ローカル・ファイル・システムのバックアップ場所の追加

バックアップ・ジョブを作成または編集するときに、(NFSマウントなどの)ローカル・ファイル・システムの場所を追加します。カスタム・ローカル・ディレクトリーにバックアップし、このディレクトリーから復元します。バックアップ場所の保持ポリシーを設定します。

バックアップ・ジョブを作成または編集するときに、(NFSマウントなどの)ローカル・ファイル・システムの場所を追加します。カスタム・ローカル・ディレクトリーにバックアップし、このディレクトリーから復元します。

さまざまな外部の場所へのバックアップがサポートされています。スナップショットがアップロードされると、ノードの一意識別子に基づいてサブディレクトリーに配置されます。このスキームでは、いくつものクラスターまたはノードが同じ外部のマウント・ポイントを指す可能性があります。異なる場所にノードのバックアップを作成する場合は、異なるノード上の同じ名前のディレクトリーを別の外部の場所にマウントします。

始める前に

ローカル・ファイル・システムのパスは、少なくとも異なるドライブにマウントする必要があります。外部ドライブまたは共有ファイル・システムにマウントすることが好ましく、推奨されています。ローカル・ファイル・システムのバックアップでこの条件に従わないと、ハード・ディスクの場所の間でテーブルがコピーされ、ディスク領域に占めるスナップショット・サイズが倍増します。ベスト・プラクティスとして、元のデータが存在するサーバー上にバックアップを作成しないことが推奨されます。

バックアップ場所に対する構成上のアプローチ
  • サーバー内の場合、同じドライブ上のローカル・ファイル・システムの場合と基本的に同様に速度が向上し、固有のデータ損失リスクを伴います。
  • ドライブは異なるが同じサーバー上のローカル・ファイル・システムの場合、同じドライブのサーバー内またはローカル・ファイル・システムの場合よりもバックアップの安全性が高まります。
  • 共有または分散ネットワーク・ドライブ上のローカル・ファイル・システムの場合、バックアップの安全性は最も高くなりますが、分散レイテンシーにより速度が低下します。

ローカル・ファイル・システムのデスティネーションは一意であり、自己完結型でなければなりません。定義したディレクトリー・デスティネーションを別のバックアップ・デスティネーションに含めることはできません。たとえば、バックアップ場所をmydir1に設定した場合、別のバックアップ場所をmydir1/mysubdir1に設定しないでください。また、mydir1/mysubdir1という場所を設定する場合、mydir1/mysubdir1/mydeepersubdir1という別の場所を設定しないでください。サブディレクトリーはサポートされていますが、ファイルパスは、バックアップ・デスティネーションのどの部分も共有することはできません。

重要: Backup Service(バックアップ・サービス)は、デスティネーションの場所のデータと構造を制御する必要があります。バックアップ・デスティネーションは、OpsCenterのみが使用するものとします。これらのデスティネーションに他のディレクトリーやファイルを追加すると、Backup Service(バックアップ・サービス)がバックアップ操作または復元操作を適切に実行できなくなる可能性があります。

手順

  1. [Create Backup](または[Edit Backup])ダイアログを開きます。
  2. [Create Backup]または[Edit Backup]ダイアログの[Location]で、[+Add Location]をクリックします。
    [Add Location]ダイアログが表示されます。

    ローカル・ファイル・システムのバックアップ場所を追加するダイアログ

  3. 必須: [Location]で[Local FS]を選択します。
  4. 必須: ローカル・ファイル・システムの場所のパスを入力します。
  5. オプション: データのスロットルまたは圧縮を選択します。
    1. ネットワークの飽和を回避するため、アップロードの最大速度を設定します。[Throttle transfer rate]を選択し、1秒あたりの最大メガバイト数を設定します。
    2. バックアップ・データを圧縮するには、[Enable compression]を選択します。圧縮するとネットワークを通過するデータ量が減少し、ディスクおよびデータ使用量が軽減されますが、サーバーのCPU負荷は大きくなります。
  6. スケジュール・バックアップの場合は、保持ポリシーを選択してスナップショット・データの保持期間を指定します。[Retain All](デフォルト)を選択すると、スナップショット・データは無期限で保存されます。または、期間を指定します。スナップショット・データは保持ポリシーに設定した時間を過ぎると、削除されます。

    DataStaxでは、バックアップを定期的に削除するように保持ポリシーを設定することを強く推奨します。これにより、バックアップの件数が多すぎることによる長時間のパフォーマンスの問題を回避できます。

    注: 保持ポリシーをアドホック・バックアップ([Run Now])に対して設定することはできません。
  7. [Save Location]をクリックします。
    新しく追加したローカル・ファイル・システムの場所が、[Create Backup]または[Edit Backup]ダイアログの[Location]ペインに表示されます。

    必要に応じて[Edit]アイコンをクリックして場所とその保持ポリシーを編集します。場所を削除するには[Delete]アイコンをクリックします。保存先の場所「On Server」を削除することはできません。

  8. 必要に応じて、[Save Backup]または[Create Backup]をクリックします。