put
ローカル・ファイルをDSEファイル・システムにコピーします。
ローカル・ファイルをDSEファイル・システムにコピーするcpの特殊なケースです。相対的なソース・パスが指定されている場合は、現在の作業ディレクトリーに関係なく、最後のローカル作業ディレクトリーで解決されます。同様に、相対的なコピー先パスが指定されている場合は、常に最後のDSEFS作業ディレクトリーで解決されます。cpと同様に、両方のパスは絶対パスであるために任意のファイル システムを指すことができる場合があります。コピー先のパスがDSEFSとは異なるファイル・システムを指している場合、ブロックのサイズと冗長性のオプションは無視されます。
構文
put [-o] [-b size_in_bytes] [-n num_nodes] [-c encoder_name] [-f frame_size_in_bytes] [-m permission_mode] [--no-force-sync] [--force-sync] source_filepath destination_filepath
構文規則 | 説明 |
---|---|
大文字 | リテラル・キーワード。 |
小文字 | リテラル以外。 |
Italics |
変数値。有効なオプションまたはユーザー定義値と置き換えます。 |
[ ] |
任意。角かっこ( [] )で任意のコマンド引数を囲みます。角かっこは入力しないでください。 |
( ) |
グループ。丸かっこ(( ) )は、選択肢を含むグループを示します。丸かっこは入力しないでください。 |
| |
または。縦棒(| )で代替要素を区切ります。要素のいずれかを入力してください。縦棒は入力しないでください。 |
... |
繰り返し可能。省略記号(... )は、構文要素を必要な回数だけ繰り返すことができることを示します。 |
'Literal string' |
単一引用符( ' )でCQL文内のリテラル文字を囲みます。大文字を維持するには、単一引用符を使用します。 |
{ key:value } |
マップ・コレクション。中かっこ( { } )でマップ・コレクションまたはキーと値のペアを囲みます。コロンでキーと値を区切ります。 |
<datatype1,datatype2> |
セット、リスト、マップ、またはタプル。山かっこ(< > )で、セット、リスト、マップまたはタプル内のデータ型を囲みます。データ型をカンマで区切ります。 |
cql_statement; |
CQL文の終了。セミコロン( ; )ですべてのCQL文を終了します。 |
[ -- ] |
コマンドライン・オプションとコマンド引数は、2つのハイフン(-- )で区切ります。この構文は、引数がコマンドライン・オプションと間違われる可能性がある場合に役立ちます。 |
' <schema> ...</schema> ' |
検索CQLのみ:単一引用符( ' )でXMLスキーマ宣言全体を囲みます。 |
@xml_entity='xml_entity_type' |
検索CQLのみ:スキーマ・ファイルおよびsolrconfigファイル内のXML要素を上書きする実体とリテラル値を示します。 |
定義
短い形式と長い形式のパラメーターはカンマで区切られています。
コマンド引数
- -b, --block-size size_in_bytes
- 推奨ファイル・ブロック・サイズ(バイト単位)。移動先パスがDSEFS以外のファイル・システムである場合は無視されます。
- -c, --compression-encoder encoder_name
- 圧縮エンコーダーの名前。DSEにはLZ4圧縮エンコーダーが同梱されています。
- destination_filepath
- 明示的または相対的なファイルパス。
- 移動先パスの末尾が名前の場合、移動先エントリーにはその名前が付きます。
- 移動先パスの末尾がバックスラッシュ(
/
)であれば、元のソース・ファイルの名前が使用されます。 - ワイルドカード文字がサポートされます。
- 明示的なファイル・システムのプレフィックス
dsefs:
およびfile:
がサポートされています。 ..
は親ディレクトリーです。
- -f, --compression-frame-size frame_size_in_bytes
フレームを推奨のフレーム・サイズ(バイト単位)に圧縮します。フレームは、圧縮の対象です。フレームが大きくなると、高圧縮率になる可能性が高くなります。
ほとんどの場合はデフォルト値で十分です。デフォルトのフレーム・サイズ(バイト単位)は、131072バイトです。
- --force-sync
- 終了時に、このディレクトリーのファイルとストレージ・デバイスを同期します。ディレクトリーで作成され、オプションを継承するファイル。
- -m, --permission-mode permission_mode
- 所有者、グループ、およびその他のパーミッション・モードの8進数表現。
- 0 – パーミッションなし
- 1 – 実行
- 2 – 書き込み
- 3 – 書き込んで実行
- 4 – 読み取り
- 5 – 読み取って実行
- 6 – 読み取りと書き込み
- 7 – 読み取り、書き込み、実行
- -n, --redundancy-factor num_nodes
- ファイル・データのレプリカの数を作成します。データベースのキースペースのレプリケーション係数に似ていますが、より詳細です。
- データを損失するよりも先に障害が発生しても構わないノードの数よりも1大きい数。たとえば、2つのノードまで障害が発生しても許容される場合は、この値を3に設定します。
- 単純なレプリケーションでは、レプリケーション係数と同じ値を使用します。
- デフォルト値は、親ディレクトリーから継承します。
- --no-force-sync
- 終了する際、このディレクトリー内のファイルを、ストレージ・デバイスと同期しないでください。ディレクトリーで作成され、オプションを継承するファイル。
- -o, --overwrite
- 移動先ファイルが存在する場合は、上書きします。
- source_filepath
- 明示的または相対的なファイルパス。
- ワイルドカード文字がサポートされます。
- 明示的なファイル・システムのプレフィックス
dsefs:
およびfile:
がサポートされています。 ..
は親ディレクトリーです。
例
ローカルのbluefileをリモートのgreenfileにコピーする
dsefs dsefs://127.0.0.1:5598/ > put file:/bluefile greenfile