nodetool ring

ノードのステータスとリングに関する情報を表示します。

ノードのステータスとリングに関する情報を表示します。

構文 

$ nodetool <オプション> ring( -r |  --resolve-ip ) -- <keyspace>
  • オプションは以下のとおりです。
    • (-h | --host) <ホスト名> | <IPアドレス>
    • (-p | --port) <ポート番号>
    • (-pw | --password) <パスワード>
    • (-u | --username) <ユーザー名>
    • (-pwf <passwordFilePath | --password-file <passwordFilePath>)
  • -rまたは--resolve-ipは、IPアドレスの代わりにノード名を表示することを意味します。
  • -- オプションと間違えられるような引数とオプションを分離します。
  • keyspaceはキースペース名です。

構文の凡例 

  • 山かっこ(< >)は、リテラルではなく変数を意味する
  • イタリック体は指定が任意であることを意味する
  • パイプ(|)記号はORまたはAND/ORを意味する
  • 省略記号(...)は繰り返し可能を意味する
  • 範囲記号「(」および「)」はリテラルではなく、範囲を示す

説明 

ノードのステータスと、クエリ対象ノードによって決まるリングに関する情報を表示します。この情報から、ロード・バランスの状況や、ダウンしているノードがないかなど知ることができます。クラスターが適切に構成されていないと、それぞれのノードが異なるリングを示すことがあります。ノードがリング内で同じように表示されていることをチェックしてください。仮想ノード(vnode)を使用する場合は、簡潔な出力を表示するnodetool statusを使用してください。

  • Address

    ノードのURL。

  • DC (data center)

    ノードを含んでいるデータ・センター。

  • Rack

    ラック、またはAmazon EC2の場合には、ノードのアベイラビリティー・ゾーン。

  • Status - UpまたはDown

    ノードが機能しているかどうかを示します。

  • State - N(正常)、L(離脱)、J(参加)、M(移動)

    クラスターから見たノードの状態。

  • Load - 90秒ごとに更新します。

    snapshotsサブディレクトリーの内容をすべて除外した後の、cassandraデータ・ディレクトリーに含まれているファイル・システム・データの量。すべてのSSTableデータ・ファイルが含まれるため、TTLが期限切れになったセルやトゥームストーン・データなどの、クリーンアップされていないデータも含まれます。

  • Token

    リストされている値までのトークン範囲の終わり。トークン範囲の説明については、「Data Distribution in the Ring」を参照してください。

  • Owns

    データ・センターごとにノードが所有しているデータの割合にレプリケーション係数を掛けたもの。たとえば、ノードがリングの33%を所有しているとき、レプリケーション係数が3の場合には、100%と示されます。

  • Host ID

    ノードのネットワークID。