リポジトリの定義

LCMでは、aptまたはyumを使用してDataStax Enterpriseソフトウェア・パッケージをダウンロードするようターゲット・ノードを構成するためにリポジトリ・モデルが使用されます。

Lifecycle Manager(LCM)では、aptまたはyumを使用してDataStax Enterprise(DSE)のソフトウェア・パッケージをダウンロードするようにターゲット・ノードを構成するため、リポジトリ・モデルを使用します。

LCMでは、ソフトウェアをダウンロードするための直接かつ自由なインターネット・アクセスがない、ターゲット・ノードでのDSEのプロビジョニングをサポートします。プロキシ、プライベート・リポジトリ、手動で構成されたリポジトリはすべて、このような環境において重要なツールです。

リポジトリの構成では、次のオプションを使用できます。
  • [Access DataStax repo]:DataStaxでは、サポート対象のすべてのプラットフォームに対してDSEのソフトウェア・パッケージをホストする公式なパッケージリポジトリを提供しています。公式なリポジトリにアクセスするには、すべてのターゲット・ノードに、直接またはhttpsプロキシ経由で、datastax.comへの送信インターネット・アクセスが必要です。
    注: 公式なリポジトリからソフトウェアをダウンロードするには、DataStax Academyアカウントの認証情報が必要です。
  • [Access private repo]:ユーザーによっては、公式なDataStaxリポジトリをローカルでミラーリングして、独自のAPTまたはYum対応リポジトリでDSEソフトウェア・パッケージをホストすることもできます。このシナリオは、送信インターネット・アクセスが制限されている場合や、ポリシーによりソフトウェアをローカルで管理されているソースからインストールする必要がある場合に一般的です。DSEソフトウェア・パッケージのミラーをLCMを使用して外部から作成および更新する必要がありますが、LCMによりターゲットノードを既存のリポジトリにアクセスするように構成することができます。このタイプのリポジトリでは、リポジトリ・ルートやパッケージ署名キーでのカスタムURLがサポートされます。プライベート・リポジトリは、ターゲット・ノードと同じローカル・ネットワークに存在する場合が多いため、送信ネットワーク・アクセスにhttpまたはhttpsプロキシが構成されている場合は、オプションとしてこのタイプのリポジトリにバイパスすることができます。オプションのユーザー名とパスワードを指定できます。管理対象リポジトリのミラーが構成されている方法に応じてこれらのフィールドは必須になります。
  • [Manually configured repo]:LCMを使用した外部からのリポジトリの構成が必要なリポジトリなど、LCM以外の構成管理システムを使用する組織の場合、または組織のDataStaxパッケージがRed Hat Satelliteチャネルにミラーリングされている場合、LCMとは別に組織のリポジトリを運用できます。

リポジトリは、[Clusters]ワークスペースのクラスター・レベルにのみ適用されます。データ・センターとノードは、クラスターからリポジトリを継承します。データ・センターごとに異なるリポジトリが必要な場合は、このナレッジ・ベース記事の考えられる回避策の詳細をお読みください。

インターネット・アクセスが制限されている場合のターゲットへのプロビジョニングに関する詳細については、このナレッジ・ベース記事を参照してください。

詳細な手順については、「リポジトリの構成」を参照してください。