更新メトリクスMBean

更新メトリクスMbeanはインデックス付けのパフォーマンスを調整するのに役立ちます。

更新メトリクスMBeanは、パスtype=search,index=core,name=UpdateMetricsによって識別されます。ここで、coreは、メトリクスが参照するSolrコア名になります。

このMBeanは、インデックス更新を実行するのにかかった時間を記録し、以下のメイン・フェーズに分割されます。

書き込み
Solrドキュメントを変換して、Cassandraに書き込んだときの所要時間です(SOlrj HTTP APIでインデックスを作成する場合にのみ使用可能です)。
QUEUE
インデックス更新タスクをインデックス・プールに配置するのにかかった時間です。
PREPARE
実際のインデックス更新準備にかかった時間です。
EXECUTE
Luceneでインデックスの更新を実行するのに実際にかかった時間です。

更新メトリクスMBeanは、バック・プレッシャー、スレッドのインデックス付け、RAMのバッファー・サイズ、マージ係数など、インデックス付けのパフォーマンスに影響を与えるすべての要因の調整の指針にするのに役立ちます。

Set

Mbeanからは以下のメトリクスを取得できます。
以下のMBean演算子が提供されています。
  • setEnabled(boolean enabled)

    メトリクスの記録を有効/無効にします(デフォルトでは有効)。

  • isEnabled()

    メトリクスの記録が有効になっているかどうかを確認します。

  • getLatencyPercentile(String phase, double percentile)

    フェーズごとにコミット・レイテンシーのパーセンタイルを取得します。

  • getRecordedLatencyCount(String phase)

    フェーズごとに記録されたレイテンシーのメトリクス数の合計を取得します。

  • getUnrecordedLatencyCount()

    最大追跡レイテンシーを超えたために記録されなかったレイテンシー値の合計数を取得します。

  • resetLatency(String phase)

    指定されたフェーズのレイテンシー・メトリクスをリセットします。

  • resetLatencies()

    すべてのレイテンシー・メトリクスをリセットします。

最大追跡レイテンシーは10分です。レイテンシー値は10マイクロ秒単位です。