Javaインストールの管理

構成プロファイル内のJavaのインストールとアップグレードを自動的に管理します。JCEポリシー・ファイルのインストールを管理します。

構成プロファイル内のJavaのインストールとアップグレードを自動的に管理します。Javaインストールの管理は、Lifecycle Managerでデフォルトで有効になっています。この場合、JREパッケージのダウンロードとライセンスへの同意は自動的に行われます。JREまたはJDKは、DataStax Enterprise(DSE)、Lifecycle Manager(LCM)、OpsCenterを含むほとんどのDataStax製品で必要です。独自の内部の場所をパッケージのダウンロード先に指定することもできます。

インストール・ジョブまたは構成ジョブの実行中にターゲット上にJavaバージョンが見つからない場合は、指定されたバージョンのJavaがインストールされます。Javaバージョンは見つかったが、指定されたバージョンと異なる場合は、既にインストールされている古いバージョンまたは間違ったバージョンと並行して、指定されたバージョンのJavaがインストールされます。Javaの管理が無効になっており、ターゲット上にJavaのいずれのバージョンも見つからない場合、インストール・ジョブは失敗します。

構成プロファイルのJaveセットアップ領域にあるバージョン・フィールドは、メジャー・バージョン番号、アップデート・バージョン番号、ビルド・バージョン番号に基づいて特定のJavaバージョンをダウンロードするURL文字列を動的に作成するために使用されます。たとえば、Javaバージョンをコマンド・プロンプトで確認すると、次のように表示されます。
java -version java version "1.8.0_60" Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.8.0_60-b27) Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 25.60-b23, mixed mode)

上の例で、1.8.0はメジャー・バージョン、60はアップデート・バージョン、27はビルドです。デフォルト以外のバージョンが組織で必要な場合は、[Config Profile]ペインの[Lifecycle Manager]セクションからアクセスできる[java-setup]ページでバージョン情報を入力します。Javaバージョンの命名規則の詳細については、Oracleのドキュメントを参照してください。

LCMでJavaインストールを管理している場合は、Java Cryptography Extension(JCE)無制限強度ポリシー・ファイルのインストールも管理できます。JCEファイルにより、高強度暗号化スイートを使用できるようになります。
注: JCEファイルの使用が、お住まいの司法管轄区域で合法であることを確認してください。JCEベースの製品は、米国輸出管理規則によって特定の国への輸出を制限されています。

始める前に

構成プロファイルを作成する(デフォルトのシェル、任意)

手順

  1. Lifecycle Managerのナビゲーション・メニューで[Config Profiles]をクリックします。
  2. 編集する構成プロファイルの[Edit]アイコンをクリックするか、プロファイルをまだ作成していない場合は[Add config profile]をクリックします。
  3. [Config Profile]ペインの[Lifecycle Manager]セクションで[Java Setup]をクリックします。
    Javaインストール・バージョンの管理についてデフォルトを含む設定が表示されます。使用可能な各フィールドに関する情報をインライン表示するには、情報(i)アイコンをクリックします。

    JRE自動インストールの構成

  4. [Java]ペインで使用可能なオプションを変更します。
    1. オプション: Javaインストールの自動管理を無効にするには、[manage-java]設定の選択を解除します。必要なJavaバージョンが既にインストールされている場合に、LCMによってJavaデプロイが変更されるのを防ぐには、Java管理を無効にします。manage-javaが無効になっている場合、プロビジョニングでJavaのインストールがスキップされます。Javaの管理が無効になっていて、インストール・ジョブの実行中にインストール済みのJavaが検出されないと、インストール・ジョブは失敗します。
      manage-javaが有効になっている場合、ターゲット・ノードはOracleサーバーからJavaを直接ダウンロードします。Oracle tarボールをローカル・ミラーからダウンロードするには、tarボールの完全なURLを入力します。いずれの場合も、必要なJavaバージョンが使用可能であることをターゲット・ノードが確認できるよう、[major-version][update-version][build-version][build-hash]の各フィールド(該当する場合)に入力する必要があります。
    2. オプション: インストールするJavaのバージョンを[major-version]ボックスに入力します。たとえば「1.8.0」などです。デフォルトをオーバーライドするには、該当するメジャー・バージョン番号を入力します。
    3. オプション: デフォルトをオーバーライドするには、バージョンの特定のアップデート番号を[update-version]ボックスに入力します。
      各Javaリリースは、そのファイル名に含まれるアップデート・バージョンで識別されます。たとえば、server-jre-8u121-linux-x64.tar.gzのアップデート・バージョンは、8u121(バージョン8アップデート121)で示されている121です。
    4. オプション: デフォルトをオーバーライドするには、最後にリリースされたビルド・バージョンの値を[build-version]ボックスに入力します。
      各Javaリリースは、そのダウンロードURLに含まれるビルド番号によっても識別されます。たとえば、https://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/server-jre8-downloads-2133154.htmlのダウンロード・ページで、server-jre-8u121-linux-x64.tar.gzのURLには.../java/jdk/8u121-b13/...が含まれており、ビルド番号はb13(ビルド13)で示されている13です。
    5. オプション: デフォルトをオーバーライドするには、ビルドのハッシュ・バージョンの値を[hash-version]ボックスに入力します(または、8u121-b13より古いJavaリリースの場合は空白のままにします)。
      8u121-b13以降のJavaリリースは、ダウンロードURLに含まれているビルドのハッシュ・バージョンでも識別されます。古いJavaリリースをダウンロードする場合は、ビルドのハッシュ・バージョンを空白のままにすることができます。
    6. オプション: JavaをOracleから直接ダウンロードするのではなく、カスタムの場所からダウンロードするには、その場所を[download-url]ボックスに入力します。
      重要: [*-version]フィールドへの入力は、特定のダウンロード・バージョンをカスタムの場所から作成するために引き続き必要です。
  5. [JCE Policy]ペインで使用可能なオプションを変更します。
    1. オプション: JCEのダウンロードを無効にするには、[manage-jce-policy]設定の選択を解除します。
    2. オプション: 組織に独自のミラーがある場合は、その場所を[jce-download-url]ボックスに入力します。このボックスを空白にした場合にJCEポリシーの管理が有効になっていると、JCEはOracleから直接ダウンロードされます。
      注: Kerberos、クライアントとノード間の暗号化、ノード間の暗号化を行うには、すべてのノードにJCEがインストールされている必要があります。
  6. [Save]をクリックします。

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