AWS CLIを使用したS3バックアップの一括アップロード

Amazon S3の場所にバックアップを一括読み込みする場合は、AWS SDKでなくAWS CLIを使用します。S3 CLI機能を有効にする必要があります。

Amazon S3の場所にバックアップを一括読み込みする場合は、AWS SDKでなくAWS CLIを使用します。AWS SDKでなくAWS CLIを使用すると、パフォーマンスが向上し、バックアップを完了するためにかかる時間が大きく短縮されます。

この機能は、OpsCenterバージョン6.1.3以降でOpsCenterラボ機能として使用できます。OpsCenterバージョン6.5以降では、AWS CLI機能は正式な実稼働機能です。

詳細については、Amazonドキュメントの「AWS CLI」を参照してください。

注: AWS S3 CLIが有効な場合、S3スロットル設定はバックアップ時にOpsCenterによって無視されます。AWS CLIについては、「スロットルの調整」を参照してください。

opscenterd.conf

opscenterd.confファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。
  • パッケージ・インストール:/etc/opscenter/opscenterd.conf
  • tarボール・インストール:install_location/conf/opscenterd.conf

cluster_name.conf

cluster_name.confファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。
  • パッケージ・インストール:/etc/opscenter/clusters/cluster_name.conf
  • tarボール・インストール:install_location/conf/clusters/cluster_name.conf

address.yaml

address.yamlファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。
  • パッケージ・インストール:/var/lib/datastax-agent/conf/address.yaml
  • tarボール・インストール:install_location/conf/address.yaml

始める前に

  1. AWS CLIパッケージを各ノードにインストールします。DataStaxでは、Amazonのバンドル・インストーラーを使用して、最新バージョンのAWS CLIにアップグレードすることを推奨しています(AWS CLIが既にインストールされている場合)。インストール手順については、Amazonドキュメントの「バンドル・インストーラーを使用したAWS CLIのインストール」を参照してください。
    ヒント: OpsCenterが推奨するベスト・プラクティスに従い、以下のようにAPTを使用してAWS CLIバンドルをインストールしてください。
    sudo apt-get install -y unzip
    curl 'https://s3.amazonaws.com/aws-cli/awscli-bundle.zip' -o awscli-bundle.zip
    
    unzip awscli-bundle.zip
    
    sudo ./awscli-bundle/install -i /usr/local/aws -b /usr/local/bin/aws
    重要: 使用するインストール手順にかかわらず、AWS CLIパッケージがcassandraユーザーまたはDataStaxエージェントを実行するユーザーのPATHにインストールされていることを確認してください。
  2. バックアップ用にS3の場所を追加します

手順

  1. 編集する cluster_name.conf を開きます。cluster_nameをクラスターの名前に置き換えます。クラスター構成ファイルでエージェント・オプションを設定すると、各ノードのaddress.yamlで対応するプロパティが設定されます。

    OpsCenterインスタンスによって管理する全クラスター用の設定を構成するには、 opscenterd.conf を開きます。

    お使いの環境で必要な場合は、編集するaddress.yaml をノード・レベルでの編集および構成用に開きます。特定の構成のオーバーライドが必要なすべてのノードについてこの手順を繰り返します。

  2. 以下の構成オプションを追加します。
    [backups]
    use_s3_cli = True
  3. 構成ファイルを保存します。
  4. OpsCenterデーモンを再起動します
  5. オプション: address.yamlを変更した場合は、DataStaxエージェントを再起動します。

次のタスク

AWS CLIのスロットルの調整