nodetool disablethrift
Thriftサーバーを無効にします。
Thriftサーバーを無効にします。
構文
$ nodetool [オプション] disablethrift [引数]
短い形式 | 長い形式 | 説明 |
---|---|---|
-h |
--host |
ホスト名またはIPアドレス |
-p |
--port |
ポート番号 |
-pwf |
--password-file |
パスワード・ファイルのパス |
-pw |
--password |
パスワード |
-u |
--username |
ユーザー名 |
注:
- tarボール・インストールの場合は、install_location/binディレクトリからコマンドを実行します。
- RMI認証用のユーザー名とパスワードがホストのcassandra-env.shファイルに明示的に設定されている場合は、認証情報を指定する必要があります。
nodetool disablethrift
は、-hを使用して1つ以上の他のノードを指定していなければ、クラスター内の1つのノード上で実行されます。コマンド発行元のノードがコマンドの実行対象である場合、-hオプションを使用して実行対象を指定する必要はありません。それ以外の場合は、リモート呼び出しの場合、-hオプションを使用して1つまたは複数の実行対象ノードを指定します。
構文の凡例
- 山かっこ(< >)は、リテラルではなく変数を意味する
- イタリック体は指定が任意であることを意味する
- パイプ(|)記号はORまたはAND/ORを意味する
- 省略記号(...)は繰り返し可能を意味する
- 範囲記号「(」および「)」はリテラルではなく、範囲を示す
説明
nodetool disablethrift
は、ノードがコーディネーターとして動作することを阻止しているノード上のThriftを無効にします。ノードは、別のコーディネーターのレプリカであることは可能で、整合性レベルONEで読み取られたデータが古い可能性はあります。ノードが他のコーディネーターからの読み取り要求を無視するには、nodetool disablegossip
も実行されている必要があります。しかし、両方のコマンドが実行された場合、ノードはリペアを実行せず、古いデータを格納し続けます。目的がノードをリペアすることである場合は、リペア実行時の読み取り操作の整合性レベルをQUORUM以上に設定します。他のアプローチとして、ノードのデータを削除して、Cassandraプロセスを再開する方法もあります。
無効にされているノードに対して、リモートでnodetool
コマンドを-h
オプション付きで実行するには、無効にされているノードに対して、ローカルでnodetool enablethrift
とnodetool enablegossip
が実行されている必要があります。
例
$ nodetool -u cassandra -pw cassandra disablethrift 192.168.100.1