階層化ストレージの構成
DSE階層化ストレージは、ホット・データとコールド・データを分離します。LCM構成プロファイルで、ストレージ階層ストラテジと各階層のパスを構成します。
DSE階層化ストレージは、ホット・データとコールド・データをストレージ・メディアのさまざまな段階の指定したパスに分離します。これによって、データ・ストレージのコストを容易に節約できます。LCM構成プロファイル内のdse.yamlで、ストレージ階層ストラテジと各階層のパスを構成します。Lifecycle Managerでインストールまたは構成ジョブを実行し、構成を該当するすべてのノードにプッシュします。
この手順を完了した後、CREATEまたはALTER TABLE文を使用して階層化ストレージをテーブルに適用するには、DSEで追加の手順が必要です。
CREATE TABLE ks.tbl (k INT, c INT, v INT, PRIMARY KEY (k, c))
WITH COMPACTION={'class':'TieredCompactionStrategy',
'tiering_strategy': 'DateTieredStorageStrategy',
'config': 'strategy1',
'max_tier_ages': '3600,7200'};
各階層の期限ポリシーをスキーマまたはローカル・ノード・レベルで構成します。詳細については、DSE階層化ストレージの構成と構成のテストについての説明を参照してください。手順
- Lifecycle Managerのナビゲーション・メニューで[Config Profiles]をクリックします。
- 編集する構成プロファイルの[Edit]アイコンをクリックするか、プロファイルをまだ作成していない場合は[Add config profile]をクリックします。
- [Config Profile]ペインの[Cassandra]セクションで、[dse.yaml]をクリックします。
-
[Miscellaneous]ペインまで下にスクロールし、
[tiered_storage_options]
を見つけます。 -
[tiered_storage_options]
オプションの下の[+ Add an item]をクリックします。[Add tiered_storage_opions]ダイアログが表示されます。 -
[strategy_name]にストラテジ名を入力します。
DSEクラスターで階層化ストレージ・ストラテジを使用するには、ストラテジがテーブル・スキーマの
config
で参照されている必要があります。DSE管理者向けドキュメントの「DSE階層化ストレージの構成」を参照してください。 - オプション:
[local_options]で[+ Add an item]をクリックして、テーブル・スキーマで階層化ストレージの設定を上書きするローカル構成オプションを追加します。
注: クラスまたは階層化ストレージの構成名を上書きすることはできません。詳細と例については、DSE管理者向けドキュメントの「構成のテスト」を参照してください。[Add local_options]ダイアログが表示されます。
- ローカル・オプションごとにキーと値を入力し、[Save]をクリックします。たとえば、キーには「max_tier_ages」、その値には「3600」をそれぞれ入力します。
-
[Tiers]で[+ Add an item]をクリックし、ストレージ階層のパスを指定します。
[Add tiers]ダイアログが表示されます。
-
ストラテジ内の各階層のディレクトリのパスを入力し、[Save]をクリックします。
各パスの階層の順序は重要です。ストラテジ内の連続する各階層の順序で各階層のパスを追加します。追加される各階層は表示された順序で使用されます。通常、最上位層はデータを最速のストレージ・メディアにルーティングします。注: パスで参照されているディレクトリーが既に存在することを確認してください。LCMでは、ディレクトリーは作成されません。インストールまたは構成ジョブの実行時にディレクトリーが存在しないと、DSEは起動しません。ストラテジと階層が構成プロファイルに追加されます。
- [Save]をクリックし、構成プロファイルを保存します。
次のタスク
- 階層化ストレージをテーブル・スキーマに適用し、階層ごとのデータの最大期限を指定します。詳細については、「DSE階層化ストレージ」を参照してください。
- Lifecycle Managerの[Clusters]ワークスペースに移動し、クラスター、データ・センター、またはノードのレベルで適用する構成プロファイルを選択します。ノードはクラスターまたはデータ・センター・レベルから構成プロファイル設定を継承するか、優先されるノード・レベルで設定を保持することができます。
- 構成ジョブを実行し、構成を該当するすべてのノードにプッシュします。
- ダッシュボード・グラフとアラートを追加し、OpsCenterで使用可能な階層化ストレージ・メトリクスを使用してストレージ階層間のデータ分散を監視します。