クラスターの復元

格納していたバックアップからクラスターのデータを復元します。

ローカル・キースペース・バックアップと、Amazon S3などのクラウド・ストレージ・プロバイダーに格納されているバックアップからデータをクラスターに復元します。コミット・ログ・バックアップが有効な場合、これらのバックアップを特定時点から復元することができます。

復元操作を行う場合、バックアップからすべてのキースペースを復元することも、特定のキースペースとテーブルを選択することもできます。

注: バックアップの作成と復元を行う場合、以下の点に注意してください。
  • システム・キースペースのみを含むスナップショットを復元することはできません。復元するスナップショットには、システムと非システム・キースペースの両方が含まれているか、非システム・キースペースのみが含まれている必要があります。
  • テーブル定義を含まないスナップショットを復元することはできません。
  • スナップショットを十分なディスク領域がない場所に復元すると失敗します。復元レポートには、十分な領域がないノードと、復元を正常に行うために必要な領域が表示されます。予防措置の詳細とヒントについては、「バックアップを復元するための十分なディスク領域の監視」を参照してください。
  • OpsCenterは、インデックスのバックアップを行いません。そのため、復元後に、DSEでインデックスを再計算する必要があります。

Amazon S3に格納されているバックアップの復元

Amazon S3に格納されているバックアップから復元する場合、OpsCenterはDataStax Agentを選択し、クラスターのどのノードに復元するデータが含まれいてるかを特定します。S3バケットに格納されているSSTableは、元のノードのノードIDに従ってディレクトリー内でソートされます。バックアップが作成された時点からクラスターのトポロジーが変更されていない場合、OpsCenterは、以前そのノードに格納されていたSSTableのセットを復元するよう各ノードに指示します。バックアップの完了後にクラスターのトポロジーが変更されている場合、OpsCenterは、SSTableを、そのSSTableが元々格納されていたノードに復元し、残りのSSTableを残りのノードに分散して負荷のバランスを均等に保ちます。

マテリアライズド・ビューを使用したバックアップの復元

DataStax Enterprise(DSE)6.0.0~6.0.2を実行しているクラスター上のバックアップを復元する場合、クエリー時にマテリアライズド・ビューによって結果が全く返されないことがあります。この問題を軽減するには、「マテリアライズド・ビューの復元」を参照してください。