残りのリペア時間の推定

Repair Service(リペア・サービス)は、リペアを停止することなく、リペアの推定完了時間を更新します。

opscenterd.log

opscenterd.logファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。
  • パッケージ・インストール:/var/log/opscenter/opscenterd.log
  • tarボール・インストール:install_location/log/opscenterd.log

Repair Service(リペア・サービス)で、スループットが原因で割り当てられている完了までの時間内にリペア・サイクルを完了できないことが予想される場合、警告メッセージと、リペア・サイクルが完了するまでの新たな残り推定時間が表示されます。Repair Service(リペア・サービス)は、構成されている完了までの時間を調整しません。進行中のリペアを停止することなく完了までの変更後の推定時間を報告します。

Repair Service(リペア・サービス)が、構成されているtime_to_completion内にリペア・サイクルを完了できないと予想した場合は、OpsCenterのイベント・ログにアラートがトリガーされます。アラートは、 opscenterd.logのほか、OpsCenter UIの[アクティビティー]セクションの[イベント・ログ]にも表示されます。電子メール・アラートまたはURL送信アラート通知が構成されている場合は、アラート通知が電子メールで送信されるか、URLが送信されます。

error_logging_window構成プロパティは、Repair Service(リペア・サービス)が時間内にリペアを完了できないことを引き続き予想している場合にメッセージをログに記録する間隔と、アラートを発行する間隔を制御します。

パラメーター

time_to_completionパラメーターは、クラスター全体を一度にリペアするために要する最大時間です。

注: 通常、[Time to completion]は、テーブルのガーベージ・コレクションを行う前の猶予期間(秒)の最小値(gc_grace_seconds)より小さい値に設定する必要があります。gc_grace_secondsはデフォルトで10日(864000秒)に設定されています。OpsCenterは、すべてのテーブルでgc_grace_secondsをチェックし、最小値の90%を計算して、推定値を割り出します。通常の猶予期間(秒)のデフォルト値に基づいた、完了までの時間のデフォルトの推定値は9日です。猶予期間(秒)の構成の詳細については、CQLドキュメントの「gc_grace_seconds」を参照してください。

Repair Service(リペア・サービス)は複数のサブ範囲リペアを並列処理で実行できますが、指定されている時間内に完了するために必要な最小数を実行します。Repair Service(リペア・サービス)は常に、単一のレプリカ・セット内で複数のリペアを実行することを回避します。複数のレプリカ・セットでリペアが重複することはありません。