DataStaxエージェントの問題のトラブルシューティング

DataStaxエージェントの問題を解決するためのトラブルシューティング・リファレンス。

address.yaml

address.yamlファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。
  • パッケージ・インストール:/var/lib/datastax-agent/conf/address.yaml
  • tarボール・インストール:install_location/conf/address.yaml

このトラブルシューティング・リファレンスを使用して、DataStaxエージェントの問題を解決します。問題は、トラブルシューティングのヒント、ドキュメントのリンク、[Install Agents]ダイアログのリンクとともにエージェント・ビューに表示されます。

1. エージェントの問題の解決
問題 推奨事項
エージェントが検出されない。 エージェントがインストールされていません。[Set Up Agents]をクリックしてエージェントを自動的にインストールまたは起動するか、あるいはドキュメントに従ってエージェントを手動でインストールします
エージェントが正しく構成されていないため、OpsCenterに接続されない。 [Configure Agents]をクリックして、正しく構成されていないエージェントのstomp構成を更新します。
パッケージ・インストールのエージェントのバージョンが間違っている。 パッケージ・インストール・タイプでインストールされたエージェントのバージョンが、OpsCenterに現在インストールされているエージェントのバージョンと一致していません。[Upgrade Agents]をクリックして、すべてのノードに正しいバージョンのエージェントをインストールします。
tarインストールのエージェントのバージョンが間違っている。 tarボール・インストール・タイプでインストールしようとしているエージェントのバージョンが、OpsCenterに現在インストールされているエージェントのバージョンと一致していません。tarボール・エージェント・インストールを自動的にアップグレードすることはできません。現在のバージョンのOpsCenterをアップグレードするには、『アップグレード・ガイド』を参照してください。
監視対象のDataStax Enterpriseクラスターが正しく構成されていない。 DataStax Enterprise構成が、クラスター内のすべてのノードで一致していません。
エージェントへのHTTP通信ができない。 OpsCenterがHTTPを介してこれらのエージェントと通信できません。OpsCenterマシンがHTTPを介してこれらのエージェントに接続できることを確認し、OpsCenterとエージェントの構成の両方でSSLが正しく有効または無効になっていることを確認します。詳細については、「SSLの構成」を参照してください。
DataStax Enterpriseストレージ・クラスターが正しく構成されていない。 DataStax Enterpriseストレージ・クラスターの構成がクラスター内のすべてノードで一致していません。「別のクラスターに収集データを格納する」を参照し、ストレージ・クラスターが正しく構成されていることを確認します。
ノードがダウンしている。 エージェントにより、ノードがダウンしていることが確認されたため、根本原因を調査する必要があります。エージェント・ビューとリング・ビューにノードのダウンを表示するほか、ダウンのマークが付いたノードについてのアラートを追加する、電子メールやURLへのPOSTを使用してアラート通知を構成することなどができます。
JMXが正しく構成されていない。 address.yamlで構成されているJMX設定を確認します。エージェントは、OpsCenterで構成された設定を使用してJMXに接続できません。
  • すべてのノードでこのエラーが発生している場合は、OpsCenterの[Connection Settings] > [Edit Cluster]ダイアログで構成を更新し、ノードのサブセットで問題が発生している場合は、ノード固有のJMX構成を確認します。
  • エージェントはJMXに接続できないため、 address.yamlの変更点。ノードのJMX設定を確認し更新します。
    jmx_host
    ローカルのJMXサーバーに接続する際に使用されるホスト。デフォルト設定はlocalhostです。この情報は便宜上opscenterdから送信されますが、必要に応じてローカルに構成することも可能です。例:jmx_host: 127.0.0.1
    jmx_port
    ローカルのJMXサーバーに接続する際に使用されるポート。デフォルト設定は7199です。この情報は便宜上opscenterdから送信されますが、必要に応じてローカルに構成することも可能です。例:jmx_port: 7199
    jmx_user
    ローカルのJMXサーバーに接続する際に使用されるユーザー名。例:jmx_user: jmx-username
    jmx_pass
    ローカルのJMXサーバーに接続する際に使用されるパスワード。例:jmx_pass: jmx-password [このフィールドはセキュリティ強化のために暗号化される場合があります。]
    jmx_metrics_threadpool_size
    JMXでメトリクスを収集する際に使用されるスレッド・プールのサイズ。例:jmx_metrics_threadpool_size: 6