テーブル・ウィザード

テーブル・ウィザードは、指定されたキースペース内に新しいテーブルを作成する有効なCQL文を生成します。

[New Table]および関連する[Edit Table]ウィザードと[Clone Table]ウィザードは、指定されたクラスター内の新しいUDTの作成、編集、または複製を行う有効なCQL文を生成します。

[New Table]ウィザード

[New Table]ウィザードは、次の5つのパネルで構成されています。
  • Basic Settings
  • Primary Key Settings
  • Advanced Settings
  • コンパクション
  • まとめ
パネル間を移動するには、[Previous]ボタンと[Next]ボタンを使用します。また[Last]ボタンを押すと、現在のパネルから[Summary]パネルに移動します。これは、中間のパネルのフィールドを編集しない場合に使用します。
[New Table]ウィザードを表示するには、次のようにします。
  • [File] > [New] > [Table]の順にメニュー項目を選択します。
  • スキーマ・ナビゲーターを右クリックし、[New Table]を選択します。
  • キーボードのショートカット⌥⇧+⌘+T(Mac OS X)またはCtrl+Alt+Shift+T(Linux/Windows)を押します。
[New Table]ウィザードの最初のパネル([Basic Settings])が表示されます。このパネルには、編集可能なテーブル設定を表示するペインが4つあります。[CQL Preview]ペインは、その前の3つのペインの値から生成されるテーブルを作成するためのCQL文を表示します。
編集可能なフィールドは次のとおりです。
Connection
既存の接続を選択するか、新しい接続を作成します。
Keyspace
既存のキースペースを選択するか、新しいキースペースを作成します。
テーブル名
有効なテーブル名のタイプ(無効な名前は赤で示されます)。
カラム
カラムを追加、削除、または上下に移動します。
コメント
テーブルのコメント・プロパティを追加または編集します。

[Next]を選択すると、[New Table]ウィザードの2番目のパネル([Primary Key Settings])が表示されます。

このパネルでは、テーブルのプライマリ・キーの構造を定義できます。構造を単純にすることも複合することもできます。編集可能なフィールドは次のとおりです。
Available columns
使用可能なカラムを表示します。
パーティション・キー
テーブルのパーティション・キーを表示します(データを格納するノードを決定します)。
クラスター化カラム
テーブルのクラスター化カラムを表示します。

[Next]を選択すると、[New Table]ウィザードの最後のパネル([Advanced Settings])が表示されます。

編集可能なフィールドは次のとおりです。
テーブルのオプション
Compact storage
データを格納してディスク領域を節約するかどうか。
Read repair chance
クラスター内での読み取り時に読み取りリペアを呼び出すための基準(0~1の範囲の値)。
DC-local read repair chance
現在のデータ・センターですべてのレプリカを対象に読み取りリペアが呼び出される確率。
Bloom filter FP chance
SSTableブルーム・フィルターの望ましい偽陽性確率。
Default time to live
テーブルのデフォルトの有効期限(秒単位)。TTLの制御がないときに、MapReduceシナリオで使用されます。
GC grace seconds
トゥームストーン(削除マーカー)のガーベージ・コレクションを実行するまでの待ち時間を指定します。デフォルト値は、削除前に整合性が満たされるように十分な時間が設定されています。多くの展開でこの間隔は短縮でき、また、シングル・ノード・クラスターでは安全に0に設定できます。
Minimum index interval
パーティション・インデックスのエントリーのサンプリングを制御するための最小値で、これらのプロパティを変更してパーティション・サマリーのサンプル頻度を設定します。
Maximum index interval
パーティション・インデックスのエントリーのサンプリングを制御するための最大値で、これらのプロパティを変更してパーティション・サマリーのサンプル頻度を設定します。
Memtable flush period
指定した時間(ミリ秒単位)の経過後、memtableのフラッシュを強制的に実行します。
Speculative retry
read_repair_chanceが1.0ではない場合に通常の読み取りタイムアウトをオーバーライドして、別の読み取り要求を送信します。
圧縮
SSTable compression
使用する圧縮(LZ4SnappyDefault、またはNone
Chunk length
圧縮スキームが使用するブロックのサイズ
CRC check chance
読み取り時にチェックサムがチェックされる確率。
上のプロパティをdefault値にリセットします。
上のテーブルのプロパティとそのデフォルト値の詳細については、ここを参照してください。

[Next]を選択すると、[New Table]ウィザードの[Compaction]パネルが表示されます。

編集可能なフィールドは次のとおりです。
Strategy
使用するコンパクション・ストラテジ・クラスを設定します。
  • Enabled
  • Tombstone threshold
  • Tombstone compaction interval
  • Unchecked tombstone compaction
  • Min threshold
  • Max threshold
  • Min SSTable size
  • Bucket low
  • Bucket high
  • Cold reads to omit
Caching
キー
ALLまたはNONE
Rows per partition
CQL行の数、NONEまたはALL
上のプロパティをdefault値にリセットします。
上のテーブルのプロパティとそのデフォルト値の詳細については、ここを参照してください。

[Next]を選択すると、[New Table]ウィザードの最後の[Summary]パネルが表示されます。

編集可能なフィールドは次のとおりです。
  • Execute the generated statement(s) using connection Cassandra 3.0
  • Insert the generated statements into:
    • a new CQL editor
    • an existing CQL editor

テーブル・ウィザード

[Edit Table]ウィザードおよび[Clone Table]ウィザードには[New Table]ウィザードと同じGUIパネルがありますが、これらは構成データを各フィールドに読み込んで、テーブルを編集または複製できるようにします。