ノードの追加

データ・センターにノードを追加してLifecycle Managerからインストール・ジョブや構成ジョブを管理します。

データ・センターにノードを追加してLifecycle Managerからインストール・ジョブや構成ジョブを管理します。
注: Lifecycle Managerは現在、DSE Multi-Instanceノード(「高密度ノード」とも呼ばれる)の管理をサポートしていません。

始める前に

注: リポジトリは、クラスターから継承されます。

手順

  1. Lifecycle Managerのナビゲーション・メニューで[Clusters]をクリックします。
  2. ノードを追加するクラスターとデータ・センターを選択します。
  3. [Nodes]ペインの上のプラス記号アイコンをクリックします。
    [Add Node]ダイアログが表示されます。いくつかのフィールドには、値が入力されていない場合に使用されるデフォルト値が表示されます。

    LCMの[Add Node]ダイアログ

  4. [Name]にノードの名前を入力します。
    ノード名は、データ・センターIDごとに一意である必要があります。
  5. デフォルトのrack1をそのまま使用したくない場合は、ラックの名前を[Rack]フィールドに入力します。
    ヒント: 値を入力するか、下矢印キーを使用して以前に入力したデータ・センターのラック名を選択します。
  6. [SSH IP Address]に値を入力します。
  7. フィールドへの入力とデフォルトのオーバーライドについては、次の表を参考にしてください。
    1. ノードのフィールド
    フィールド 説明
    名前* ノードの名前を入力します。ノード名は、データ・センター内で一意である必要があります。必須。
    ラック* ラックの名前を入力します。ラック名を入力しない場合、デフォルトでrack1が使用されます。たとえば、「rack3」のように入力します。以前に入力したデータ・デンターのどのラック名でも選択できます。
    SSH IPアドレス* デフォルト:クラスターに指定されたSSH IPアドレス。必須。
    SSH管理ポート データ・センターから値を継承しない場合は、ポート値を入力します。クラスター・レベルのSSHポートのデフォルト値は、22です。
    SSH認証情報 データ・センター・レベルから継承した認証情報をオーバーライドするには、ノード・レベルで適用するSSH認証情報を選択します。
    構成プロファイル ノード・レベルで適用する構成プロファイルを選択します。これにより、クラスターまたはデータ・センターから継承した構成プロファイルをオーバーライドできます。デフォルトは、データ・センターの構成プロファイルです。
    リッスン・アドレス デフォルト:SSH IPアドレス。Cassandraノードが他のCassandraノードに接続するためにバインドするIPアドレスまたはホスト名。
    ブロードキャスト・アドレス デフォルト:リッスン・アドレス。ブロードキャスト・アドレスは、ノードがクラスター内の他のノードにコンタクト先として伝えるIPアドレスです。ブロードキャスト・アドレスを使用すると、パブリック・アドレスとプライベート・アドレスに異なるアドレスを使用できます。たとえば、必ずしもすべてのノードがプライベートIPアドレスを使用して他のノードにアクセスできるとは限らないトポロジー内では、ブロードキャスト・アドレスを使用します。
    ネイティブ・トランスポート(旧名はRPC)アドレス デフォルト:SSH IPアドレス。
    • DSEバージョン6.0以降の場合は、native_transport_addressのIPを入力します。
    • DSE 5.1の場合は、rpc_addressのIPを入力します。
    ネイティブ・トランスポート(旧名はRPC)ブロードキャスト・アドレス デフォルト:ネイティブ・トランスポート(旧名はRPC、非ブロードキャスト)アドレス。
    • DSEバージョン6.0以降の場合は、native_transport_broadcast_addressのIPを入力します。
    • DSE 5.1の場合は、broadcast_rpc_addressのIPを入力します。
    コメント ノードについて任意のコメントを入力できます。
    シード・ノード 以下のシード・ノード・オプションから選択します。
    • [Automatically choose]:(デフォルト)Lifecycle Managerでシード・ノードが自動的に選択されます。LCMによって各データ・センター内のラックごとに1つのシードが指定されます。単一のラックしか定義されていない場合は、各データ・センター内の最初の2つのノードがシード・ノードとして指定されます。単一のデータ・センターしか定義されていない場合は、クラスター内の最初の3つのノードがシードとして指定されます。
    • [Make this a seed node]:クラスターに結合する新しいノードをブートストラップするためにゴシップで使用されるシード・ノードにこのノードを指定する場合にこのオプションを選択します。
      警告: 既にLCMで結合されている(つまりインストール・ジョブが実行されている)ノードを既存のデータ・センターに追加すると、ツールヒントに次の警告が表示されます。「新しく追加したノードがシードとしてリストされている場合、ブートストラップは失敗し、そのノードで直ちにリペアを実行する必要があります。クラスターに対してノードをブートストラップしてから、ノードをシードに指定することをお勧めします。」

      ノードを既存のデータ・センターのシード・ノードに追加したときの警告

    • [Do not make this a seed node]:前述の警告で説明したシナリオのように、シード・ノードの指定からこのノードを明示的に除外する場合は、このオプションを選択します。

    ノードを追加した後、ジョブを実行する前は、[Node Details]にはシード・ノードではないことを示すステータスが表示されます。シード・ノードの実際のステータスは、インストール・ジョブが実行されるまで表示されません。

    注: ベスト・プラクティスとしては、データ・センターごとに複数(2つが理想的)のシード・ノードを指定することが推奨されますが、すべてのノートをシード・ノードに指定することは避けてください。「ノード間のコミュニケーション(ゴシップ)」を参照してください。
  8. [Save]をクリックします。
    新しく追加したノードが[Clusters]ページの[Nodes]ペインに表示されます。クラスター・モデル・ペインの横の詳細情報の領域に[Node Details]が表示されます。

次のタスク

  1. 完了するまでデータ・センターに引き続きノードを追加します。この手順を繰り返します。
  2. インストール・ジョブを実行します。