Azureバックアップ場所の追加

OpsCenterバックアップ用のAzureストレージ・アカウントを追加します。

DataStax Enterprise(DSE)OpsCenterバックアップ用のAzure BLOBストレージ・アカウントを追加します。オプションで、ストレージ・コンテナ内にサブフォルダを指定することもできます。

注: DSE OpsCenterでは、Azureファイル共有へのバックアップはサポートしていません。
重要: Backup Service(バックアップ・サービス)は、デスティネーションの場所のデータと構造を制御する必要があります。バックアップ・デスティネーションは、OpsCenterのみが使用するものとします。これらのデスティネーションに他のディレクトリーやファイルを追加すると、Backup Service(バックアップ・サービス)がバックアップ操作または復元操作を適切に実行できなくなる可能性があります。

始める前に

DataStax Agentが実行されているすべてのノードに次のソフトウェアをインストールして、Microsoft Azureへのバックアップを有効にします。
  • Microsoft Azure CLI
    重要: Microsoft Azure CLIバージョン2.0.50をインストールします。バージョン2.0.51以降はインストールしないでください。これらのバージョンには、Microsoft Azure BLOBストレージへのOpsCenterバックアップの失敗を招く、互換性を破る変更の警告が含まれています。
    Azure CLIをインストールするコマンドを実行する際は、azure-cli-2.0.50-1.el7.x86_64.rpmをインストール・コマンドに追加します。たとえば、次のコマンドを実行し、aptを使用して、Azure CLIバージョン2.0.51をrpmパッケージからインストールします。
    sudo apt-get install azure-cli-2.0.50-1.el7.x86_64.rpm
    代わりに、Azure CLIバージョンとオペレーティング・システムのディストリビューションを指定することもできます。たとえば次のコマンドは、Ubuntu Trusty Tahrに対してAzure CLIバージョン2.0.51をインストールします。
    sudo apt-get install azure-cli=2.0.50-1~trusty

    詳細手順については、オペレーティング・システムのインストール手順を参照してください。

  • AzCopy CLI
  • .NET Coreに関するLinuxディストリビューションの依存関係
    注: 必要な依存関係は、Linuxディストリビューションごとに異なります。DSEがインストールされている各ノードで、ディストリビューションに対して記載されている依存関係をインストールします。

また、OpsCenterにバックアップ場所を追加する前に、Azure BLOBストレージ・アカウントが存在することを確認します。

注: OpsCenterのバックアップ場所として構成するAzureストレージ・アカウントの所有者である必要があります。

手順

  1. [Create Backup](または[Edit Backup])ダイアログを開きます。
  2. [Create Backup]または[Edit Backup]ダイアログの[Location]で、[+Add Location]をクリックします。
    [Add Location]ダイアログが表示されます。

    Microsoft Azureのバックアップ・サービス画面

  3. バックアップ場所として、[Microsoft Azure]を選択します。
  4. OpsCenterのバックアップ先となる[Storage Account]の名前を入力します。
  5. OpsCenterがバックアップ・データの保存先となるAzure BLOBの名前を[Container Name]に入力します。
  6. オプション: BLOBストレージ・コンテナ内に存在する[Sub Folder]を入力します。指定されていない場合、OpsCenterはBLOBストレージ・コンテナのルートを使用します。
  7. BLOBストレージ・コンテナを収容するストレージ・アカウントのアクセス・キーとなる、ストレージ・コンテナの[Storage Key]を入力します。
  8. [Save Location]をクリックします。

タスクの結果

指定されたAzureコンテナがバックアップ場所として追加されます。