ジョブ・ステータスの監視

Lifecycle Managerでインストール・ジョブ、構成ジョブ、アップグレード・ジョブ、インポート・ジョブのサマリーを表示し、その詳細にドリル・ダウンします。実行中のジョブの進行状況を監視します。

opscenterd.conf

opscenterd.confファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。
  • パッケージ・インストール:/etc/opscenter/opscenterd.conf
  • tarボール・インストール:install_location/conf/opscenterd.conf

Lifecycle Manager(LCM)では、現在実行しているジョブ、完了したジョブ、または失敗したジョブの詳細を確認することができます。ログを確認する前に、[Jobs]ワークスペース内で失敗したジョブの詳細にドリル・ダウンして、失敗の根本原因のトラブルシューティングを行うことができます。失敗したジョブや実行に極端に時間がかかっているジョブを調べます。

また、LCMには次の監視機能が含まれます。

  • インストール・ジョブ、構成ジョブ、アップグレード・ジョブ、インポート・ジョブのサマリーを表示します。
  • すべてのジョブのステータスのサマリーと、ジョブ・タイプ、ターゲット、およびそのジョブIDに関する詳細を表示します。
  • 実行中のジョブの進行状況を監視して、実行に極端に時間がかかる可能性のあるジョブを中止します。

各ジョブのステータスは、[Jobs]ワークスペースの[Status]カラムにアイコンと説明とともにわかりやすく表示されます。詳細については、以下のジョブ・ステータスの凡例を参照してください。

1. ジョブ・ステータスの凡例
ステータス アイコン 説明
実行されていない 最初のインストール・ジョブが実行されていません。この標識は[Clusters]ワークスペースに表示されます。
保留中 ジョブが実行待ちのキューに入っています。
実行中 ジョブは現在実行されています。
成功(完了) ジョブは正常に実行されました。
失敗 ジョブは失敗しました。ジョブの詳細にドリル・ダウンして、問題を調査してください。ジョブを再度実行してみてください。
注: ORPHANEDステータスは、起動時にRUNNINGステータスのジョブがある場合にログにのみ記録されます。ORPHANEDステータスは、ジョブの実行中にOpsCenterが再起動したためにジョブが失敗したことを示しています。ログのWILL_FAILステータスは、処理の初めの段階でジョブが必ず失敗することがわかっていたことを示します。これは、APIのトラブルシューティングに役立ちます。ORPHANEDステータスとWILL_FAILステータスは、ログにのみ記録され、UIには表示されません。
Idle ジョブはアクティブに実行されましたが、最新の進行状況を報告できないノードが1つ以上あります。アイドル・ジョブはまだ実行中で、ノードで低速の操作が正常に実行されている可能性があるため自動的に失敗することはありません。アイドル・ステータスのジョブを停止するには、ジョブを手動で中止する必要があります。
注: ジョブのタイムアウトとジョブをアイドルと示すデフォルト設定は、[lifecycle_manager]セクション( opscenterd.conf内)でアイドル・タイムアウト構成オプションを使用して変更できます。詳細については、「ジョブのアイドル・タイムアウトしきい値の構成」を参照してください。
中止 ジョブが手動で中止されました。中止されたジョブは、TERMINATEDステータスでログに記録されます。