(01:02:03:04
)を、OpsCenterインストールごとに一意のオクテット文字列に変更します。[snmp] ... engine_id=80:00:00:00:05:50:60:70:80
-
target_ip
には、SNMP受信側のIPv4アドレスを入力します。 -
その他のデフォルト構成値を受け入れない場合は、以下の表を参照して各OpsCenterインストールに関連するフィールドに入力してください。
表 1. SNMP構成フィールド SNMP構成オプション 説明 enabled
SNMPプラグイン・インスタンスを有効(1)または無効(0)にします。デフォルト:0(無効)。 levels
SNMPプラグインが作動するイベント重大度のコンマ区切りリスト。指定しない場合は、デフォルトですべてのレベルがリッスンされます。使用可能なオプションは以下のとおりです。 - DEBUG
- INFO
- WARN
- ERROR
- CRITICAL
- ALERT
clusters
プラグインが作動するクラスター名のコンマ区切りリスト。クラスターを指定しない場合は、デフォルトですべてのクラスターのイベントでアラートが呼び出されます。 engine_id
SNMPエンジンを一意に識別するSNMPエンジンID。IDの末尾の4オクテット(デフォルトでは01:02:03:04)は、複数のOpsCenterインストール間で一意である必要があります。デフォルト:オクテットのデフォルトのフォーマット・スキームの場合は80:00:00:00:05:01:02:03:04です。SNMPバージョンはこの設定に関係ありません。SNMP管理の詳細については、「RFC3411」を参照してください。 フォーマット・スキーム engine_id
の第5オクテットによって、後続のオクテットの性質を指定するフォーマット・スキームが決まります。使用できるフォーマット・スキームは以下のとおりです。01
:IPv4アドレス・スキーム02
:IPv6アドレス・スキーム03
:MACアドレス・スキーム04
:テキスト・アドレス・スキーム05
:オクテット・スキーム(デフォルト)
target_ip
SNMPトラップ・ターゲットのIPv4アドレス。デフォルト:127.0.0.1 注: 現時点ではIPv4のみがサポートされています。target_port
SNMPトラップを受信するSNMPマネージャーのリッスン・ポート。デフォルト:162。 use_snmpv3
1に設定すると、このSNMPプラグイン・インスタンスは、SNMP認証でSNMPv3構成オプション( username
、auth_protocol
、auth_key
、privacy_protocol
、privacy_key
)を使用します。0に設定すると、このSNMPプラグイン・インスタンスは、SNMPv1/2c認証でcommunity_name
を使用します。デフォルト:0(SNMPv1/2cを使用)。community_name
SNMPv1/2c固有の構成。SNMPトラップ・ターゲットで認証するためのコミュニティ名。デフォルト: public
。user
SNMPv3認証のユーザー名。デフォルト: opscusername
。auth_protocol
SNMPv3認証ハッシュ・アルゴリズム。SNMPv3で使用する認証プロトコルを指定します。使用可能なオプションは以下のとおりです。 SHA
(デフォルト)MD5
NoAuth
auth_key
SNMPv3認証キー。監視ソフトウェアでOpsCenterインストール用に構成された認証キー。デフォルト: auth1key
.privacy_protocol
SNMPv3プライバシー・プロトコル。標準に準拠した使用可能なオプションは以下のとおりです。 AES
(デフォルト)DES
NoPriv
3DES
AES192
AES256
privacy_key
監視ソフトウェアでOpsCenterインストール用に構成されたプライバシー・キー。デフォルト: privkey1
。