バックアップを復元するための十分なディスク領域の監視

バックアップ用のディスク領域を監視し、ダッシュボード・ウィジェットとアラートを使用して復元します。ディスク領域要件を予測するため、バックアップの現在のデータ・サイズとストレージ容量を示すダッシュボード・ウィジェットを確認します。ディスク使用量などのメトリクスに基づいて容量を予測するには、Capacity Service(キャパシティ・サービス)を利用します。ディスク領域が不足すると通知が送信されるように、空きディスク領域または使用中のディスク領域のアラートを追加します。

address.yaml

address.yamlファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。
  • パッケージ・インストール:/var/lib/datastax-agent/conf/address.yaml
  • tarボール・インストール:install_location/conf/address.yaml

OpsCenter Monitoring(OpsCenterモニタリング)は、ディスク領域の問題を事前に防ぐために、複数の機能を備えています。バックアップを正常に復元するには、十分なディスク領域が必要です。

復元に使用するスナップショットをデスティネーションからダウンロードする前に、OpsCenterは、ダウンロードに必要なディスク領域が各ノードに十分にあるかどうかを確認します。ディスク領域チェックでは、エージェントtmp_dirのパーティションを調べて、そのパーティションに十分な領域が確保されていることを確認します。必要に応じて、address.yaml内のtmp_dirを使用してエージェントのダウンロード・ディレクトリーを変更します。十分なディスク領域がない場所に復元しようとすると失敗します。復元レポートには、十分な領域がないノードと、復元を正常に行うために各ノードに必要な領域が表示されます。

復元失敗レポートに表示されているノードのディスク領域と復元に必要な領域

ヒント: バックアップを作成する場合、[Create Backup]ダイアログの[Current Data Size]フィールドにはバックアップするために選択したデータのサイズが動的に表示されます。

[Storage Capacity]ウィジェット

ダッシュボード[Storage Capacity]ウィジェットを確認し、バックアップと復元用の空きディスク領域を監視します。ダッシュボード[Storage Capacity]ウィジェットは、デフォルトで有効になっています。ストレージ容量が不足したら、必要に応じて容量を追加するか、領域をクリアします。
注: バックアップを復元するためのディスク領域を監視する場合、tmp_dirがバックアップ・データと同じパーティションに存在すると想定しています。
空きディスク領域が十分ある 空きディスク領域が少ない
空き領域が十分にある[Storage Capacity]ダッシュボード・ウィジェット 空き領域が少ない[Storage Capacity]ウィジェット
ヒント: 容量要件を確実に満たすため、Capacity Service(キャパシティ・サービス)を使用してください。「予測」を参照してください。

空きディスク領域と使用中のディスク領域のアラート

空きディスク領域が環境で許容されるしきい値を下回ると通知を受け取るように、空きディスク領域のアラートを追加します。[Notify me when]メニューで[Alerts] > [Advanced] > [System] > [Free Disk Space]をクリックします。使用中のディスク領域(GB)のアラートを設定することもできます。

注: バックアップを復元するためのディスク領域についてアラートを発行する場合、tmp_dirがバックアップ・データと同じパーティションに存在すると想定しています。

空きディスク領域のアラートのダイアログ