リペア・ステータスの表示

[Repair Status]タブに現在のRepair Service(リペア・サービス)サイクルのステータス、進行状況、統計、および完全な詳細を表示します。

Repair Service(リペア・サービス)の[Status]タブにアクセスする

リペア・ステータスの詳細にアクセスするには:
  • Repair Service(リペア・サービス)をオンにします。Repair Service(リペア・サービス)がすぐにアクティブ化され、[Status]タブが開きます。
  • 監視アプリケーションの他の場所を表示していて、Repair Service(リペア・サービス)が既にアクティブ化されている場合は、Repair Service(リペア・サービス)の[Details]をクリックします。[Repair Status]タブにリペア・プロセスの詳細が表示されます。
ヒント: [Repair Status]タブで、リペア・ステータスのあらゆる側面を十分に理解できる情報を簡単に確認できます。[Status]ページの領域にカーソルを重ねると、インライン情報が表示されます。ツールヒント・アイコンをクリックすると、その項目に関する簡単な説明が表示されます。関連するRepair Service(リペア・サービス)ドキュメントにアクセスするには、[Read more]リンクをクリックします。

リペア・ステータスの監視

[Status]タブでインクリメンタル・リペアとサブ範囲リペアの進行状況を監視します。Repair Service(リペア・サービス)をオンにすると、ステータスは[Active]または[Paused]のいずれかになります。
  • リペアがアクティブに処理されている場合、Repair Service(リペア・サービス)のステータス[Active]になります。進行状況を示すグラフと統計には、リペアの測定値がリアルタイムで反映されています。
  • クラスターまたはスキーマの変更イベントに応答している間、Repair Service(リペア・サービス)のステータスは[Paused]と表示されます。

リペア・プロセスは、検証コンパクションを実行し、レプリカを同期するときにクラスター内の他のノードとの間でデータをストリーミングします。これらのアクティビティーはアクティブな場合、各ペインに表示されます。

Repair Service(リペア・サービス)の[Status]タブ

ステータス・ペイン

Repair Service(リペア・サービス)のステータスがアクティブか一時停止かを示します。

リペア・プロセスと統計の表示

進行状況と統計のペインには、サブ範囲リペアとインクリメンタル・リペアの進行状況バーが表示されます。円グラフは、現在までの完了済み、進行中、および失敗したリペア・タスクを表しています。残りのタスクは、円グラフでなく進行状況バーに表示されます。インクリメンタル・リペアとサブ範囲リペアが完了するまでの残り時間は、各進行状況バーの下に表示されます。

Repair Service(リペア・サービス)のステータス・ダッシュボードの進行状況と統計のペイン

注: [Total Repairs]の値は、現在のリペア・サイクルのリペア・タスクの総数の値と割合(%)を表しています。各カテゴリーのカウントに表示されているリペア・タスク数は、[Table Repair Tasks]ペインに表示されているタスクの集計を表しています。複数のテーブルが1つのリペア・タスクに集計されている場合もあるため、特定のカテゴリーのリペア・タスク数が[Table Repair Tasks]ペインに表示されているタスクの合計数に一致しないことがあります。[Table Repair Tasks]ペインのタスク数が、リペア・タスクの範囲内にあるテーブルのすべての行に表示され、カウントされます。

検証コンパクションを表示する

[Validation Compactions]ペインには、インクリメンタル・リペアとサブ範囲リペアの両方に対するノードごとの検証コンパクションの進行状況が表示されます。コンパクション・アクティビティーが存在しない場合は、「アクティブな検証コンパクションなし」というステータスが表示されます。
注: 検証コンパクションをシーケンシャルに実行するようにリペアが構成されている場合、コンパクションは非常に低速で進行し、サブ範囲リペアとインクリメンタル・リペアの両方に影響します。

検証コンパクションは、格納されたテーブル内の各行のハッシュの読み取りと生成を行い、Merkleツリーに結果を追加して、基になるMerkleツリーのコンパクション・プロセスの一部としてツリーを開始ノードに返します。

Repair Service(リペア・サービス)のコンパクションのステータス

ストリーミング・アクティビティーの表示

[Streams]ペインには、ノードごとのストリーミング・アクティビティーの進行状況の集計が表示されます。ストリーミングは数百のファイルで構成されている場合があります。データをアクティブにストリーミングしている場合、ストリーム送信元のノードとターゲット・ノードが、ストリーミングされたレプリカ・データを受け取る各ノードの進行状況バーとともに表示されます。それ以外の場合は、「アクティブなストリーミングなし」というステータスが表示されます。

Repair Service(リペア・サービス)のストリーミングのステータス

テーブルごとのリペア・タスクの表示

[Table Repair Tasks]ペインを使用すると、リペアされている(または、除外されている場合はリペアされていない)キースペース・テーブル、ステータスのサマリー、スキップされたタスクのリペア試行数、リペアのタイプ、平均リペア時間について把握することができます。詳細を確認するには、以下の手順を実行します。

各カラムはソートできます。カラムの内容をソートするには、カラムの見出しをクリックします。[Status]カラムには、視覚的なステータス標識が完了済み、実行中、または保留中のリペア・タスクのサマリーとともに表示されます。エラーが発生したタスクには、赤色の感嘆符が付きます。

サブ範囲リペアとインクリメンタル・リペアの詳細を示した[Table Repair Tasks]ペイン

[Total Attempts]カラムには、タスクが一時的にスキップされる前にRepair Service(リペア・サービス)が試行(リトライ)した回数が表示されます。スキップされたタスクは後でリトライするためにキューの最後に追加されます。デフォルトの最大試行回数は10回です。この最大回数に達すると、アラートが発行され、Repair Service(リペア・サービス)はそのタスクにそれ以上リペアを試行することを中止します。上の図の0/10は、すべてのリペア・タスクがリトライなしに完了したことを示しています。single_task_err_thresholdオプションで最大試行回数を構成します。

インクリメンタル・リペアの概要」で説明しているように、インクリメンタル・リペア・テーブルはリペアにオプトインされています。インクリメンタル・リペアに対してハードコードされているOpsCenterキースペース・テーブルもいくつかあります(OpsCenter.backup_reportsテーブルとOpsCenter.settingsテーブル)。インクリメンタル・ツールヒントでは、これらのテーブルを特殊なテーブルとして示し、インクリメンタル・リペアに含めるように追加のテーブルまたはデータ・センターを構成する方法についてのドキュメントのリンクも示しています。OpsCenter管理者が構成したテーブルは、ツールヒントなしで[Tasks]ペインに表示されます。

インクリメンタル・リペアには、リペア・タスクが失敗した場合にアラートを発行するための独自のしきい値を設定できます。デフォルトは20です。incremental_err_alert_thresholdオプションを使用して構成します。

ダッシュボード・グラフのSSTable Repairedメトリクスを使用して、インクリメンタル・リペアの進行状況を確認します。「インクリメンタル・リペアのリペア済みSSTableの追跡」を参照してください。

リペアから除外されたキースペースとテーブルの表示

不要なリペアからキースペースとテーブルを除外すると、DSEクラスターへのワークロードの影響が軽減され、リペア・プロセスをより集中的に効率よく迅速に行うことができます。

[Table Repair Tasks]ペインの上にあるリンクから、サブ範囲リペアから除外されたキースペースとテーブルを表示できます。[View excluded tables]リンクをクリックします。[Excluded Keyspaces and Tables]ダイアログには、RF=1のため除外されたキースペース、システム・キースペース、予約されているテーブル、特にサブ範囲リペアが無視するように構成されている項目が表示されます。

注: 認証を使用している場合は、dse_securityキースペースとsystem_authキースペースがリペアに含まれるように、これらのキースペースのレプリケーション・ストラテジとレプリケーション係数を必ず変更してください。「キースペースとテーブルの管理」を参照してください。

サブ範囲リペアから除外されているすべてのキースペースとテーブルを示した表示専用のダイアログ

リペア・タスクの詳細の表示

[Table Repair Tasks]ペインの行をクリックすると、特定のタスクに関する詳細が表示されます。

[Repair Tasks for keyspace.table]ダイアログには、キースペース内のリペア対象の各テーブルの成功、失敗、実行中、保留中、および中止したリペア・タスクの数の詳細が表示されます。リペア・タスクの平均リペア時間と試行回数(構成可能)も表示されます。

テーブルごとのリペア・タスクの詳細