Lifecycle Managerのジョブ・タイプ
クラスター、データ・センター、およびノードのインストール・ジョブ、構成ジョブ、アップグレード・ジョブを実行します。
次のプライマリ・ジョブ・タイプは、クラスター・モデル、データ・センター・モデル、およびノード・モデルのLifecycle Managerトポロジー内のモデルに対して実行できます。
インストール・ジョブ
インストール・ジョブは、サポートされるDataStax Enterprise(DSE)バージョンのダウンロード、インストール、構成を、すでに起動されているインスタンスに対して行います。LCMは、すでに完了している作業を効率よくスキップします。たとえば、正しいバージョンのDSEがターゲット・ノードにすでにインストールされている場合、DSEは再度ダウンロードされませんが、構成ステップは必要に応じて実行されます。DSEパッケージがすでにインストールされているが、インストール・ジョブに指定されているバージョンとは異なる場合、インストール・ジョブは失敗します。異なるDSEバージョンのインストールをサポートしているのは、アップグレード・ジョブだけです。
インストール・ジョブはべき等操作であり、安全に再実行でき、クラスターは指定された構成に従って引き続き確実に動作します。ジョブが失敗した場合、そのジョブを再実行でき、残りの処理はLCMによって効率よく完了されます。プロビジョニングの試行が失敗した後は、LCMを使用してOpsCenterのプロビジョニングを行う前に、影響を受けるノードからDSEパッケージのすべてのトレースを手動で削除する必要がありました。
構成ジョブ
アップグレード・ジョブ
アップグレード・ジョブは、DSEをダウンロードしてインストールし、関連付けられた構成プロファイルで指定されている値を適用します。アップグレード・ジョブはデータ・センター・レベルまたはノード・レベルでのみ許可されます。アップグレードをクラスター・レベルで実行することはできません。これは、データ・センターのアップグレード順に関する要件が状況に応じて異なることがよくあり、後で行うアップグレードまたはリカバリーに向けてデータ・センターを準備するための手順をLCMの外部で実行しなければならないためです。
リリース・シリーズ内でのDSEマイナー・リリースへのアップグレードはサポートされます。たとえば、6.0、6.7、またはそれより新しいメジャー・バージョン内の新しいパッチ・バージョンへのアップグレードはサポートされます。
アップグレード時にパッチ・バージョンをスキップすることが可能です。たとえば、6.0.0から6.0.4にアップグレードできます。どのパッチ・バージョンにアップグレードすべきかを決定し、アップグレードの前にLCMを使用してデプロイする必要のある構成を計画して、アップグレード時にLCMの外部で実行する必要のある手順を確認するには、『DSEアップグレード・ガイド』を参照してください。
新しいDSEバージョンが選択されている場合の構成プロファイルの複製プロセスでは、どの構成プロファイル設定が追加または削除され、デフォルト設定が変更されているかについての詳細がLCMによって表示されます。また、有効なまま保持されているユーザー指定のカスタム値に関する通知も表示されます。