高速書き込み中に読み取り速度が低下する

クラスターのI/O能力が、クラスターが受け取っている書き込み負荷を処理するには不十分です。

「tablestats」のSSTableの数をチェックしてください。数が増え続けている場合、クラスターのI/O能力がクラスターが受け取る書き込み負荷を処理するには不十分です。データが多数のSSTableに散らばっていて、それらを減らすためにコンパクションが絶えず実行されるため、読み取り速度が低下しています。この問題を解決するには、クラスターにマシンや、SSDなどの高速ドライブを追加することでI/Oのキャパシティを増やす必要があります。

SSTableの数が比較的少ない（32以下）場合、マシンあたりのデータ量に対するマシンあたりの利用可能なファイル・キャッシュ、およびアプリケーションの読み取りパターンを検討する必要があります。ファイル・キャッシュの容量はTotalMemory – JVMHeapSizeとして計算できます。データ容量がこれより大きく、読み取りパターンがランダムに近い場合、ディスクをシークするには、キャッシュ対データ比と等しい読み取り比が必要です。回転メディアの場合、この操作は遅くなります。いくつかのホット行があり、その数が極端に多くない場合は、100%のキー・キャッシュと少量の行キャッシュ（10000〜20000）を使用してこれらのシークの多くを緩和できる場合があります。