コミット・ログ・バックアップの構成
特定時点の復元を容易にするためのコミット・ログ・バックアップを構成します。
コミット・ログ・バックアップを使用すると、特定時点のバックアップ・データを簡単に復元できます。
クラスターでコミット・ログ・アーカイブが有効になっている場合、Lifecycle Managerを使用してクラスターに新しいノードを追加しても、OpsCenterでは新しいノードでコミット・ログ・アーカイブが自動的に有効になりません。Best Practice Service(ベスト・プラクティス・サービス)の「コミット・ログ・アーカイブ設定有効化の整合性」ルールは、クラスター内のすべてのノードでコミット・ログ・アーカイブが有効になっているかどうかをチェックします。
archive_commitlog.sh
ファイルが作成されます。ノードをクラスターに追加してコミット・ログ・アーカイブを有効にする場合は、DataStax Enterpriseを起動する前にcommitlog_archiving.propertiesおよびarchive_commitlog.sh
を新しいノードに手動でコピーするか、コミット・ログ・アーカイブを再度有効にする必要があります。コミット・ログは、address.yamlのbackup_storage_dirオプション(デフォルト:/var/lib/datastax-agent/backups/)で設定されたバックアップ・ストレージ・ディレクトリーにルーティングされる前に、一時的にコミット・ログ用のバックアップ・ステージング・ディレクトリーに保存されます。コミット・ログは、他のいずれかの構成済みの場所に送信されると、バックアップ・ステージングからバックアップ・ストレージ・ディレクトリーに移動されます。
address.yaml
address.yamlファイルの場所は、インストールのタイプによって異なります。- パッケージ・インストール:/var/lib/datastax-agent/conf/address.yaml
- tarボール・インストール:install_location/conf/address.yaml
始める前に
- コミット・ログをバックアップするときには、Java 8が必要です。
手順
- をクリックします。
- Backup Service(バックアップ・サービス)の[Details]リンクをクリックします。
-
[Settings]タブをクリックします。
-
コミット・ログ・バックアップ機能の[Configure]リンクをクリックします。
[Configure commit log backup]ダイアログが表示されます。
- スライダーを[On]に設定します。
-
コミット・ログをローカル・ファイル・システムの場所またはAmazon S3などのクラウド・ストレージ・プロバイダーにバックアップする場合は、[Add Location]をクリックします。場所と保持ポリシーの詳細については、「バックアップの場所の追加」を参照してください。
ヒント: サーバー内以外の別のバックアップ場所を追加することをベスト・プラクティスとして推奨します。
- 必須:
コミット・ログを各ノードに保存する前にコミットログをステージングする場所のパスを[Backup Staging Directory]に入力します。
[Backup Staging Directory]は、address.yamlのbackup_staging_dirオプションaddress.yaml (デフォルト:/var/lib/datastax-agent/commitlogs/)を使用して構成されています。
[Backup Staging Directory]の下に設定する場所は、DataStax Enterpriseを実行しているユーザーとDataStaxエージェント・ユーザーのどちらも書き込み可能でなければなりません。[Backup Staging Directory]と[Commit log locations]を混同しないでください。後者は、コミット・ログのバックアップを保存する場所です。DataStaxエージェント・ユーザーとDataStax Enterpriseユーザーは、デフォルトでは同じユーザーです。お使いの環境に該当しない場合は、「DSEユーザーとしてDataStaxエージェントを実行するためのパーミッションの設定」を参照してください。
重要: その場所のディスク領域を使い果たすと、バックアップは失敗します。アラートを使用して空きディスク領域を監視してください。使用可能な空き領域が十分にない場合はバックアップが開始されないように空きディスク領域のしきい値を構成します。コミット・ログ・ファイルにはクラスター内のデータのあらゆるミューテーションが記録されるため、時間とともに非常に大きくなる可能性があります(書き込みのログ記録とmemtableへの保存を参照)。書き込みが多いユース・ケースではディスク書き込み速度がボトルネックになり、復元操作では読み取りパフォーマンスがボトルネックになる可能性が高いため、コミット・ログ・バックアップの場所のディスク・パフォーマンスは極めて重要です。 -
各ノードでコミット・ログを格納して保持するパスを[Backup Storage Directory]に指定します。
保存期間は、指定された保存先の場所「On Server」に設定されている保存ポリシーに基づきます。これは、エージェントaddress.yamlのbackup_storage_dirで設定されている値に対応します。address.yaml。
- [Save]をクリックします。
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コミット・ログ・バックアップを有効(または無効)にすると、クラスターのローリング再起動を確認するよう求めるプロンプトが表示されます。
[Status]カラムに、コミット・ログ・バックアップ機能のステータスがオンと表示されます。
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[View Archive Times]をクリックすると、アーカイブされたコミット・ログの日時をいつでも確認できます。
[Commit log backups]ダイアログには、各ノードで最後にアーカイブした日時が表示されます。特定時点のバックアップを復元する場合、クラスター内のすべてのノードで目的の時間のコミット・ログ・バックアップが必要です。