Amazon S3へのバックアップ
Amazon S3またはS3と互換性のあるバックアップ場所へのデータのバックアップについて説明します。
cluster_name.conf
cluster_name.confファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。- パッケージ・インストール:/etc/opscenter/clusters/cluster_name.conf
- tarボール・インストール:install_location/conf/clusters/cluster_name.conf
バックアップ・スナップショットを格納するためのさらなる場所としてAmazon S3バケット場所を追加すると、DataStax Agentはスナップショット・ファイルを自動的にS3バケットに送信します。特定のノードとテーブルのすべてのSSTableは、ストレージ・スペースを最適化するためにAmazon S3に1回だけ格納されます。
backup.jsonファイルには、そのバックアップに含まれるバックアップされたSSTableのメタデータが含まれています。
OpsCenterでS3へのバックアップ時にエラーが発生した場合、無効なAWS認証情報などの回復不能なエラーが発生しない限り、構成可能な回数(デフォルトでは3回)だけバックアップをリトライします。
Amazon S3バケットの要件
S3バケットのデスティネーションは一意であり、自己完結型でなければなりません。定義したデスティネーションを別のバックアップ・デスティネーションに含めることはできません。
たとえば、バックアップ場所をmybucket1に構成した場合は、別のバックアップ場所をmybucket1/myfolder1に指定しないでください。mybucket1/myfolder1という場所を構成する場合は、mybucket1/myfolder1/mysubfolder1という別の場所を設定しないでください。フォルダーはサポートされていますが、バケット・パスは、バックアップ・デスティネーションのどの部分も共有することはできません。
推奨されるベスト・プラクティスとして、OpsCenterのバックアップでは、S3バケットを1つのキースペースに制限してください。各バックアップ・ジョブはS3への転送を始める前にすべての既存のデータ・ファイルを収集するため、バケット内のファイルの数が増えるほど、そのプロセスが長くかかります。
Amazon S3のバックアップ階層
バックアップ・ファイルは、S3に以下の階層構造で格納されます。
mybucket/
snapshots/
node-id1/
sstables/
MyKeyspace-MyTable-ic-5-Data.db
...
MyKeyspace-MyTable-ic-5-TOC.txt
MyKeyspace-MyTable-ic-6-Data.db
...
1234-ABCD-2014-10-01-01-00/
backup.json
MyKeyspace/schema.json
1234-ABCD-2014-09-30-01-00/
backup.json
MyKeyspace/schema.json
node-id2/
sstables/
MyKeyspace-MyTable-ic-1-Data.db
...
MyKeyspace-MyTable-ic-2-Data.db
...
1234-ABCD-2014-10-01-01-00/
backup.json
MyKeyspace/schema.json
1234-ABCD-2014-09-30-01-00/
backup.json
MyKeyspace/schema.json
commitlogs/
node1/
1435432324_Commitlog-3-1432320421.log
1435433232_Commitlog-3-1432320422.log
...
