トポロジーの定義

OpsCenterを支える論理クラスター・トポロジー・モデルの概念を説明します。

lcm.db

Lifecycle Managerデータベースlcm.dbの場所は、インストールのタイプによって異なります。

パッケージ・インストール：/var/lib/opscenter/lcm.db
tarボール・インストール：install_location/lcm.db

Lifecycle Manager（LCM）トポロジーは、クラスター、データ・センター、およびノードのモデルで構成されています。LCMでは、DataStax Enterprise（DSE）をこれらのレベルでインストールして構成するために、このトポロジーが使用されます。このトポロジーは、DSEクラスターをインストールして構成する際の柔軟性を高め、強力な継承メカニズムを提供します。

LCMでは、新しいDSEクラスターを作成するときに、OpsCenterインターフェイスまたはOpsCenter APIのいずれかを使用してクラスター・トポロジーを定義する必要があります。既存のクラスターの場合は、クラスター・トポロジーをインポートすると、クラスター・モデルがクラスター・ワークスペースに自動的に追加されます。ただし、すべてのターゲット・ノードが単一のSSH認証情報を使用していることが条件となります。論理LCMモデルは、クラスターの実際の物理トポロジーを反映している必要があります。

LCMを使用せずにクラスター・トポロジーを手動で変更した場合は、それらの物理的な変更が反映されるようにLCMで論理トポロジー・モデルを更新する必要があります。クラスター・トポロジーを手動で変更することは推奨されるベスト・プラクティスではありませんが、特定の状況では必要となる可能性があります。たとえば、ノードがOpsCenterで使用廃止になった場合は、そのノードをトポロジーでも手動で削除する必要があります。現在のところ、LCMを使用して直接システムを使用廃止にすることはできません。

警告: ノードを使用廃止にした後で、次の構成ジョブまたはインストール・ジョブを実行する前に、対応するノード・モデルをLCMで削除しておく必要があります。そうしないと、LCMによって古いトポロジーの復元が試みられ、予測不可能な結果が生じます。

LCMでトポロジーからモデルを削除する（管理を停止する）と、単にLCMからモデルの管理が除外されます。LCMでクラスター、データ・センター、またはノードを削除しても、物理システムには影響しません。LCMトポロジーからモデルを削除すると、LCMは管理を停止し、それらのモデルは無視されます。モデルを削除することに加え、LCMの外部にあるターゲット・ノードを使用廃止にすることも必要です。物理的なクラスター、データ・センター、ノードと、OpsCenter内の対応するトポロジーには影響しません。

注: Lifecycle Managerのデータ（クラスター・トポロジー、構成プロファイル、認証情報、リポジトリ、ジョブ履歴など）は、データベースに格納されます。lcm.dbデータベースのバックアップは、組織の責任で行ってください。さらに、lcm.dbデータベースをミラーリングするようにフェイルオーバーも構成する必要があります。

詳細な手順については、「DSEトポロジーの定義」を参照してください。