自動リソース生成のカスタマイズ
solrconfig.xmlおよびschema.xmlの生成をカスタマイズするためのYAML形式のオプション。
YAML形式のファイルにオプションを指定することによってsolrconfig.xmlおよびschema.xmlの生成をカスタマイズできます。
- auto_soft_commit_max_time
-
最大自動ソフト・コミット時間(単位はミリ秒)。
- default_query_field
-
クエリーでフィールドが指定されていないときに使用するためのスキーマ・フィールド。
- type_mapping_version
-
Solr/Cassandra型マッピング・バージョン。
- directory_factory_class
-
factoryディレクトリーのクラス名。
- enable_string_copy_fields
-
キーでないテキスト・フィールドに対して、格納されない文字列コピー・フィールドの生成を有効にするように指定します。テキスト・データはトークンが付けられているかいないかのいずれかになります。enable_string_copyフィールドはデフォルトではfalseです。trueにすると、格納されずトークンも付けられていないコピー・フィールドを作成するので、両方の方法でテキストを所有できます。
- exclude_columns
-
除外するカラムのコンマ区切り(CSV)リスト。
- generate_docvalues_for_fields
-
生成されたスキーマでdoc値を自動的に構成するようにフィールドを定義します。考えられるすべてのフィールドを追加するには、以下のように'*'を指定します。
あるいは、フィールドのコンマ区切りリストを指定することもできます。以下に例を示します。generate_docvalues_for_fields:'*' ## このパラメーターは省略可能で、値を指定しなくても構いません。
generate_docvalues_for_fields:uuidfield, bigintfield
- include_columns
- 含めるカラムのコンマ区切り(CSV)リスト。空の場合、すべてのカラムを含めます。
- index_merge_factor
-
インデックス・マージ係数。
- index_ram_buffer_size
-
インデックスRAMバッファー・サイズ(単位はMB)。
- lenient
- サポート対象外の型のカラムに遭遇してもエラーを生成せずに、無視してリソースを生成し続けます。デフォルト:false
- resource_generation_profiles
- インデックス・サイズを最小限に抑制するには、リソースの生成時に適用するプロファイルのCSVリストを指定します。
- spaceSavingAll - 以下のオプションをすべて適用します。
- spaceSavingNoTextfield - TextFieldsなし。代わりにStrFieldを使用します。
- spaceSavingNoJoin - 非表示のプライマリ・キー・フィールドのインデックスを作成しません。コア全体で参加を防ぎます。
- spaceSavingSlowTriePrecision - トライ・フィールドprecisionStepを'0'に設定し、スペースの大幅な節約を実現しますがクエリーの速度は低下します。
resource_generation_profiles:spaceSavingNoTextfield, spaceSavingSlowTriePrecision
- rt
- ライブでのインデックス作成を有効にして、インデックス作成スループットを向上させます。クラスター1つあたりSolrコア1つにライブのインデックス作成を有効にします。
rt=true
solrconfig.xmlおよびYAMLファイルをカスタマイズする例
たとえば、solrconfig.xmlおよびYAMLファイルをカスタマイズするために使用する以下のオプションをリストするYAMLファイルを作成します。
default_query_field:name
auto_soft_commit_max_time: 1000
generate_docvalues_for_fields:'*'
enable_string_copy_fields:false
dsetool
コマンドを使用してコアを作成し、solrconfigおよびスキーマ生成をカスタマイズします。coreOptionsを使用してYAMLファイルを指定します。以下に例を示します。
dsetool create_core nhanes_ks.nhanes generateResources=true coreOptions=config.yaml
ライブ・インデックス作成をオンにした状態でコアを作成する例
ライブ・インデックス作成(RTとも知られる)によってコアを作成するには、
dsetool
コマンドを使用してコアを作成し、coreOptionsを使用してrt:true設定を含んでいるYAMLファイルを指定します。たとえば、以下のようにします。dsetool create_core udt_ks.users generateResources=true reindex=true coreOptions=rt.yaml
ここで、rt.yamlの内容はrt:trueです。
dsetool
を使用してコア・リソースを読み取ることによって、DSE Searchがsolrconfigおよびスキーマを作成したことを確認できます。
暗号化によってコアを作成する例
新しいコアの暗号化を有効化することができます。