Lifecycle ManagerでのJavaベンダーの選択
DataStax EnterpriseでのJavaのインストールと管理にLCMを使用すべきかどうかを決定します。
OpsCenterのLifecycle Manager(LCM)機能は、Javaを自動的にインストールしてDataStax Enterprise(DSE)を実行できます。従来、LCMではOracle Java 8ランタイムがデフォルトでインストールされていました。
2019年1月より、Oracle Java 8の公開更新が終了したため、商用ユーザーは更新を取得するために追加のライセンスを支払って購入する必要があります。
Javaライセンス・コンプライアンス
いずれの場合も、適切にライセンス付与された、DSEと互換性のあるJavaランタイムを実行することはお客様の責任です。OpenJDKユーザーは、オペレーティング・システム自体を使用するために必要なコストを一切増やすことなく、コンプライアンスを維持できる可能性がありますが、ライセンス契約上の義務を理解し、それを履行することは、最終的にはお客様の責任となります。
LCM 6.7 – 管理対象Java
DSEをクラスターでインストールして構成するためにLCMが使用される場合、LCMはデフォルトでJavaインストールを管理します。OpsCenter 6.0.0~6.5.xでは、LCMはOracle Java 8ランタイムの最新のパブリック・バージョンをインストールします。OpsCenter 6.7.0以降では、LCMはオペレーティング・システムによってdebまたはrpmパッケージとして提供されるOpenJDK 8ランタイムをインストールします。
DSE 5.1~DSE 6.7と互換性のあるOpenJDK 8パッケージが、サポートされるすべてのプラットフォームで提供されるわけではありません。たとえば、Ubuntu 14.04はこのパッケージを提供していません。これらのプラットフォームでは、OpsCenter 6.7へのアップグレード後にLCMジョブが失敗することがあります。その場合は、以下のいずれかのアクションを実行します。
- Oracleを[java-vendor]で選択します。ただし、適切なライセンスが使用可能であることが条件となります。
- [manage-java]チェックボックスをオフにして、インストール・ジョブ実行前の前提条件として、ライセンス付与された互換性のあるJavaランタイムをLCMの外部にインストールします。
LCM 6.7 – 管理対象外Java
LCMがクラスターでのDSEのインストールと構成に使用されているが、関連する全構成プロファイルの[Java Setup]ページで[manage-java]が以前に選択されなかった場合、LCMはその設定を使用し続けます。アクションは不要です。LCMはJavaランタイムのインストールを試みず、インストール・ジョブを実行する前の前提条件としてJavaをLCMの外部にインストールできます。
LCM 6.7 – Javaのインストール方法が不明
デフォルトで、LCMはJavaランタイムのインストールを管理します。特定のクラスターでJavaがどのように管理されているかを判別するには、関連する全構成プロファイルを調べて、[Java Setup]タブを選択し、[manage-java]チェックボックスがオンになっているかどうかを確認します。
LCM 6.1.0~6.5
以前のバージョンのLCMでも、Oracle Java 8ランタイムをインストールできます。ただし、Oracleまたはプライベート・ホストのカスタムURLからOracle Java 8ランタイムをダウンロードできることが条件となります。2019年4月をもって、商用ユーザーは無償ライセンスをOracleから取得できなくなり、Oracleから直接ライセンスを購入するか、代替のJavaランタイムに移行する必要があります。
OpsCenter 6.7以降にアップグレードすると、オペレーティング・システムに.debパッケージまたは.rpmパッケージとして付属しているOpenJDK 8ランタイムを使用するための移行パスが提供されます。
非LCMユーザー
いずれの場合も、適切にライセンス付与された、DSEと互換性のあるJavaランタイムを実行することが必要です。この要件を満たすために、組織におけるJavaのライセンス付与とデプロイの方法を変更することが必要となる場合があります。