使用可能なディスク容量の計算

Cassandraノードが保持できるデータの量を決定します。

Cassandraノード群に保持できるデータの量を計算するには、ノードごとの使用可能なディスク容量を計算し、クラスターのノード数を掛けます。実稼働クラスターでは一般的に、コミット・ログとデータ・ディレクトリーが別々のディスク上にあることに注意してください。

手順

  1. 物理的ディスクの生の容量から計算を始めます。
    生の容量 = ディスク・サイズ * データ・ディスクの数
  2. 以下のように、フォーマットされたディスク領域を計算します。
    フォーマット済みディスク領域 = (生の容量 * 0.9)
    通常の運用では、Cassandraは、コンパクションおよびリペア操作のため、定期的にディスク容量を要求します。最適なパフォーマンスおよびクラスターの健全性を保つために、DataStaxでは、ディスクを最大容量まで使用せず、コンパクション・ストラテジおよびコンパクションのサイズに応じて、50%から80%までにするよう推奨しています。
  3. ファイル・システムのフォーマットによるオーバーヘッド(約10%)を考慮した、使用可能なディスク領域を計算します。
    使用可能ディスク領域 = フォーマット済みディスク領域 * (0.5 to 0.8)