ドライバー・オプション
dsbulkコマンドのドライバー・オプション
dsbulkコマンドのドライバー・オプション/en/developer/driver-matrix/doc/common/driverMatrix.htmlを指定します。
オプションは、短い形式(-k keyspace_name
)でも、長い形式(--schema.keyspace keyspace_name
)でも使用できます。
一般的なドライバー・オプション
- -h,--driver.hosts host_name(s)
-
クラスターに初めて接続する際に使用するコンタクト・ポイント。これは、ホスト名またはIPアドレスによりそれぞれが指定された、ホストのカンマ区切りリストでなければなりません。ホストが、複数のAレコードに解決されるDNS名である場合、対応するすべてのアドレスが使用されます。
localhost
をホスト名として使用しないでください(一部のプラットフォームではIPv4およびIPv6アドレスの両方に解決するため)。すべてのホストのポートは、driver.port
を使用して指定する必要があります。デフォルト:127.0.0.1
- -port,--driver.port port_number
-
初めてコンタクト・ポイントに接続するためのポート。クラスター内のすべてのノードは、同じポート番号で接続を受け入れる必要があることに注意してください。
デフォルト:9042
- --driver.addressTranslator string
-
使用するアドレス・トランスレータの単純または完全修飾クラス名。これは、dsbulkが実行中のマシンからノードが直接到達可能な場合にのみ必要です(たとえば、dsbulkマシンが別のネットワーク地域にあり、パブリックIPを使用する必要があるか、プロキシを経由して接続する場合など)。
デフォルト:IdentityTranslator
- --driver.timestampGenerator(AtomicMonotonicTimestampGenerator | ThreadLocalTimestampGenerator | ServerSideTimestampGenerator)
-
使用するタイムスタンプ・ジェネレータの単純または完全修飾クラス名。組み込みオプションは以下のとおりです。
- AtomicMonotonicTimestampGenerator:すべてのクライアント・スレッド全体でタイムスタンプが一意であることが保証されます。
- ThreadLocalTimestampGenerator:各スレッドでのみタイムスタンプが一意であることが保証されます。
- ServerSideTimestampGenerator:タイムスタンプが生成されず、サーバーによって割り当てられます。
デフォルト:AtomicMonotonicTimestampGenerator
ドライバー・ポリシー
ドライバー・ポリシー・オプションは、DSE Javaドライバーのロード・バランス・ポリシーに関連します。詳細については、「負荷バランス」を参照してください。- -lbp,--driver.policy.lbp.name(dse | dcAwareRoundRobin | roundRobin | whiteList | tokenAware)
-
ロード・バランス・ポリシーの名前。サポートされているポリシーは、
dse
、dcAwareRoundRobin
、roundRobin
、whiteList
、tokenAware
です。ポリシーの使用可能なオプションについては、必要に応じて、以下のリストを参照してください。詳細については、そのポリシーのドライバーのドキュメントを参照してください。指定されていない場合は、デフォルトでドライバーのデフォルトのロード・バランス・ポリシーになります。現在はDseLoadBalancingPolicy
で、このポリシーはTokenAwarePolicy
をラップし、さらにこのポリシーはDcAwareRoundRobinPolicy
をラップしています。注: パーティション・キーによるバッチ処理を利用するには、トークン認識ポリシーをチェーンで使用する必要があります。デフォルト:未指定
- --driver.policy.lbp.dcAwareRoundRobin.allowRemoteDCsForLocalConsistencyLevel(true | false)
-
ラウンド・ロビン認識におけるローカル整合性レベルに対するリモート・データセンターのカウントを許可するかどうかを有効または無効にします。
デフォルト:false
- --driver.policy.lbp.dcAwareRoundRobin.localDc string
-
dsbulkが実行中のマシンに対してローカルなデータセンター名(一般的にdc1、dc2など)。要求は、可能な場合は常に、ローカル・データセンターのノードに送信されます。
デフォルト:未指定
- --driver.policy.lbp.dcAwareRoundRobin.usedHostsPerRemoteDc number
-
ラウンド・ロビン・ポリシーが対象と見なすリモート・データセンターごとのホストの数。
デフォルト:0
- --driver.policy.lbp.dse.childPolicy( dse | dcAwareRoundRobin | roundRobin | whiteList | tokenAware)
-
指定された
dse
ポリシーによってラップされる子ポリシー。デフォルト:roundRobin
- --driver.policy.lbp.tokenAware.childPolicy(dse | dcAwareRoundRobin | roundRobin | whiteList | tokenAware)
-
指定された
tokenAware
ポリシーによってラップされる子ポリシー。デフォルト:roundRobin
- --driver.policy.lbp.tokenAware.shuffleReplicas (true | false)
-
要求を処理できるレプリカのリストをシャッフリングするかどうかを指定します。読み込みの場合、シャッフリングによって、ノード全体に書き込みが分散することで、パフォーマンスが向上する可能性があります。
デフォルト:true
- --driver.policy.lbp.whiteList.childPolicy(dse | dcAwareRoundRobin | roundRobin | whiteList | tokenAware)
-
指定された
whiteList
ポリシーによってラップされる子ポリシー。デフォルト:roundRobin
- --driver.policy.lbp.whiteList.hosts string
-
ホワイトリストに含めるホストのリスト。これは、ホスト名またはIPアドレスによりそれぞれが指定された、ホストのカンマ区切りリストでなければなりません。ホストが、複数のAレコードに解決されるDNS名である場合、対応するすべてのアドレスが使用されます。
localhost
をホスト名として使用しないでください(一部のプラットフォームではIPv4およびIPv6アドレスの両方に解決するため)。デフォルト:未指定
- -maxRetries,--driver.policy.maxRetries number
-
タイムアウトになった要求のリトライの最大数。
デフォルト:10
ドライバーのプール
- --driver.pooling.heartbeat string
-
ハートビートの間隔。接続がその時間アイドル状態のままの場合は(読み込みなし)、ドライバーはその接続でダミー・メッセージを送信して、その接続が稼働し続けていることを確認します。稼働していない場合は、接続は破棄され、置き換えられます。
デフォルト:30秒
- --driver.pooling.local.connections number
-
"ローカル"な距離のノードのプール内の接続の数。
デフォルト:4
- --driver.pooling.local.requests number
-
接続時に同時に実行可能な要求の最大数(1~32768)。
デフォルト:32768
- --driver.pooling.remote.connections number
-
リモート・ノードのプール内の接続の数。
デフォルト:1
- --driver.pooling.remote.requests number
-
接続時に同時に実行可能な要求の最大数(1~32768)。
デフォルト:1024
ドライバー圧縮プロトコル
- --driver.protocol.compression(NONE | LZ4 | SNAPPY)
-
使用する圧縮アルゴリズムを指定します。
デフォルト:なし
ドライバー・クエリー
- -cl,--driver.query.consistency(ANY | LOCAL_ONE | ONE | TWO | THREE | LOCAL_QUORUM | QUORUM | EACH_QUORUM | ALL)
-
読み込みおよびアンロードに使用する整合性レベル。通常、整合性レベルの強度を高めると、スループットが減少します。また、
ONE
よりも高いレベルを指定した場合は、どのレベルであっても、連続ページングが自動的に無効になり、読み取りスループットが著しく減少する可能性があります。デフォルト:LOCAL_ONE
- --driver.query.fetchSize number
-
ページ・サイズ、または1回のネットワーク往復で同時に取得可能な行数。この設定によって、アンロード時に同時にメモリに読み込まれる結果の数が制限されます。読み込みには適用されません。
デフォルト:5000
- --driver.query.idempotence(true | false)
-
ローダーによって生成された文のデフォルトのべき等。
デフォルト:true
- --driver.query.serialConsistency(SERIAL | LOCAL_SERIAL)
-
書き込みに使用するシリアル整合性レベル。データが軽量トランザクションを使用して挿入される場合にのみ適用されます。それ以外の場合は、無視されます。
デフォルト:LOCAL_SERIAL
ドライバー・ソケット
- --driver.socket.readTimeout string
-
要求が完了するまでドライバーが待機する時間。これは、
session.execute()
コールの時間に基づいたグローバル制限で、ドライバーによって実行される可能性があるあらゆる内部リトライが含まれます。デフォルト:60秒