Performance Serviceについて
DSE Performance Serviceは、パフォーマンス診断情報を自動的に収集して、CQLでクエリーが可能なデータ・ディクショナリー・テーブルのセットに格納します。
DataStax Enterprise Performance Serviceは、Cassandra、DSE Search、およびDSE Analyticsからパフォーマンス診断情報を自動的に収集して、データ・ディクショナリー・テーブルのセットに格納します。これらのテーブルは、dse_perf
キースペースに格納され、cqlsh、DataStax DevCenter、またはCassandra CQLドライバーを使用したアプリケーションなど、CQLベースのユーティリティを使用してCQLでクエリーすることができます。
このサービスを使用して、データベース・メトリクスを取得し、Cassandraのパフォーマンスを最適化し、DSE Searchを微調整します。その例を以下に示します。
- 低パフォーマンスのクエリーを簡単に見つけて調整するために、クラスター上の遅いクエリーを特定します。
- すべてのユーザー(システム以外)のキースペース上のテーブルのレイテンシー・メトリクスを表示します。
- テーブルおよびキースペース別にノードごと、およびクラスター全体の有効期間メトリクスを収集します。
- SSTablesの数、読み取り/書き込みのレイテンシー、パーティション(行)サイズなど、テーブルに関する最新および有効期間の統計を取得します。
- ユーザーとテーブル間の問題のある動作を特定するために、最近および有効期間の長いアクティビティーに関して、クライアントごと、およびノードごとのレベルで読み取り/書き込みアクティビティーを追跡します。
- DSE Searchのボトルネックを検知します。
- DSE Analyticsクラスターで使用されるリソースをモニターします。
- 特定のDSE Analyticsアプリケーションをモニターします。
OpsCenter Performance Serviceでは、DSE Performance Serviceを通じて収集された診断情報を視覚的にモニターし、アラートを表示し、クラスターのパフォーマンスを最適化するための推奨事項を提供します。
使用できる全診断テーブルのリストについては、以下を参照してください。
以下はスレッド・プールの統計をクエリーしたときのサンプル出力です。
cqlsh:dse_perf> select * from thread_pool;
結果: