ロギング・オプション
dsbulkコマンドのロギングおよびエラー・オプション
dsbulkコマンドのロギングおよびエラー・オプションを指定します。ログ・メッセージは、メイン・ログ・ファイル、operation.log、および標準エラーにのみ記録され、stdout
には何も出力されません。
オプションは、短い形式(-k keyspace_name
)でも、長い形式(--schema.keyspace keyspace_name
)でも使用できます。
- -ansiMode,--log.ansiMode(normal | force | disable)
-
コンソールに出力されるログ・メッセージにANSIカラーおよびその他のエスケープ・シーケンスを使用するかどうかを指定します。デフォルトで
dsbulk
が色出力(normal
)を使用するのは、ターミナルが(1)ANSIエスケープ・シーケンスと互換性がある場合と、(2)標準的なWindows DOSコマンド・プロンプトである場合(ANSIシーケンスはその場で変換されます)に限られます。(1)の場合、MacOSを含むすべての*nixおよびBSDシステムのすべての共通ターミナルはANSI互換で、Windowsの何らかの一般的なターミナル(Mintty、MinGW)です。force
値を指定すると、dsbulk
は、非ANSI互換ターミナルが検出された場合でも、ANSIカラーを使用します。ANSIエスケープ・シーケンスを無効にする理由はありませんが、何らかの理由により、色付きメッセージが不要か、正確に出力されない場合、このオプションによってANSIサポートを全体的に無効にできます。Windowsで、(Microsoft Visual C++ 2008 SP1 Redistributable Package)がインストールされている場合、ANSIサポートが最適に機能します。デフォルト:normal
- -maxErrors,--log.maxErrors(number | "N%")
-
操作全体を中止する前に許容するエラーの最大数。数字または形式
N%
の文字列に設定します(N
は、0~100の10進数)。この値を-1
に設定すると、この機能は無効になります(推奨されません)。デフォルト:10
- -logDir,--log.directory path_to_directory
-
ログ・ファイルが格納される書き込み可能なディレクトリー。指定されたディレクトリーが存在しない場合は、作成されます。URLは受け入れられません(
file:/
URLも使用できません)。特定の実行のログ・ファイルは、指定されたディレクトリーのサブディレクトリーに置かれます。実行ごとに「実行ID」で識別されたサブディレクトリーが生成されます。実行IDの詳細については、engine.executionIdを参照してください。現在の作業ディレクトリーに対して、相対パスが解決されます。また、便宜上、パスがチルダ(~
)で始まる場合、その記号は現在のユーザーのホーム・ディレクトリーまで拡張されます。デフォルト:./logs
- --log.stmt.level(ABRIDGED | NORMAL | EXTENDED |
-
ログ・ファイルを出力するために必要なログ・レベル。有効な値は以下のとおりです。
- ABRIDGED:要約された形式の基本的な情報のみを出力します。
- NORMAL:要約された形式の基本的な情報と、文のクエリー文字列(可能な場合)を出力します。BATCH文の場合は、この詳細なレベルでBATCHのinner文に関する情報も出力されます。
- EXTENDED:文のクエリー文字列(可能な場合)と文のバインドされている値(可能な場合)を含む完全な情報を出力します。BATCH文の場合は、この詳細なレベルでBATCHのinner文について取得可能なすべての情報も出力されます。
デフォルト:EXTENDED
- --log.stmt.maxBoundValueLength number
-
バインドされている値の最大長。バインドされている値がこの値より長い場合は、TRUNCATEされます。重要: この値を
-1
に設定すると、この機能は無効になります(推奨されません)。デフォルト:50
- --log.stmt.maxBoundValues number
-
出力対象のバインドされている値の最大数。バインドされている値がこの制限値よりも多く文に含まれている場合は、超過している値が出力されます。重要: この値を
-1
に設定すると、この機能は無効になります(推奨されません)。デフォルト:50
- --log.stmt.maxInnerStatements number
-
BATCH文の出力するinner文の最大数。BATCH文に対してのみ適用でき、それ以外の場合は無視されます。BATCH文にこの値より多くの子が含まれている場合は、超過している子文が出力されます。重要: この値を
-1
に設定すると、この機能は無効になります(推奨されません)。デフォルト:10
- --log.stmt.maxQueryStringLength number
-
クエリー文字列の最大長。クエリー文字列がこの値より長い場合は、TRUNCATEされます。重要: この値を
-1
に設定すると、この機能は無効になります(推奨されません)。デフォルト:500
- -verbosity, --log.verbosity(0 | 1 | 2)
-
必要な詳細のレベル。有効な値は以下のとおりです。
- 0(クワイエット):ログの警告とエラー・メッセージ。
- 1(通常):ログの情報、警告、およびエラー・メッセージ。
- 2(詳細):ログのデバッグ、情報、警告、およびエラー・メッセージ。
デフォルト:1