レプリケーション係数を大きくすると、Cassandraクラスターに格納されているキースペース・データのコピーの総数が増加します。
レプリケーション係数を大きくすると、Cassandraクラスターに格納されているキースペース・データのコピーの総数が増加します。セキュリティ機能を使用している場合は、system_authキースペースのレプリケーション係数をデフォルトの1から引き上げることが特に重要になります。なぜなら、1つのレプリカを含むノードが停止すると、クラスターにログインできなくなるためです。system_authキースペースのレプリケーション係数を各データ・センター内のノード数と等しい値に設定することを推奨します。
手順
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クラスター内のキースペースを更新し、そのレプリケーション・ストラテジ・オプションを変更します。
cqlsh> ALTER KEYSPACE system_auth WITH REPLICATION = {'class' :'NetworkTopologyStrategy', 'dc1' : 3, 'dc2' : 2};
あるいは、SimpleStrategyを使用する場合は以下のようになります。
cqlsh> ALTER KEYSPACE "Excalibur" WITH REPLICATION = { 'class' :'SimpleStrategy', 'replication_factor' : 3 };
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影響を受ける各ノードで、
nodetool repair
コマンドを実行します。
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ノードでのリペアが完了するまで待ち、次のノードに移動します。